2021/02/14 のログ
シャンティ > 「ほん、とうに……収穫、だった、わぁ……今度、久遠、くん……に、も……お礼、しな、いと……ねぇ……」


そこで、ふと思い出す
いま、島全体……というよりは、学生街がなんとなく賑わっている理由

「……ああ」


そういえば、そういうイベントの季節、だった
あまり縁がないので、ついつい忘れてしまう


「バレ、ンタイ、ン……そう……ねぇ……あは。そう、いう、のも……いい、かも……しれ、ない、わぁ……ふふ」


くすくすと笑う

シャンティ > 「あぁ……それ、なら……」

ふわり、と地面に降り立つ
一瞬だけ、足元が揺らぐがすぐに立て直す


「仕込み……に、いこう、かし、ら……ねぇ……? 配る、先、は……今度、は……いぃっぱ、ぁい……あり、そう……だ、もの、ぉ……」


くすくすと笑いながら女は歩いていく


「種類、も……豊富、に……向こう、も、こっち、も……あは……楽し、み……ねぇ」


笑いは風にのって……そして、静かに海へと消えていった

シャンティ > 「ふふ……ドキドキ、して、しまう、わ、ねぇ……彼ら、は……欲しい、もの……わかり、やすぅ、い……け、ど。わか、りにく、い……ヒト、は……なにが、いい……かし、らぁ……? 普通、の……チョコ、では……寂しい、わ、よ、ねえ……?」


ああ――こういう瞬間もまた、楽しいものだ
久しく感じたことのない、不思議な高揚

それをじっくり噛み締めながら、女は浜辺をあとにした

ご案内:「浜辺」からシャンティさんが去りました。