2020/09/22 のログ
レニー > 「さっきしたばかりだろ」

振り回した少女の忘れてしまっている様子にあきれ顔。
そんな少女は自分よりも小さく捕まえてしまうと腕の中。
トングは取り返されてしまったが逆に両手が開いて捕まえる力だ強くなり。

「言っても聞かないお前が悪い。
お仕置きするからな」

脚をじたばたさせる少女を抱き持ち上げたまま有家手。
尻尾を微妙な力具合で握られると耳が震えるように動き。
その事に少女を睨みつけると抱き上げたまま歩きだして。

幣美奈穂 >  
「し、しませんもんっ」

さっき、と言われると。ちょっと声が弱まりまして、視線を逸らします。
トングを取り返しましたが、腕の動かせる範囲は狭く。
そしてお尻尾を手放しますと、何をしてくるか分からない男の子。
ど、どうしようとか思いますけど。

「――!
 お仕置きするのはわたくしです!」

くるり。
トングに付け根に指を引っ掛けますと、逆手持ちにしまして。
それで先端を・・ずりっと自分の身体を持つ相手の腕を、服で滑らせるようにして下に。
トングで深く挟んでしまおうとするのです。
片側は袴の結び紐に差し込んでしまうのです。

「泣いたって、知りませんからねっ!」

上手くは挟めておりましたら、草履の脱げた片方の足。
それを持ち上げて。
トングの先っぽを身体方向に押し付けます・・。
トングの間で男の子の腕を挟んで。梃子な原理でぎゅっと絞める感じにしようとするのです。

レニー > 「説得力がないから」

視線をそらせて声の勢いが弱まる様子に呆れ声。
トングは奪われてしまったが捕まえているので振り回せないだろうと。
尻尾は掴まれたままではあるがやられた分はやり返そうともう決めていて。

「俺に変わった。尻尾の分はやり返すから」

そんな腕の中でトングを逆手持ちにするのが見え指してくるのかと警戒。
そのトングは腕を服で滑らせるように下に押し込まれて挟まれ。

「いた……、もう許さないからな…」

更に脚が上がりトングの先が押し付けられ、間に挟まれた腕が凄く痛く。
トングが食い込んだ皮膚が避けて血が滲み、その痛みにますますムキになり。
絶対にお仕置きをして泣かせると腕の痛みを我慢して絶対に逃がさないように抱き寄せていくのです。

幣美奈穂 >  
「お尻尾さんは、あなたが返さないからでしょう!」

片手で握ったまま、きりりっ、言い返します。
もっぎゅもっぎゅと尻尾を握って緩めて握って緩めてとマッサージするのです。
こうなっても忘れない、尻尾愛なのです。

相手が警戒したのを、腕の強さで感じます。
正直、華奢な美奈穂にとってはちょっと苦しいのです。

「んん~っ、えいっ、えいっ」

草履の脱げた足袋靴下で、一生懸命にトングの先を押すのですけど。
抱き寄せられてぐぅ・・息しずらく苦しいのです。
ぎゅっとつむった目。もう目尻に涙が浮かんでます。
なんどもぐいぐいしますと、袴の結び紐が緩みかけてしまうのですけど。

レニー > 「もう持ってってるから…離せばいい…!」

もうトングは奪われているので尻尾を握られている理由もない。
だから放せというは尻尾への握る動きマッサージは続いている事に文句を言い。

こうなると半ば自棄、意地でもお仕置き、仕返しをしてやると決め。
苦しそうにしていても力は緩めず。

「この……!」

トングで腕を挟まれ、それをやめさせようと抱きしめての攻防。
このまま泣かせてしまいそうな勢いだったが先に腕の痛みに根負けをして少女を突き飛ばすように離して。

「ったい……覚えてろ。次は仕返ししてやる」

そういう怪我をしてしまった腕を押さえて逃げるように離れて。

幣美奈穂 >  
「まだきちんと手入れできてないもの・・!」

つやつやぴかぴかになっていないお尻尾さん。
離すには不満があるのですけど。

「――けほっ」

ぎりりっと締まる腕に。
苦しそうな息がでてしまうのです。
そこで突き飛ばされますと、「きゃあっ!?」と砂浜に転がりながら。
けほけほっとするのです。
突き飛ばされて、お尻尾さんを手放してしまいます。
ついでに、少し脱げかけている袴もありますけど。

「そ、その時はあなたに謝らせてやるのですから!」

相手に怪我をさせてしまった意識まではないのですけど。
抱きしめられていたお腹を軽く押さえて咳をするのです。
そのため、去る男の子にそんな言葉しか投げかけられなかったのです。

レニー > 突き飛ばし距離を開ければ睨むように少女を見つめ。
その姿を見れば少しだけ視線が鋭くなるが深呼吸をして落ち着き。

「おまえに謝らせてやるから。覚悟しておけ」

怪我をしてた腕は巻き戻るかのように傷が塞がっていき。
せき込む少女にそう告げると立ち去っていくのでした。

幣美奈穂 >  
暴れたのですけど、すぐ回復する体力は息切れ一つしません。
でも、痛みだけはな身体が治っても暫く痛むのです。

目尻に涙を浮かべて、きっと見ながら見送りまして。
落ちたトングを拾いますと、衣装が乱れているのに気づきます。
きゅきゅっと身支度を整えてから、消えていった方向を見るのです。

「風紀委員として・・受けて立つのです・・!」

きりりっ。
風紀委員の人が、悪いことをする人をとりしまったりしているのは知っているのです。
ですが、そんな業務はきたことがない美奈穂。
とうとうこの時が・・と無駄に意気込む姿を見せていたのでした。

ご案内:「浜辺」からレニーさんが去りました。
ご案内:「浜辺」から幣美奈穂さんが去りました。