2020/10/04 のログ
ご案内:「浜辺」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > ざざーん、ざざーん。


これが海。私の世界では見た事ないもの。
ずーっと、ずーっと続いている水たまり。

「……なんか魚みたいな臭いがします。」

少しベタベタした風がなんか生っぽい感じの匂いを運んできます。

フィアドラ > 「この底の方にいけば人魚の人とかもいるんでしょうか?」

コンクリートの上に横になって海の中を覗き込みます。
私の世界よりずっと綺麗な水の中には魚が泳いでいるのが見えます。

「……届きません。」

掴まえようと手を伸ばしてみますが全然水の中に手は届きません。

海に入ればなんとか届くでしょうか?

ご案内:「浜辺」に御幣島埜瀞さんが現れました。
御幣島埜瀞 > ざざーむ ざざーむ

海の白波が繰り返し 岸辺に打ち付けて
塩辛い風が 生乾きの空気に混ざるようにやってきます。
シンプルな竿と釣り糸と釣り針を備えた釣竿を手に波辺へとやってきた。

「海こそこば 何か釣るるならむ?」

…訂正、発音 言葉と共に少々古風な感じを呟きを零し乍らやってきました。
ややコンクリートの上に横になっている人影を見た気がして―

「おい、安穏か?さて何せり!」

フィアドラ > 「こうなったら入るしか……。」

制服を脱ごうとしたところで誰かにはなしかけられます。

「えっ!?えーと……。あのごめんなさい…何ていいました?」

知らない言葉です!
私はこの世界に来てあまり経ってないので知らない言葉も多くあるのです。

……でも、多分心配してくれてるような気はします。

御幣島埜瀞 > 横になっていたかと思いきやその人影はいそいそと服を脱ぎ始めようと動き始める。
このような時期の海に飛び込むなり海に進もうとする猛者は信じられないという驚きと共に

「早まるな!命を軽んずな!!」
(翻訳すれば 早まるな、命を軽んじるな)

「何を言ひきや?いづこより説明すべしや。」
(翻訳すれば 何と言ったか どこから説明すればよいか)

ほぼ古い言葉であり ネイティブな発音こそ不慣れな様子ではない。
少し考えた後、言語などどの様に翻訳されているか
見当がつかないが共通語を口にすればよいのかと思いこんで

「ちと待て。我の喋る言語が古いと見た。この時期の海に入ると風邪をひくぞ?」

取り合えず入るのはやめた方がよい、とやや堅苦しい言葉遣いに改めた模様。

フィアドラ > 「……えーと!多分大丈夫です!」

良く分からないけど心配してくれてるのは分かりました。
必死に心配してくれてるのがその顔を見ればわかります。
この、世界に初めて来たとき……翻訳魔術が働いていない時に話しかけてきた人たちの事を思い出します。

「あー…なるほど!そういってたんですね!
 昔の言葉なんですね!」

昔の言葉だったからああいう風に聞こえたのかもしれません。
もしかすると、私の世界の言葉も古い龍の言葉ならああいう風に魔法が働くのかも…。

「でも大丈夫ですよ!私病気にならないので!」

ブイってします。

そう、私は体が強いのです、ヒュドラなので!

御幣島埜瀞 > 「そうか、ならばよし」

命を軽んじて無理をしていく若人を何人も見ていたからこそ
粗末にするのはやめろと龍っぽい彼女を心配そうに見ていた。
翻訳魔術は魔術全てに精通はしていないのもあってちょっと分かっていない。

「うむ、そうなれど、古すぎきな、いかがせりものか」

すぐに古い言葉遣いに戻ってしまう、喋っている前後で大体の意味は判明はしそうだが、
降参でもされぬ限りは言葉遣いはこのまま続けていこう。

「病にならず?さるふつつかなる体に ともしきものなり」

何とも羨ましい 病知らず。人ではなさそうな少女を改めて見て
何をどうやったら丈夫になるのかと。種族なら無理だ。

「さるほどに ここに何せむとせるなり?
 …いかん 分かるまい、ここで何をしようとしていたのだ?」

さっき見たのは海に潜ろうとしていたようなんだが、と当初に戻そうと。

フィアドラ > 「ニュアンス!!ニュアンスは分かる気がします!」

私は賢いとかよい子とか学校でも言われてますし私と同じような異邦人の人たちが集まってる授業ではかなり成績もいい方なのです!
なので、古い言葉でも何言っているのか何となくわかります!

「病にならず……サル?ふつつか…ともしき?
 病気は……えーと……体が強いのですヒュドラなので!!」

……病っていうのは分かりました!
多分、なんで病気にならないの?って聞いたんだと思います。

私はヒュドラなので何を食べても平気だし、どんな病気にもかからないのです!

「さる、せる、何せむ?
 ……はい!海っていうの今まで見た事なかったので今日おやすみだから見に来ました!
 で、見たら魚がいたので捕まえて食べようかなって……。」

魚は好きです。
もといた世界でも良く食べてました!

御幣島埜瀞 > 「にゅあんす、が如何なる言語なのか我が分からん。響きか。
 響きなのか?あと魂で感じよなのか、恐らくそんな感じであろうな?」

異世界から来たら人でなくても異邦人扱いなのか、細かい事は気にしたらだめだと諭されたので
そうかと以後細かい事を胸の内で気にすることにした。

彼女から大丈夫と言われたので言語そのもの 言葉遣いは改めるのをオフにしてしまおう。

「ひゅどら。強きものなりや?そうか、そうなのか」

ヒュドラという生物を見たのは今日が初めてに近い。
まじまじと彼女の風貌を見た、目隠れで角と尻尾がある、手袋を履いている、そして制服を纏う。
つまり常世学園のものらしい。学生らしい。以上観察終わり。

「海は広く広大なり 塩辛きが難点なれど魚は旨し。
 休日なるはよけれど、かづくより釣りし方やわろき?
 此処に釣竿持ちきけれど、よく釣るめり。」

どうだ、此処なら釣れるだろう、持っていた釣竿を軽く振って
釣ってみようかと提案を一つ投げかけて。

フィアドラ > 「私もニュアンスの意味は分からないです!
 使い方はこんなニュアンスはあってるっていわれました!」

ニュアンスの正しい意味は分かりません。私はニュアンスでニュアンスをつかっています……。

「ヒュドラすごい強いですよ!私は『くぉーたー』?ってやつなので半分くらいの強さですけど。」

そう、4分の1ヒュドラなので『くぉーたー』ってやつらしいのです。
あとは人間だったりドラゴンだったりいろいろ混ざってます。

「……ねー!おさかなおいしいですよ!」

魚は旨しっていってたので多分それはあってます。
魚はおいしいのは分かりました。

「あっ!それ釣竿ですよね!釣りするんですか!みて見たいです!」

釣り、テレビとか本とかでは見た事があるけど実際には初めて見ます!

御幣島埜瀞 > 「にゅあんす…語感か?何ならむな。」

ニュアンスという言葉は分からない、翻訳魔法が何となく言ってくるのは語感…。
首を傾げて何だろうなと悩んでいたが、ヒュドラは龍とは違うのか違うのだろうな、何かが違う。
竜人族とは違うらしい、世界が違えば違う組み合わせもあるだろうとじっと眺めてた。

「こはしや そはさて挑ままほしきぞ。されど畏ければ止む。」

やめよう、命が惜しい 此処で散るべきではない。
そこそこに魚は釣れるかというか、魚はいると彼女が先ほどまで見ていたのは確かなので

「されば釣りてみるか 釣るるかは天のみぞ知る。釣れば魚はやがて奉らむ。」

いそいそと釣るための準備を始めた。腰に下げていた小袋から練り餌を針に着け始めて
そぉい、と釣竿を動かし ぽちゃんと海に向けて竿を振るった!

(数字が大きければ 大きいほど釣れている)
[1d6→5=5]
フィアドラ > ……怖いって言ってるのでしょうか?
強すぎるので前の世界でも怖がられたりすることは良くありました。
眼が怖いってよく言われてたので今は隠してますけど……。

強いのは怖いみたいなのでちょっと弱いふりをした方が良いのかもしれません。

「わあ、楽しみです!」

釣竿のさきっぽ。針の部分に何かを付けて海に入れました。
釣れているのでしょうか?

海の中を覗いて見れば……あっ!魚が集まって来てます!!

御幣島埜瀞 > この身も人か否かと問われれば何であろうなと答えるに留める。
畏れはするがそれが怖いかどうかは別物で、畏れはするも
神を畏れるという意味も含んでいるから怖いではない。

強大な相手に挑んでも それが無駄でなければ挑みがいがあるものぞ、と説明をしないのも
勘違いされていることに気づかない神子でした。

「重しな 何釣れき? 鰹か 鯛か 飛魚か 太刀魚か 翻車魚か ほかの…鮫か!?」

ぎしぎしと軋み始める釣竿 よもやぼきっと折れまいか。
磯釣り専用の自作の竿が軋むとは想定外であった。
気合を込めて 思いっきり釣り上げてみた! びたぁんとコンクリの床に叩きつけられ飛び跳ねるそれは。
[1d6→5=5]
御幣島埜瀞 > 「マンボウ…処理が大変ぞ。内臓ぞ危なき…常世マンボウか。肉は旨しとぞききし。」

びたぁんびたぁんと飛び跳ねる 中位の常世の海に住まうマンボウが釣れました。

フィアドラ > 「なんか釣れました!?」

何かが釣れました。
これは何て言う魚何でしょうか?

「マンボウ……おいしいんです?」

おっきな魚の割に全然強そうな感じはしません。
かなり変わった形……。

「お刺身でたべれます?」

お醤油とかは残念ながら持ってきてないですけど……。

御幣島埜瀞 > 「マンボウぞ。常世マンボウ。珍味の類にあたり美味であるが」

びったんびったんと跳ねる魚体の生きの良さ。ちと黙れとばかりに
着ていた衣服の端に刺していた長針を意を決してぶすっとマンボウのとある部分にぶすりと指して〆る。
鰓の下部からすっと赤い血潮が流れてぴたっと動きは止まるもまだ息のあるマンボウ。

「息じめといふ技法なり 漁師に習ひけれど成功しよかりき。
 翻車魚は食用魚かな、旨けれど刺身は日を跨がば無用かな。
 包丁持参したらねど、いかが食ふなり?持ち帰るや?
 さらば冷やせどいかがするなり?」

捌くための包丁を持っておらず、息じめはしたが持ち帰るためなら
冷やす処置をするがどうするのだと聞いておきたい。
 

フィアドラ > 「マンボウ…あなたはマンボウって言うんですね。」

顔を見ればみての通りの魚の顔。マンボウ顔です。
こっちを見て口をパクパクさせていましたが針を刺されて動かなくなりました。

「どう食べましょう、貰っても料理できません……。」

……お醤油とかつけてこのまま食べるくらいしか思いつきません。

「……このまま食べてもいいですか?」

丸かじり。魚の一番早い食べ方です。

御幣島埜瀞 > 「常世マンボウというらしいぞ。これは中位ぞ。
 大型でなくてよきかな、大型ならば釣りあげられず落ちたぞ」

釣竿がぼきっと折れただろうな、それはそれで悲しい。
針でぶすっと刺して処置済みのマンボウ。醤油も持参してない。
このまま食べる?ここで???

「丸かじりし食ふと?数人前ぞ?…内臓は寄生虫がやめおけ。」

マンボウの口に刺さっていた釣り針を抜いてから 魚を先ほどの言うとおりに差し上げたい。

食べきれるのかという顔で彼女を見たとか。

フィアドラ > 「これで中くらいなんですね……。」

これだけでも全然、お腹いっぱいになりそうな量。
大きかったら食べきれなかったかもしれません。

「内臓は駄目なんですか?分かりました!」

寄生虫っていうのは良く分かりませんけど……。
多分おいしくないのです。

「それじゃあ、いただきます。」

口を大きく開けて頭から一口。

「あっ…塩味が付いてて結構おいしいです!」

骨もそこまで固くなくて簡単に食べれます!
結構おいしいです!

御幣島埜瀞 > 「最大5mとか。書物で読んだ限りだ」

釣れぬぞその大きさ。中ぐらいの抱えて持てるか否かの大きさ。
浜辺で釣れたのは驚きに値するが釣れたものがそこにいるのだから
真実であったという事に。マンボウ釣れるのか て。

「マンボウに群がる寄生虫は危険水域なり。内臓は危険なり」

最初の一口が大きい…まじまじと見た、見詰めている中
彼女はマンボウをぼりぼりと食べ続けてる。

「うおう 食へる 始めの一口が大きなり。釣りたては美味ぞ」

その横でいそいそと釣り竿を持ち帰るのに針とか外し始めてる。

フィアドラ > 「5m……何人で食べればいいんでしょう?」

私が手を広げるよりももっと、ずっと大きい大きさ。
お父さんでもお腹いっぱいになりそうな量です。

「そんなに見られると恥ずかしいですよ……。」

そんなに見られたら少し照れます。一口の量もへってしまいます…
……半分くらい食べましたそろそろちょっと焼いて食べたい気分。

「……無詠唱、控えめファイヤポール!」

詠唱無しで呪文を唱えれば小さい炎の杭が立ちます。
そこマンボウを突き刺して……焼きます!!

刺さっている部分以外は焦げないくらいの火加減です。

御幣島埜瀞 > 「ふむ…100人で食べきれるかどうか、か?」

書物で見た限りの写真は化け物だった、釣り上げるというより
底引き網で揚げるしかなさそうな大きさだった。

「無詠唱…詠唱ごっそりないとは」
そして焼き始めた。面白いのだがぼちぼち明日が平日という事もあり、

「すまぬ、しかし、よく食ふものといたがれるなり
 さて、名残惜しけれど そろそろ我は寝床へ帰る。我は埜瀞(のとろ)、またついでがあらば会ふべかるべからむ。」

では我は帰るのでな、と彼女に自身の名を告げてから
最初から最後まで途中言葉を改めようとしたが古い言葉遣いで貫き通して、
釣竿と共に波辺を後にしていく。

ご案内:「浜辺」から御幣島埜瀞さんが去りました。
フィアドラ > 「おさかなくれてありがとうございました!埜瀞!」

そう言って手を振ります。
難しい言葉を使う人でしたけどいい人でした。

「……焼いても美味しい!」

焼けたたマンボウの身もふわふわでおいしくて醤油とか白いご飯とかが欲しくなってきました!

ご案内:「浜辺」からフィアドラさんが去りました。