2020/07/24 のログ
ご案内:「【イベント】悪魔の岩礁」に園刃 華霧さんが現れました。
■園刃 華霧 >
はるばる海を歩き、岩礁へ飛び乗り……
「……ったク!
りおちーまデ、あーンな変わっちマってるトかサ―!
マジで反則じゃネーの?」
第一声はそれだった。
思わず座り込む。
「ァー、クソ、ホントまじで。
ホント、さぁ……
なンなんダよ……」
信じていたところはあった。
怪我の話で、多少の変化はあるだろうと読んではいたが、
まさか、"救いの手"を出してくるとは……
いつもの傲慢傲岸な態度で
『貴様が選んだのだ、好きにしろ』で終わると思ったのに。
「なンなんダよぉ……」
拾った岩礁の欠片……と思しき何かを、海に向かって放り投げた
■園刃 華霧 >
「やっぱリ、アタシの手には、何も残らない……
アタシは、置いてケぼり、ナんだナ……」
石を拾って、再び投げる
ぱしゃん……
小さな音が静かな波の音に混じって聞こえる
「『戻ってこないか?』だっテさ。
戻ってドーなるヨ。結局、ハンパなママじゃンか。」
ガンッ
岩場に拳を打ち付ける
痛い
痛い、が
生きていることを実感できる
この場にいることが体感できる
「ハー……
クソアフロもこねーシ。
いっそ、こいつ、動かシちまオーか……」
手の中にデバイスを取り出して
しばし、それを眺める
■園刃 華霧 >
デバイスを静かに眺める
黒光りするソレは、まだ命を吹きまれておらず
ただ、沈黙するだけ
怪異が棲家にしていた、という地は
そんな様子を欠片も見せず
ただ波の音だけが静かに響いている
「……ヤーめた。
あのアフロマン、遠慮なク踏み込んでキやがったシ。
ぶん殴って、目の前で作動、クらいしナいと気が済まン」
デバイスをあぐり、と咥え
そのまま飲みこんだ
手には、何も残っていない
空っぽだった
「でモな。
時間制限付きだカんな?
来なカったら……ヒヒ。
<誰も来なかったから園刃華霧は死にました。アフロのせいです。あ~あ。>
とかナっても知ンないゾー?」
ひひひひひ、と笑った
笑った
「マ、死ぬツもりも、ナいけどサ。
サ、来ーるーかーナー?
ひひひ」
けらけらけらけら
笑いならが立ち上がり
そのまま、海に足を踏み入れ
その場を去った
ご案内:「【イベント】悪魔の岩礁」から園刃 華霧さんが去りました。