2021/10/03 のログ
ご案内:「浜辺」に伊都波 凛霞さんが現れました。
伊都波 凛霞 >  
「はっ…はっ、はっ……」

浅く息を切らせながら、砂浜を走る少女の姿
やがて立ち止まると大きく息を吐く

「ふー……っ」

首元にかけたタオルで額を拭い、海の向こう側をなんとなく眺める
赤い夕日が沈みかけていた

伊都波 凛霞 >  
「…はぁ、はぁ……やっぱり結構、鈍ってる…」

膝に手をつき、前屈みになって呼吸を整える
春先の入院生活からは結構経ち、身体機能を著しく損なうことにはなったものの
その後に少しずつ、元の運動能力を戻すよう努めてきた

特に、大きく筋肉を損傷することになった手足…
脚力は、凛霞自身にとっても重要な能力だった

こうやって負荷の大きくかかる砂浜でのランニングなども、その努力の一つ

伊都波 凛霞 >  
「いつまでも他の皆に任せっきりってわけにもいかないし、やれることはやんないとね…」

いつだか落第街を何周も走り回った時はさすがに息も切れ切れになっていたけど、
少なくとも、この程度で呼吸が乱れるようではまだまだ、だった

といってもオーバーワークは厳禁
焦らない程度に、トレーニングはギリギリに留めなければならない

「ふー……」

砂浜に腰を下ろして、小休止
さすがにオフシーズンに入り、この時間の浜辺には人はほとんどいない