2020/07/15 のログ
ご案内:「浜辺」に火渡 纏さんが現れました。
■火渡 纏 > 袴にサラシ、そのまま上着を着ることなく派手な柄の羽織を肩に掛け。
見回りと称して、浜辺を颯爽と歩いていく。
「ちらほらと花火をしている連中は居やぁするが、バケツを用意してやがるから、良しとするかぁ!」
カッカッカッ!と笑って歩く。
■火渡 纏 > 羽織の内側からヒラリヒラリと淡い光が漏れては消える。
もっとも、それでも夜の海と言うのは暗い。
火元を見逃しては一大事とばかりに、あちらこちらに視線を寄越し。
火が見えれば近くより、備えがあるかを検める。
「おうおうおうおう、兄ちゃんたち。
花火を楽しむのぁ止めねえが、きちんと水を用意しておかねえとダメだぜ?
ここらじゃ延焼の心配こそねぇが、兄ちゃんたちが火達磨じゃあ笑えねぇ。
バケツ一個で防げるってんなら 安いもんだろう?」
■火渡 纏 > 「なんでぇなんでぇ バケツとか持ってねぇのかよ。
カーッ!!仕方ねえなぁ、今回だけだぜ?」
羽織の下からスルスルと淡い色合いの光の帯が、ひとつふたつと伸び出して。
「兄ちゃんたち、こいつに触っちゃいけねぇよ?
さわるとあっと言う間に困った事になっちまう。
あ、さて。さてさてさてさて。
これより起こるは、ちょっとした手妻の類。ただしタネも仕掛けもないと来た。
あーアブねえから。ほんっとアブねぇから。
そそそそ そこから近づかないでくれよ」
帯をくるくると巻いたまま、そっと海水に着ける。
ピシリピシリと割れる音がしたと思えば、すぐに取り出し。
「こっからがキモってやつさ。
何してるって? 即席で作った氷の容器ってやつだ。
一晩くれぇなら大丈夫だろうからよ、こいつ使って火事にゃあ気を付けておくれよ」
■火渡 纏 > 「それじゃあ、兄ちゃんたち。邪魔したな。
後片づけも忘れずに、しっかりと花火を楽しんでくれよな!」
カッカッカッ!と笑ってその場を後にする。
たまにいるのだ、勢いでコンビニで花火買って遊ぶ連中が。
火の元をしっかりと気を付けてくれたら、別に風紀じゃないから小言を言うつもりもなし。
「でけぇ火事もきかねえし、今夜はこれで終わりかねぇ!」
ご案内:「浜辺」から火渡 纏さんが去りました。