2020/09/29 のログ
ご案内:「浜辺」に焔誼迦具楽さんが現れました。
焔誼迦具楽 >  
 紅いコントレールが海の上で、稲妻のような軌跡を描いている。
 雷鳴のような鋭い炸裂音を連続させると、暫くして。
 紅い光は尾を引いてを浜辺に降り立った。

「──よしっ!」

 声を上げて拳を握りこむのは、スイムスーツ──薄い、体のラインがくっきり浮き上がるボディスーツに身を包んだ少女。
 迦具楽は確かな手応えを感じながら、楽しそうに空中に投影されたスクリーンを操作する。

焔誼迦具楽 >  
 大会まで、この日を含めあと二日。
 明日にはこの場所で、会場の前日設営が行われるため、練習に使える最後の日だった。
 まあ、別に他の海岸を使えばいいだけなのだが。

「何とか間に合った、かな。
 うん、手ごたえはあった」

 大会に備えて考え続けた、新しい技、戦略。
 ここで出会った友人の言葉によって、その手掛かりを得られたのだが。
 この日、ようやく手ごたえを得る事が出来た。

焔誼迦具楽 >  
 ドローンのAIもかなり性能が安定し、練習とまではいかなくても、運動くらいにはなる。
 おかげで、新しい動きを試す事も出来るようになったのだ。
 なんとかカタチになった技を、イメージしながら一休み。

「んー、あともう少しで安定させられそうなんだけど。
 まあ無茶やってるのは間違いないしなぁ」

 迦具楽は、本来のエアースイムの動きから、かなり逸脱したものを試していたのだ。
 そのため、どうしたって前後の体勢が崩れたり、後の状態がよくなかったりと悩ましい。
 残った時間でそこを可能な限り詰められればいいのだが、と言ったところだった。

ご案内:「浜辺」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
海岸にととっほとっほ。
浜に脚をとられかけて、ちょっと歩きにくい。
人が色々くるというのと、大会というので。しばし怪異が近づかないようにと結界を張りに来たのですけど。
しゅぱっとした光景に、美奈穂は少しお口を開けてしまいます。

すごいすごい!
人があんなようにしゅぱっとできるなんて!

心の中で興奮してしまうのです。
とてとてっと、機材に触れないようにしながら、海の方へちょっと近づくのです。