2020/06/27 のログ
ご案内:「浜辺」に常葉桜 柚依さんが現れました。
■常葉桜 柚依 > 家の窓から見える海。
いつだろういつだろうと海開きを待って毎日そわついていたが、ついに待ちきれなくなって浜辺に降り立っている少女が一人。
学校帰りの制服姿で、陽が落ちる前の海を裸足で歩いている。
ローファーとタイツはまとめて砂浜へ置き去りだ。
■常葉桜 柚依 > 「暑かったししょうがないよねぇ~…ちょっとだけつまみ食いしても許されるでしょぉ~」
浅瀬でちゃぷちゃぷと水を蹴りながら、冷たさを楽しんでいる。
流れる汗と跳ねた水が夕日に照らされてキラキラと光っていた。
おおよそ高校生とは思えない一人遊び。
学校の友達に見られたらちょっと恥ずかしいかもしれない。
■常葉桜 柚依 > ギャルグループと一緒にいるものの、当人はギャル文化に疎いため らしくないことをしては弄られているのだ。
嫌いではないのだが、ちょっと子供っぽい自覚があるので少々気にしているのだ。
一度家に帰って荷物を置いてきた後なので、今日は後腐れがないと思ったのか。
ばしゃんっと背中から海に倒れこむ。
「気持ちいい~…!」
髪も制服もびしょびしょになっても、気が抜けたようにへにゃりと笑う。
■常葉桜 柚依 > 当然、プールとは違って海水なので。
塩っけのある水が鼻や口に入ってちょっと噎せている。
「ぅげほっ、おぇ」
本当に誰にも見られていなくてよかったと思う。
■常葉桜 柚依 > 「はー…夏になったら、皆で海水浴したいなぁ」
海の家とか出るんだろうか。水着も買いに行かないといけないね。
露出がちょっぴり恥ずかしいのは…異能で何とかすればいいのだ。
皆よりスタイルが良くないのは気になるけれど、一番は一緒に楽しみたいという気持ちだ。
「それまで、楽しみはとっとかないと」
そう言って、ポケットからスマホを取り出した。
防水じゃなければ即死だっただろう。彼女のスマホは防水であった。安心。
濡れた手を空に翳し、スマートフォンのシャッターを切る。
そうすると、ざばっと水を滴らせながら起き上がり、スカートを絞った後。靴を回収して家に帰るだろう。
■常葉桜 柚依 > 暫くして、彼女のSNSに写真が投稿される。
『もうすぐ、皆で行けるかな?』#海 #海開き待機
ご案内:「浜辺」から常葉桜 柚依さんが去りました。