2020/06/24 のログ
ご案内:「浜辺」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 少女が一人、釣りをしている。

「~♪」

雨見風菜。
自分の異能の糸を海面に垂らしつつ歌っている。
歌の内容は彼女には似つかわしくない自己中心的な女王様の主張のような歌詞だ。

雨見風菜 > 「~♪」

歌が変わる。
今度の歌は、特別になりたい平凡な少年の歌。

糸にアタリはまだ来ない。

雨見風菜 > ぴくり、と糸に反応。
即座に引き上げ、釣れたのは……空き缶。

「ま、釣りは気長に構えるしかないですよね」

そう独り言ち、ゴミ袋に入れる。
再度、海面に糸を放つ。

「~♪」

今度の曲は格好いい……覗きの犯行声明曲。
ここまで同じゲームの曲だ。

雨見風菜 > 「~♪」

また曲が変わる。
今度は理不尽に人生を奪われた少女の嘆きのような曲。

アタリは無い。
のんびりと構える風菜。

雨見風菜 > 「~♪」

またまた曲が変わる。
人を操り自分もろとも破滅に足を向けるかのような曲。

「~♪……あっ」

だが途中で中断する。
聞いていた人がいれば、三つ前の女王様の曲の歌詞の一部が混ざったと分かる。

「うぅん、あっちの印象が強いですね……」
「~♪」

今度は愛しい人を失った者の、世界と友人への怨嗟の歌。
やはりずっと同じゲームの曲である。

ご案内:「浜辺」にシスター・アリアさんが現れました。
シスター・アリア > 「んしょ、んしょ、ん?」

今日は浜辺でゴミの片付けをしているらしい、一人で

雨見風菜 > ぴくりと反応。

「この、手応え……無理ですね」

あっさり糸を切って放棄。
絶対に大物であるのだが無理は禁物。

「身の丈に合わない獲物に無理をしても意味がないですしね」

言って、糸に新たに釣り針をつけて海面に放つ。

あまり周囲に気を払っては居ない。

シスター・アリア > 「釣れますかぁ?」
見えない脚を足音のしないものに"変え"て、指を伸ばして、少女の背中を指で押してから隣で声をかけて

雨見風菜 > ビクリ、と驚く風菜。
雨見風菜 > 「ああ、こんにちわ。
 今日のところは今のところ釣れていないですね。
 釣れたのはそこの空き缶程度です」

と、ゴミ袋に入れた空き缶を指す。

シスター・アリア > 「こんにちわぁ、あらあら大変ですねぇ」
おっとりと微笑んで空き缶を自分の持ってる袋に入れて、作業をしている姿は、姿は、とてもたわわに実っていた

雨見風菜 > 「まぁ釣りって忍耐も必要ですからね」

胸の豊満な女性が二人。
男であれば挟まりたいと欲を持ちそうな光景である。

「私には技術もないですし、基本的には忍耐ですね」

シスター・アリア > 「お疲れ様ですぅ、飲みますかぁ」もぞもぞ胸元に手を入れ、何故か冷えたジュースを取り出して手渡そうと
雨見風菜 > なるほど、そこに仕込むかと感心し。

「良いんですか?では、遠慮なくいただきます」

受け取ったジュースの冷たさに驚く。

(空間魔術……?だとしたら羨ましいですね)

シスター・アリア > 「いえいえ、これも人を助けよ、ですからぁ」

実際は異形化した部分で冷やしただけであるが、言う必要もないのでにこにこと笑い

雨見風菜 > 無論、風菜は目の前のシスターが異形であることは知らない。

「あなたは……ゴミ拾いですか。
 お疲れさまです」

そういう風菜も、手近なゴミは拾っていた。
ただ、さほど量はないし、拾った後から流れ着いたゴミは放置してもいる。

シスター・アリア > 「いえいえ〜これも思し召しですし」

丁寧に一つ一つをガチガチやるアレで拾って分別し、にこにこと働いている

雨見風菜 > 「っと、失礼」

糸を引き、魚を釣り上げる。
トコヨオオカサゴだ。

「先程のジュースのお礼に、いかがですか?」

手慣れた感じで針を抜いて、聞いてみる。

シスター・アリア > 「あらあら、ありがとうございます〜」
ビニール袋に入れて受け取り

雨見風菜 > トコヨオオカサゴをシスターに渡せば、また海面に糸を放つ。

のんびりとした空気だ。

シスター・アリア > 「ら〜」聖歌を歌いながらまめまめしく掃除とゴミ拾いをする姿は、銀髪も相まって絵画のように見えるだろう
雨見風菜 > シスターの聖歌を聞きつつ。
のんびりと釣りをする。

シスター・アリア > 「あらら、私ってば、お恥ずかしい」真っ赤に照れながら

「お耳汚しをすいませぇん」

あわあわとし

雨見風菜 > 「えっ、いやそんなひどいものではないと思いますよ。
 だいたい私だってさっきまで一人で歌ってましたし」

実際、そんなに慌てるものなのかなぁとも思いつつ。

シスター・アリア > 「いえいえ、ちょっと調子に乗ってしまいました」あはは、と笑いながら

「あ、引いてますよ?」後ろから覗き込むように

雨見風菜 > シスターの発言が早かったか、風菜の反応が早かったか。
まあ厳密に言えばシスターの発言のほうが早かった。
とまれそんな勢いの反応で引っ張り上げようとしたが、大物気配を感じて糸を切断する。

「残念、私の身の丈に余る大物でした」

茶飯事であることを説明するように。
そうして糸に針をつけ、また海面に放つ。

シスター・アリア > 「む、残念ですねえ」

ちょっと覗き込むように密着してきた、ふよん、君にはわかる、この人
つ け て な い

雨見風菜 > まあ付けていないのは風菜も同じだ。
いや、付けているといえば付けているが縄でしか無い。

「一度引きずりこまれかけましたしね」

シスター・アリア > 「なぁるほどぉ、それはそれはぁ」

なんかバイノーラルで囁かれてるようなやつ、ASMR的なやつだ、吐息が近い、パーソナルスペース、はよ、やつは死んだ

雨見風菜 > 「シスター。少し、近くないですか?」

拒絶の声色はない。
むしろ、確認だ。
意図的にやっているのだろうとは思ったが、勘違いだったら恥ずかしい。

シスター・アリア > 「あら、あら、あらぁ、すいません」 

ゆっくり体を離して、名残惜しい体温が離れていく

雨見風菜 > 「ちょっと誘われてるんじゃないかと勘違いしちゃいましたよ」

茶化すように。
いや、茶化しているのは自分を、ではないだろうか。

シスター・アリア > 「いえいえ、すいません私こそぉ、よく勘違いさせてしまうらしくてぇ」

あたふたと頭を下げて

雨見風菜 > 「わざとでしたら誘いに乗ろうとも思いましたが。
 シスターは魅力的なのですから気をつけたほうが良いと思いますよ」

くすり、と笑って。

(なにか、普通の人間っぽくない気がしますしね。
 殺されるとかでなければ興味はありましたが)

シスター・アリア > 「いえいえー、では私はこれでー」

ぺこりと頭を下げて、岩場の方に行ってしまう

雨見風菜 > 「ええ、お気をつけて」

シスターを見送り。

「~♪」

また歌い始める。

シスター・アリア > 大分離れた、遠くの岩場にて

「チッ、反応でも見ようと襲い掛かられたら食えたのに、なあ、ガワとしてもキープできタンダがナア、くそが、痴女のくせに」

なんであいつ縄着てるんだよ、ってボヤきながら、貰った魚を別の口で喰らう異形の姿、獣のようで、虫のようで、人ではない、姿であった。

ご案内:「浜辺」からシスター・アリアさんが去りました。
雨見風菜 > もちろん、そんなシスターが悔しがってるさまを風菜が知ることはなく。
背筋に寒気が一瞬走った程度は感じたが。

「……?シスター?」

シスターの去った海岸に、風菜の声に答えるものはおらず。

ご案内:「浜辺」から雨見風菜さんが去りました。