2021/11/08 のログ
ご案内:「常世神社」に幣美奈穂さんが現れました。
幣美奈穂 >  
昨日は、いつものように炊き出しで河川敷に行きますと。
何故かパンダさんたちが既にスタンバイ。
なんか味を占めたようですが、美奈穂が来るのは土日だけと、
手振り身振りでなんとか説明したのでした。

そんな週末明けの今日。
朝はきちんと授業にでましてお昼ご飯もお友達と頂きましてから、昼からは祭祀局のお車で神社に。
来週の例祭の打ち合わせです。
参道や境内は既に賑やかで、沢山の出店が出ております。
後でちょっと行ってみてもいいでしょうか?

打ち合わせで行きますのは拝殿や本殿ではなく社務所です。

「あっ、今日のは丸餅かしら? 角餅かしら・・?」

甘い匂いがしてきたので、ふらりとそちらに行きかけまして。
神職の方に両肩を止められ方向修正。
危ないところでした――大丈夫です、美奈穂はもうオトナです。
あっ、今日は二杯いけると思いますか?

後ろ髪惹かれているのがよく判る様子を見せながら、神主さんと打ち合わせ。
他の巫女の方々もおります。
常世祭での例祭は、常よりも賑やかにと。
あと、旧暦の宴会に出掛けられているのもありますので、
緩みやすい《封》を締め付けておくのと、現世の祝いのとして何度も神楽舞などをします。
手分けしないと大変なのです。
美奈穂の出番は、例年通り午前中か午後の早いうちだけ。
夜の例祭はお酒なども振舞われてもっと賑やかだそうですし、初穂料もちょっとお高め。

幣美奈穂 >  
あっ、去年のあの方はご成婚されたのですのね!
未婚の若い巫女が大勢ですので、賑やかです。
煎茶とお茶菓子で打ち合わせをし、修正が必要なところは修正。
今日来られた方に初穂料を配られて、希望者はおぜんざいです。
はいっ!
まっすぐに手を挙げた美奈穂、お餅は・・二個おねがいします!

残念ながら今日は、二杯目はお腹がきつくなりそうなのです・・。
神主さんからお駄賃の金券10枚も渡されます。
――!
外の出店、行ってきてもいいのですか?
両手で金券を持ち、キラキラお目めな美奈穂。
1時間だけならいいそうです。
お車もそれぐらいで出すそうです。
例祭する時なら、お着換えも持ってくるのですけど。
今日は普段の巫女服だけです。
ので、このままいそいそとお外にです。

金券10枚、夢が広がります・・!
お飲み物から攻めるべきでしょうか?
いきなりアンズ飴狙いとかいいかしら?
あっ、七味屋さん!
こういうところで、マイブレンド七味もいいですが、金券は夢の為に使いたい美奈穂です。

幣美奈穂 >  
「団子屋さん・・」

こくりっ。
みたらし団子です。
三本で金券4枚、お抹茶付き。
4枚とはなかなかな大物です。
日頃は参道側にあるお店なのですが、境内に出店なようです。
だいたい祭祀局のお車で送り迎えされる美奈穂は、実は参道は数回しか通ったことがないのです。
一人で来るにはちょっと遠く、学園からも家からも電車やバスの乗り換えが必要ですし、
辿り着いても参道の誘惑に、朝早くでても境内に辿り着くのが夕方になるからです。

来週からの神楽舞にも機会があります。
今日はちょっと贅沢団子、いいかもしれません。
金券10枚を両手に、悩ましいのです。
あ・・いい炙り具合・・。
三色団子のとか、漉し餡乗せのも美味しそう・・。
三種類セットも・・あぁ、でもみたらし団子が艶やかです・・。
葛藤します。

「――あの、みたらし団子のセットくださいまし」

金券を差し出します。

幣美奈穂 >  
すぐそばの食事場所。
その長椅子に正座して待ての体勢です。
じっと焼くところを見まして、こう、みたらしのたれに浸けるところを。
あっ、あっ、あっ、たっぷりです。

お待ちどうさまと目の前に。
手を合わせて頂きます。

「~~っ! ~~っ♪」

さらりとしたみたらし餡ですけど甘味しっかり。
最初のひと玉はお口に入れて引き抜くように。
ほんのり温かく、香ばしさもちょっと。
串を持った右手を動かさないようにしながら、左手握って上下。
そしてほっぺを押さえます。
もっちもっちもっち。

幣美奈穂 >  
おいしいのです!
おうちのすぐそばの商店街のとこにも出店を出して欲しいお味です!
これが老舗のお味なのでしょうか?

二玉めからはちょっと難しい。
縦から食べますと、喉に串の先が刺さる恐れも。
横から齧りますと、ほっぺにみたらしが付くのです。
でも果敢に横から齧るのです。

最初の一口は大きく口を開けてなのですが、
二口めからは串から落ちないように慎重に。
途中で串を置きまして、熱いお茶をちょぴりと。
ほぉ~。
お口の中をリセットです。

幣美奈穂 >  
ついに3玉め!
ここからはテクニックがいります!
このひと串めをクリアすれば、残りの串にはこの1本目の串が使えるようになりますので、
ちょっと楽になります。
かじかじかじ。
あむあむあむ。
串の某に唇の端を押されながら、懸命に敢然と立ち向かう美奈穂です。

幣美奈穂 >  
一本目、クリアー!
誇らしげな笑顔の美奈穂です。
口元にはみたらし餡つき。

お茶を飲んで、心身を整えましてから。
いざ、止まることはなく二本目です!
ひと玉めはやっぱりお口を多くく開きましてぱっくりっ!
歯も使って引き抜くのです。
もっちゃりもっちゃり。

二玉目は、いっ本目の串を使いまして、引きずり下ろします。
これがなかなかの抵抗です。
んしょんしょっ、と前にずらして、またひとくちでぱくりっ!