2019/02/01 のログ
ご案内:「異邦人街:公園」に東雲 七生さんが現れました。
■東雲 七生 > 児童公園に置くには少しばかり傾斜が急すぎるんじゃないかと思われそうな滑り台の上、空に浮かんだ月を東雲七生はぼんやりと眺めていた。
こうして公園に来たのも何カ月ぶりか、と思い返してみたりしつつ、冷え切った空気に小さく身を竦める。
「うぅ、寒……。中華まんか何か買って来りゃあ良かった。」
しかし最寄りのコンビニまでは少し遠い。
それに今の時間は店員に言葉が通じるか、ちょっとあやしい。
小さく溜息をついて首を振ると、改めて頭上の月を見上げる。
ちぎれた綿菓子のような雲が幾つか漂わせた星空も広がっていた。