2022/04/04 のログ
ご案内:「浜辺」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 暖かくなりつつある春先。
桟橋の上で風菜が釣り糸を垂らしている。

「~♪」

今口ずさんでいる曲は、人気配信者のオリジナル曲だ。
やや物騒ながら、ポップにゲームを楽しむような歌詞が紡がれる。

雨見風菜 > ピクリ、と糸に反応。
自分の『糸』だから食いつかれたことには敏感に反応する。

「よいしょ、っと」

難なく釣り上げたのはトコヨイワシ。
『収納』してまたキャスティング。

雨見風菜 > 魚がかかるまでの合間時間。
のんびり、雲が流れていく。

「~♪」

今度はとても物騒な曲だ。
軽快なライムの中に、配信者のキャラが垣間見える歌詞。

雨見風菜 > 中々かからない。
釣りにはよくある話である。

「~♪」

今度の曲はゲームのテーマソング。
大冒険に心躍らせるような歌詞だ。

雨見風菜 > また糸に反応。
糸を引き上げるが……中々引きが強い。

「むー……?」

かなり強烈な引きだ。
相当な大物が食いついているようだ。
それでも、華奢にしか見えない風菜の体は動かない。
『糸』で自分の体を固定しているから、だが。

雨見風菜 > 糸が徐々に引き上げられていく。

「うーん……250kg程でしょうか」

冷静に獲物の重さを推定する風菜。
そんな大物に持ちこたえるどころか引き寄せているのはすべて異能の力である。

「……冷静に考えるととんでもないですね」

雨見風菜 > そしてしばらくの格闘の後……

「んんっ……ふぃーっしゅ!!」

その掛け声とともに、水中から勢いよく釣り上げられる巨影。
トコヨマグロ、体重263kg!!
ずどん、と音を立てて桟橋に横たわる。

「……疲れましたね。
 あとは少し休憩してから帰るとしましょうか」

『糸』の固定を解いて、その場にへたり込む。