2022/05/03 のログ
ご案内:「常世神社」に八坂 良彦さんが現れました。
■八坂 良彦 > 社殿を背にし、海の方に向かっておかれている柵、その手前にあるベンチに腰掛けて。
ぼーっとした感じで海風を感じている少年が一人。
普段であれば風の幕を張り遮断している風の流れを受け、短い髪が揺れる。
「…あー、なんだろ、なんか此処の気配は馴染むというか」
幼いころの記憶のせいか、こういった場所で、ゆっくりすると気が抜ける部分があり。
普段とは違い、何かの気配に敏感という様子もなく、ただ目を細めて遠くを眺めている。
■八坂 良彦 > そうしていて暫く、立ち上がって柵の近くまで歩いていくと。
両手を組んで、んー、と体を伸ばして。
ぐっ、ぐっ、と柔軟体操をし始める。
「森があるし、あそこまで駆けて、それから全力移動と重心切り替え、体裁き、辺りは出来るかな」
風の影響は受けたままの様子で、鎮守の森を見定めて、修練内容を考え始める。
結局は、何処にても一人になると、体を動かしたくなるようで、じっくりと筋などを伸ばす動きを繰り返す。
ご案内:「常世神社」に桃田舞子さんが現れました。
■桃田舞子 >
ワガハイはモブ子である。いや誰がモブ子だ。
ゴールデンウィーク中に何故こんな格好でと言われると、
仕事だからと言わざるを得ない。
常世神社の月次祭の準備は待ってはくれないのだ。
風紀委員交通部として人の流れを把握するために現地に来ることがよくある。
ついでにゴミでも掃除して気持ちよく帰ろうという魂胆。
そこで。
「あれ」
ストレッチをしている男の子。
よく見れば新年会の時に会った八坂くんだ。
「こんにちは、運動の前準備って感じかな?」
■八坂 良彦 > 少しして、体が温まったので、迷彩柄のジャンバーを脱ごうかとジッパーを下ろした所で声がかかり。
そちらを見れば、知り合いの顔。
「お、桃田じゃないか…そんな感じだな、あの森まで走って、森の中走ろうかなって」
此方は今日は休養日だったので普段着で。
鎮守の森を指さして、そう言って微笑む。
「そっちは、仕事中かって、そうか月次祭の準備か?何か手伝う事あるか?」
少女が制服に、腕章もつけている様子を見て、手が必要ならという感じで、訪ねてくる。
ある意味で時間が合ったので走ろうと思って居たので同僚の手伝いをするのもいいかなおt言った様子。
■桃田舞子 >
「手伝ってくれるなら有り難くはあるけど」
「トレーニングの邪魔しちゃって大丈夫?」
今、身体温めてたところだよね?
それにしても熱心に鍛える人。
私ももっと抜刀術の通信教育に力を入れたほうがいいのかも知れない。
「といっても、人一人分の縮尺がわかるように…」
「被写体になってもらうのがメインのお仕事になるけど」
つまり、人がここを歩くとこういう風になるという資料作り。
測量士じゃないから、ピンスポ立てるわけにもいかない。
あれは専門技術。
■八坂 良彦 > 「トレーニング目的で来てたんか無いからなぁ、此処に来るのが目的だったんだけど」
少ししたら暇になって、と苦笑して。
「なわけで、手伝いがいるならそっち優先して問題ないんだ」
そういって微笑みながら。
被写体?と首をかしげる。
「んーそれ、俺の身長判った方がサイズ差が判るって感じでいいのか?」
年齢からすればかなり低い身長なので、何歳という指標ではなく、身長何cmと出す感じで資料つくる?
と、そう問いかける。
少し風のある場所なので。ジッパーを締め直して、ジャンバーを着なおして。
ともあれ、自分が被写体になる事も、此方が少女を写すのでも手伝う、と告げて。
■桃田舞子 >
「ありがとう、すごく助かるよ」
メモ帳を取り出して。
「うん、ざっくりとした身長を教えてもらってー」
「後は撮った写真資料を送付するのが今日のお仕事かな」
「実際に人の流れとか考えるのは交通部のえらいひとのお仕事」
指さしてあっちから始めよ、と。
参道から狛犬がある場所を見る。
「私一人だと自分を被写体にしなきゃいけなくて地味に大変…」
「かといって他の交通部一年二年メンバーは空いてないしね」
「あ、そこらへんに立ってくれるかな?」
■八坂 良彦 > 「あいよ、あ一応身長は140な、何年も変わってないからそのままだと思う」
さらっと前なら気にしていたであろう身長を良いながら。
始めると言われた場所へ歩いていくと。
「ふーん、あぁ、もしかして混むときの目安とかなのかこれ?」
交通部のメンバーに空きがないと聞いて、もしかしてと訪ねて。
立ってくれと言われた場所へ、立つと。
「ほい、ここら辺であってるか?」
ぱっとみ、リュックサックまで背負っているので、神社にきた小学生に見えるかもしれない。
いまは、ジャンバーで体の線が判らないので、余計にその印象は強まりそうだ。
■桃田舞子 >
身長を聞いてメモを取る。
小柄なことについて聞いたりはしない。
わざわざ人の身体的特徴について聞いて楽しむのはゲスいこと。
「うん、いつも人の導線が上手くいかなくて……」
「今回の月次祭こそは人の流れを上手いこと流させたいと躍起な交通部って感じ」
人の流れは不確定要素の塊。
だからこそ、交通部は頭を悩ませて交通整理。
デジタルカメラで撮影をしながら。
「うん、いい感じ。八坂くんはよくこの神社来るの?」
4、5枚撮影して画像を確認しながら聞く。
次は手水舎前かな。
■八坂 良彦 > メモを取る様子を見ながら、真面目だなぁと考えつつ。
「あぁ、子供なんかがいるといきなり予想外の動きするしなぁ。
大人はラインとか、ロープ這っておけばそれに沿ってくれるけどな」
とはいえ、子供以外にも混んでていやになったなどの理由でいきなり引き返す等の人間もいる。
そう考えると、交通部の仕事も大変なんだなぁと実感し。
「ん、あぁ、神社関連は避けてたんだけど、色々あって気が変わったから。
来てみた感じで、此処は初めてだなぁ、今度から偶に来るかなって考えてる」
手水舎前にと言われれば、その通りに移動していく。
「しかし、結構細かい仕事多いんだなぁ、交通部」
俺じゃ無理そうだと、苦笑を見せる。
■桃田舞子 >
「そして神社はファミリーで来る場合が非常に多い…!」
「ある程度までは余裕を持たせたいんだけど、お祭りだからそうもいかないし」
カメラの向こうの八坂くんを覗き込みながら考える。
『裏』に足を踏み込む風紀委員の仕事について、聞いてもいいのだろうかと。
「そっかぁ、気が変わったと……」
「良いところだよね、パワースポットって感じで」
言われた通りに移動してくれる八坂くんに感謝の言葉と共にまた連写。
「私は荒事が苦手、だからそういうものじゃないかな」
向き不向きは人のやるべきことにも影響が来る。それが人生。
「風紀委員なのに最低限の捕縛術しかできないのは、問題がある気がする…」
■八坂 良彦 > 「子供って本気で動き読めないからなぁ。
まあ、祭りで人出もそこそこくるだろうしなぁ」
移動する際の足運びもある種独特で、敷かれている玉砂利の上をあまり音を立てずに歩いて見せる。
「そそ、気が変わった感じだな。
あぁ、こう居るだけでも落ち着く感じがあるしな」
移動経路まで指示すればその通りにきちんと動いて見せて。
「その割には、刀使い込まれてるよな」
ちらりを向く視線は少女が腰に差す刀に向けられる。
握り等をみれば、どの程度使い込まれているか程度は判る。
少なくとも、差しているだけではない事は一目瞭然。
「捕縛術なぁ、対人ならそれこそ長柄のさすまたとか使うと楽だけど。
異能者とかじゃ微妙だよな…無手の技術で簡単なのなら教えれるけど」
本気で教えるなら、一応師範なので出来るけど、異能が前提の技も多いんで、あんまお勧めできないかなぁ、と苦笑。
■桃田舞子 >
「月次祭でもそこそこの人が集まるのが人気ぃ……」
信仰が篤いのは良いことだけど。悩ましい。
「歩法、すごいね? 玉砂利が鳴ってないのは素直に感心」
写真を撮り終えて。
「通信教育で抜刀術習ってて、お祖母ちゃんに買ってもらったお気に入りの刀」
「だから、頻度はともかく結構気合い入れて練習はしてる」
苦笑いして、手を左右に振る。
「無手で異能者相手にしたら多分、気圧されて何もできなくなっちゃうよ」
「技術もメンタルも、だけど…良くも悪くも平均的だから」
色々と撮影をして回って。
「わー、あっという間に終わり! ありがとう、八坂くん」
「お礼させてよ、別に今日じゃなくていいからさ」
そう言って笑う。
数時間覚悟で来た仕事が40分ほどで終われば笑顔にもなるというもの。
そのまま、その日は八坂くんと色んなことを話した。
ご案内:「常世神社」から桃田舞子さんが去りました。
■八坂 良彦 > 「さて、そんじゃ予定通りいくかな」
もう一度、軽く体を動かして、温まった所でジャンバーを脱いでで、腰に巻き付ける。
鎮守の森へ向かって全力で駆け込んで、中にある道を無視して、立っている気に突進。
目の前で、身をひるがえして、交わしつつ、腰に巻いたジャンバーも当てない様に注意して。
そのまま、森を突き抜けると、自分の寮へ向かって掛けていった。
ご案内:「常世神社」から八坂 良彦さんが去りました。