2020/06/26 のログ
ご案内:「浜辺」にドクトル・リーベさんが現れました。
ドクトル・リーベ > "門"が閉じた。
異世界とこの世を繋ぐ脆弱な、それでいて間違いなく繋がっている橋。
その橋を渡ってやってきた地獄からの使者が、学園のある島へと両足をついてから早3日が過ぎた。

「フッフッフ………」

白衣を翻し、深夜の浜辺をサングラスをかけて歩く少女。
小柄な、吹けば飛ぶような体の奥に秘められた黒い意思は煮えたぎるように燃え盛り。
やってきた新たな世界への欲望は牙をむき出しにして涎を垂らす。
本人からは垂れてません。垂れてないってば。

「この世界のことがよーやくわかってきたわね………」

異世界へ飛ばされた当初は、何も分からず困惑するばかり。
やってきた制服姿の一団からは必死に逃げ延びたものの、行く宛も無く。

ドクトル・リーベ > 僅かな戦闘経験から分かったこと。

「ここの世界は名乗りを待ってくれないのね………。」
渋い顔をするドクトル。天才的頭脳が導き出した答えは、あまりにロマンに欠けるもの。
悪い人間であるとアピールをしようとしたらいきなり片手を掴まれて、はい話は部屋で聞くからねーされた。
なんたること。許されない。


正義の味方との戦闘は30分! 爆発しても死なないし黒焦げアフロは当たり前!
電流? あの骨が透ける奴ね!!

そんな自分の世界の常識が一つも通用しないことに、少女は唇を噛む。

ドクトル・リーベ > 「こっちの世界で秘密結社立ち上げからやり直しかー。」

とほほー、と肩を落とす。
前の世界ではいい感じに軌道に乗っていた、とは彼女の談。

「……でも、世界征服のために! えい、えい、おー!」

片手を振りあげて気合一発。今日がこの世界への死の宣告だ。
地獄のカウントダウン待ったなし!

ご案内:「浜辺」からドクトル・リーベさんが去りました。