2020/07/13 のログ
ご案内:「異邦人街」にラヴェータさんが現れました。
■ラヴェータ > 「私の知らない世界と言うのは随分と多いものなのだな。実に興味深い」
文字通り、知らない世界からの訪問者達の集う街を歩く軍服の狐の少女。
先ほど適当に購入した異世界の飲料を手に、落ち着いてる風を装いながらもよく見ればその視線は留まることを知らず。
流石に口元が開きっぱなしだとかそんなことはないが。集中力はない。
「何度来ても飽きんな。これだけ広いと無限に歩けそうだ」
この常世島において異邦人街はかなり広い部類に入る。
まだ1割も探索してないのではないだろうか?
手にした飲料ー甘酸っぱいタピオカのような粒が入った微炭酸を口にして「うむ、美味だ」なんて満足げに目を細めて呟いて。
■ラヴェータ > 「ああ、こうして異世界の文化に触れていると故郷に帰りたくなるな。
あやつら、元気にしているだろうか?」
故郷の世界にいた頃の私の視界は戦争で埋め尽くされていた。
いや、視界を埋め尽くす戦争、というよりかは脳を溶かす恐怖の声、というべきか。
まあ、今の私にはそれが理解出来ない...ようにしてもらっている、あまり考えすぎて沼に嵌るのも望むところではない。
今国の奴らや同じ影狐の仲間に出会えば、その文化に触れればどう見えるかは気になるが...
髪に絡みつく水滴を振り払うように小さく頭を左右に振れば、飲料を飲み干し、そのまま捨てる、と見せかけて影に仕舞う。
ゴミ箱を見つけたら捨てておこう。どうせこの島に来てまともに生きられるのだ、ルールに従うべきだ。
「あの世界は今の私の視界にはどう映るのか興味が絶えんな...
帰る方法を模索してみるのもいいかもしれん」
どうせ長い命だ。そのうち帰ることを念頭に活動するのも、それはそれで有りだろう。
この先やりたいことの一つに数えておこう。
だが、今一番やりたいことは。
「そこの貴様、その饅頭のようなものを一つ頂こうか」
どっからどう見てもヤバそうな色の饅頭を買うことだ。
興味津々と言った様子で、耳をピクピクと動かしながら高圧的に注文して。