2020/07/23 のログ
ご案内:「自由神の神殿」にルギウスさんが現れました。
ご案内:「自由神の神殿」に伊都波 凛霞さんが現れました。
ルギウス > 異邦人街の一角にある教会。
神殿と言っているものの、中身は綺麗に掃除されて長椅子が並べられている普通の教会である。
ただし、聖像も十字架も置いていない。
ステンドグラスから、昼夜問わずに淡い光が幻想的に降り注いでいる。
また、薄くリラックス効果のあるお香が炊かれている。

奥へ続く扉があるが、そこからは不思議な気配が漏れ出ている。
たまに動物の鳴き声が聞こえるとか。

宗教施設群とは、少しだけ距離を置いている。
理由は簡単。
自由神って世界によっては邪教そのものなので。

ルギウス > さて、そんな場所に 知人でもある(相手はこちらを友人とは絶対に思ってくれない、実に悲しい)生徒を呼び出してみた。

きちんと手紙を書き、ちゃんと切手を貼って、間違いなくポストに入れた。
内容も事項の挨拶の後に、場所と時間を指定したからきっと来てくれるに違いない。

……文面、フランス語で書いたけど きっと読めるよね。

ルギウス > 後は彼女が来るのをじっと待つだけ。

「おもてなしの準備もできていますし、細葉巻でも味わって待つとしましょうか」

伊都波 凛霞 >  
「あのー……」

キィ、と遠慮がちに扉が開いた
差し込む陽光は、少女のシルエットを映し出している

「こんにちわー……ルギウス先生ー? ここで合ってます……??」

入り口から、そう内部に声をかけた

手紙(なぜかフランス語)で呼び出された場所は、普段の生活ではあまり縁のないような場所
異邦人街自体、そんなに来ないのに

ルギウス > 「ええ、合っていますよ。
 いらっしゃい、凛霞さん。滅多にこない場所ですから、色々と新鮮でしょう?」

葉巻を灰皿で潰し、立ち上がって歓迎の意を示す。
ステンドグラスから光が降り注ぐ場所にティーセットとテーブルが用意してあり、そこの椅子を引いて どうぞこちらに と案内する。

「今日は、時間を割いていただいて申し訳ありません。
 そろそろかな と思いましたので、ついついこちらから声をかけさせていただきました」

伊都波 凛霞 >  
「新鮮っていうか…色々勘ぐっちゃうから普通に呼んでください、普通に」

ひらひらと振る手元には送られたものであろう手紙
フランス語なんて知識こそあるものの、内容が合ってるのか確認を3回ほどさせられた

「失礼します。
 私もちょうどルギウス先生に用事が……──そろそろ、って?」

促されるまま、椅子へとかける
随分日常離れした、というかまるで映画のセットのような風景だ

ルギウス > 「私が普通に呼ぶとなると、音もなく背後から声をかけ、気が付いたら此処にいた―――みたいになりますが、そちらの方がお好みでしたか?」

ハイエースよりはスマートだと認識していますが、と冗談とも本気ともつかない様子でお茶の用意を始めている。

「ああ、甘いものは大丈夫ですか?
 ザッハトルテがいい感じに作れたのですが、チョコとジャムと言うカロリーの暴力ではありますので、念のため」

お茶請けとして、ラズベリー、オレンジ、ラムの三種類が用意されていたりする。

「ええ、そろそろです。
 きちんと睡眠はとれていますか? 夢見が悪かったり、体が重かったりは?
 何より……今の貴方からは、割と臭いますので。
 呪いの匂いが」

伊都波 凛霞 >  
「世間一般常識で言うところの"普通"でお願いします」

にっこり
冗談でも本気でもどちらでもいいからはよ話せという雰囲気がバシバシだ

「先生お菓子作りなんかもするの…?イメージないなあ…」

とはいえザッハトルテなんて普段は滅多に口にしない
折角なのでそれは頂いちゃおう、甘いものが嫌いな女子なんていません
なんて、ジャブのような会話からいきなり本題に、問いかけに対してはやっぱりかー、なんて顔をしながら

「やっぱり…禁書庫でお話した時点で何かヘンだと思ったんですけど、
 お察しの通り、全然眠れてません」

薄化粧でごまかしてはいるが、目元には深いくまができかけている

「…といっても、先生が私になにかしたってわけでもないですよね?」

この先生は、そういうタイプの人ではないと認識している
自分が動かすのではなく、周囲を動かしてそれを眺めて楽しむ…
良く言えば狡知、悪く言えば姑息だ

ルギウス > 「私が呼び出したという事実だけで、貴方は勘繰るから一緒ですよ。
 大ぴらに言いたくない要件でしょう?」

元よりある程度の準備はしてあったのか、ティーポットから綺麗なお茶がカップに注がれる。

「お菓子に限らず、家事全般得意ですよ。
 紅茶はダージリンとアッサムのブレンドです。ケーキが甘いので砂糖やミルクは不要でしょう」

ザッハトルテはやや小振りに切り分けられて、2~3口程度で一個を食べ終わる事ができる。
むろん、おかわりもあると主張するようにホールで置いてあるのだが。

「私なら、もっと冗談に塗れたものか、日々を後悔しそうなものをセレクトしていますねぇ」

何もしていないと遠回しに認めながらも。

「まずは、お食事をどうぞ。
 水は聖水を使用していますし、その他の食材も祝福済みの品です。
 一時凌ぎですが、少しは楽になりますよ」

伊都波 凛霞 >  
「そりゃあ勘繰りもしますけど…」

前も言ったように、この先生はとぼけることはするが真っ赤な嘘はつかない
と、いう点で一種の信頼がおける部分がある

なので出された紅茶も、ケーキも
それ自体を疑うことはせず口に運ぶ
西洋式の聖水や祝福のことには多少疎いが、清められているという意味以上のものはないだろう
言葉の効果もあったのか、本当にやや安らかな気持ちになる
おそらく漂っているお香にもそういった効果があるのだろう、と

「それで…口ぶりからすると推察はついてるんですよね…?」

じ…と焦げ茶色の瞳が見つめる

ルギウス > 「ええ、もちろん推察はついてますし。
 そもそも呪いであるなら、私の得意分野でもあります。
 貴女が望むのであれば、対価をちゃあんといただいてから解呪もして差し上げますよ?」

ちゃんと神の声を聞いている司祭ですから。と続けながらも、ザッハトルテを一口。
会心のできですねぇと独り言ちて。

「それでは、推察交じりの解説と洒落こみましょう。
 貴女の遭遇した呪いは大きく分けて三人になります。
 種類じゃありません。三人 です」

伊都波 凛霞 >  
「ん」

ザッハトルテ美味しい…なんか腹が立つくらいに美味しい
こんな場でなかったら1ホールくらいペロリといってしまいそうなくらいだ
でも口に出すのがなんだか悔しいので感想は言わない

「解呪…できるの?」

当然、その言葉には食いつく
けれどその対価とやらが示されていない
まずは、話を聞くことが先だ

「三人…?一人は、想像がつくけど…」

きっと、モノちゃんのこと
彼女のことは、おそらくその1つに含まれている…
でも、あとの二人って一体…?

ルギウス > 「ああ、御土産用のホールも用意していますので妹さんとお楽しみください」

見越したようにこういう事を言うから信用されないとわかっていても、それが性分なので仕方ない。

「もちろん、できますよ。
 その呪いを他人に移すのから、綺麗さっぱり消すのも、呪いを返すのも。
 いずれにしても、『代わりに犠牲を被る誰か』が対価の一つではありますが。
 平たく言えば、生贄ですね」

使わなくてもできる術もあるのだけれど。
言う必要もないし、彼女はきっとそれも気づいてる。

「まずは、モノ・クロと名乗る呪いの集合体。
 効果は一過性が多いですが、彼女の性質が一番よろしくない」

指を一本たてる。

「次に、根本になった呪いの本。
 もっと本質的に言いましょうか、呪殺の書です」

指をもう一本たてる。

「最後に、呪殺の呪いを改竄したもの。
 その人がいなければ、貴女 とっくに死んでましたよ?」

さらに指をたてて、結果三本の指が立つ。

伊都波 凛霞 >  
なぜそんなにも容易が良いのか…まったく胡散臭い
でも絶品なので是非貰って帰ろう…

解呪に犠牲が必要だと言われれば、わかりやすく嫌な顔をする
そんな方法、この少女…自分が選ぶわけないと知っていて、それを提示しているに違いない
性格が、悪い

「…本、は…なんとなく。わかりますけど」

間違いなく、あの禁書庫で見つけた…今は行方のしれない、あの本だ
そして──

「それ、その最後の…それ、わかりません。
 なんとなく、いるような気がするっていう朧気な感じで…
 夢の中で見たような…そんな曖昧な感覚っていうか──

 …それは誰で、一体何のために私を…?」

恨みを買っているのか、それとも…

ルギウス > 「モノ・クロさんの呪いに関しては、ここを出る時に清めてしまいましょう。
 一過性ですし、残滓ですから……これについては優先度は低いでしょう」

これを使いますよ、と高そうな瓶に入った液体を見せる。
そして指を一本畳む。

「誰が作ったかのは意味が無いので割愛しますが。
 夢と言うファクターを用いて、呪った相手の心を蝕み、生気を吸い殺す書物です。
 耐性があるならまだしも、普通の方ではあっさり殺されて次の持ち主へ……と。そういう類の品ですねぇ。
 こちらも対処としては楽な部類です、見つけて焼くか……繋がっているパスを断ち切ればいい」

さらに指を畳む。

「最後の一人ですが……ああ、便宜上『彼』と呼称しましょうか。
 目的については本人に聞くのが一番早いですよ。理解や共感を得られるかどうかはまったくの別ですが」

最後の指は立てたまま。

「他人の呪いを性質をそのままに、効果を弄繰り回せるなんて卓越した術者か、狂人の類と相場が決まっています」

伊都波 凛霞 >  
フォークをお皿において、しばし黙って話を聞く姿勢

…モノちゃんのことについては、なんとなく
先生に頼ることで、とりあえず今の状態に残るものは、解決できそうだ
あの小瓶、おいくらまんえんなんだろうと思いつつ

そして呪いの書
さすが禁書庫…そういった物品だったのなら、迂闊にも魅入られてしまったのかもしれない
書物が見つからなくとも、経路を断てば良いという解決策にやや胸をなでおろす

そして、最後の……

「そんな人、知り合いにはルギウス先生くらいしかいませんよ。私…」

ルギウス > いい加減、指を立てているのに飽きたので畳む。
かわりに紅茶を一口飲んで。

「確かに、私は術者でもありますし狂人である自負もありますが。
 残念ながら私ではありません。
 でしたら、探すしかないでしょう?
 なぁに、簡単ですよ。だって貴女と『彼』は今現在でもパスが繋がっているんですから。
 辿ることができれば、あっさりと根城に行けます。
 命の保証までは、しかねますけれど」

ご案内:「自由神の神殿」にAsagiさんが現れました。
Asagi > https://glorysocial.com ❤️❤️❤️
伊都波 凛霞 >  
自覚じゃなくて自負なんだ…と内心呆れる
別に自慢することでもないだろうに

「私はそういう、呪術の専門知識はないんですけど…たどる、って?」

というか辿る必要があるなら本の呪いはすぐに解いちゃいけないのかな…なんて思いつつ

「"仕事柄"呪いの類には敏感なつもりだったんだけど、人の投げる呪いって特殊だなあ……」

怪異に触れて得る呪いと違い、
人間が扱う呪いは素性を漏らさず、バレずに殺す。そんな手段なのだから当たり前か、と納得はするが

ルギウス > 「おや、相手に心当たりがないから探したい というお話では?」

違いましたっけ?と首を傾げた。

「そうでなくても、犯人確保や再犯防止の為に書を焼く為には逆探知は不可欠ですよ。
 経路が切れれば、そこから辿るのはとても難しいモノになりますから」

伊都波 凛霞 >  
「いや…具体的な方法があるのかな、と」

呪いのためのパスが通っている、として、それが視覚できるでもない
どうやって辿るか、がまるで不透明だ
けれどそうだ、この先生は聞いたことにはちゃんと答えてくれるけれど、
不親切という意味でも余計なコトは言わない人だった

ルギウス > 「幾つかありますよ。
 夢で奪われるのですから、そこから辿って行けばいいのです。
 他の術者に夢に介入してもらったり、貴女自身が呪いを捕らえて手繰り寄せたり。
 ……ああ、呪いは他の呪いを嫌う事がありますから その場合は向こうからやってきてくれるかもしれませんねぇ?」

ハズレも十二分にありえますけれど と楽しそうに笑う。

伊都波 凛霞 >  
なるほど、夢を見ている時ならば呪いの経路を通じて此方を見ている…ということ
結局、まだあの夢とは付き合わなければいけないおか…なんてやや項垂れる

「……それ以外もあるんですね?
 なにか、ルギウス先生的に『つまらない』方法とか」

ルギウス > 「残念ながら、他にもありますよ。
 解決策として、ルール違反の部類に入るので私が面白くないだけですけれどね?」

仕方がないと口にしてからケーキを食べる。
やや機嫌を直す。

「今回に関して言えば、この呪いは生きている人間……強いて言えば肉体に強く作用しています。
 死ねば解除されると思いますよ?
 もしくは、その体を捨てて別の体を得るか。

 後はまっとうな拝み屋に頼んで普通に解呪していただくか。
 ……相手は一方的に貴女を知ってますから元を絶たないとまた呪われると思いますけれど」

伊都波 凛霞 >  
何が残念ながらだ、と眉を顰める
この先生はいつもこの調子だ…

「結局のところ本もその人が持ってるんですね…。
 今経路だけ断ってもらったところで根本的な解決にはならない、と…」

ややっこしい話である
術者まで到達するのがまず大変だ
だからこそ、呪い殺すなんていうものがあるのだろうけど…

「…わかりました、ありがとうございます。
 とりあえず呪いの類なら、清めの手段もいくつかは知っているし…」

聖水や祝福といった法儀式に連なるものを摂取しただけで多少楽になった、ということは大きな収穫だ
後は、夢の中で術者を探す…──またあの夢を視なければいけない

ルギウス > 「まぁ……多分、貴女は『彼』を見たことがあると思いますよ。
 覚えていないだけです。
 別人格でも用意するか……前もって魂を分けておけば追跡は用意でしょう。
 もっとも、分ければその分だけ脆くて弱いですけどね」

夢ですからね、起きたら忘れちゃいます。 無責任に付け加える。

「一つだけ、サービスしてあげましょう。
 この場所を自由に使っても構いません。
 ここでならぐっすり眠れると思いますよ、神域ですので外からのアクセスには厳しいんです」

伊都波 凛霞 >  
「……まぁ、やりようはあります」

覗かれている、それさえわかれば
起きてから追跡する手段が、自分にはある
追跡、に関してこれほど便利な異能もそうそうない

「随分サービスいいですね…?部屋の四隅の盛り塩、とどっちが強いですかね」

比較にならない気はするが、一応聞いておいて損はない、そして…

「あ、あと1つめの…呪いの残滓、ですか。
 それを解呪してもらうための対価、聞いてませんよ」

ルギウス > 「勿論、こちらの方が強いですとも。
 何せここは神のお膝元ですからねぇ、生半な呪いではとてもとても。
 ああ、寝具まではさすがに用意していませんのでその際はお声がけください。
 即日でご用意しますよ」

対価と聞かれれば、笑みを深くして。

「いえいえ、大したものは要求しません。
 この事件が解決するまで、身に着けていただきたい道具があるだけです」

そういって取り出したのは目を衣装化した指輪。
ネックレスのように使う目的の為か、細い鎖が通してある。

伊都波 凛霞 >  
「はぁ…まぁ、解決が長引くようでしたら、お願いするかも…」

神聖な場所、といってもそこにいる人物が神聖かどうかはまた別である
そんなところで無防備に眠れるだろうか、否

「…指輪…?」

対価が、これをつけるだけ…
胡散臭い、胡散臭すぎる

「何ですかコレ?」

ものすごく猜疑心を含んだ眼で見てしまう
こをつけさせることでのメリットがなにか彼にあるはずだ

ルギウス > 「あと、当たり前の話ですが……私は用事が無ければここには立ち寄りません。
 ここ面白い事が起きないので」

ああ、ここ鍵です なんて普通にテーブルの上に置く。
紅茶を飲み切って。

「いえ、私も『彼』やモノ・クロさんに興味がありまして。
 ですが生憎と解呪できるという立場上、顔合わせが難しいでしょう?
 それなら確実に狙われてる方の傍らに彼らを観察できそうなモノをお渡ししておこうかと。
 呪いに反応して、私が覗ける以上の効果はありませんよ、神に誓いましょう」

伊都波 凛霞 >  
「…先生らしいといえば先生らしいですけどー……」

カギを受け取りつつ、うーんと悩む
あの夢の内容を見られるわけである

「…わかりました、そういうことなら」

一時の恥は飲み込もう
元はと言えば気の緩みや油断といった隙が、呪書につけこまれたようなもの
この件に関して誰に非があったのかとすれば、自分だろう

鎖を手に取り、首の後で結ぶ
デザイン的には、ちょっとオシャレな感じで悪くはないが…
これを通してルギウス先生が見ている、と考えるとやや気味が悪い

けれど、聞いたことへの返答には嘘をつく人ではなく、隠している効果もないと言い切った
信じるに、値する

ルギウス > 身に着けたのを確認し、話を進める。

「では、解呪を行いましょう。
 ああそのままで結構ですよ、楽にしてください。

 『大いなる自由神よ、他者による見えぬ束縛により不自由に迷える子羊がここに。
  戒めを時、自由への道標を示さん事を願い祈る』」

異世界の中でもさらに神聖語と呼ばれる異なる言葉でもって奇蹟を願う。
そして瓶に入っている液体を指に着け、頭、腰、両肩に振りまいていく。

「『リムーブ・カース』」

力ある言葉を言えばそこには法則も何もなく、結果だけが導き出された。

伊都波 凛霞 >  
「…凄い。先生って本当に神官だったんだ……」

思わず出る、素の感想

聞いたことのない言葉による祈り、
実際にやや陰鬱としていた蟠りが心の奥底から消えたような感覚…
1つ目の解呪に成功、という実感をその身で感じる…

ルギウス > 「ええ、すごいでしょう?
 悪戯ばかりして過ごしているわけではないのですよ?」

悪巧みもしてるからね。
とは思っても口には出さないが。

「あくまでも対症療法です。根治を目指すなら心してください。
 貴女がこれから対峙する相手は、文字通り命を握っているのですから」

伊都波 凛霞 >  
「そこなんですけど…」

そう、殺そうと思えば殺せるはず
むしろ『彼』のおかげで死なずに済んでいるとまで、最初に言っていた

「私が顔も知らない、その『彼』の目的って…なんだろう。
 ……呪術に精通してる先生なら、なんとなくわかったりしませんか?」

ルギウス > 目的と聞くと首を傾げる。

「さて、狂人の類というのは他者には理解できない自分ルールがあったりしてなんとも。
 私が基準でよろしければ……趣味じゃないですか?
 思い描いているエンディングに辿り着くか、飽きるまでがリミットでしょう」

伊都波 凛霞 >  
「…わかりました。
 うまく解決できたら、指輪返す時になにかお礼でもさせてもらいますね

今回の対価とは、また別…
アドバイスやその知識、それらはとても参考になった──

「…と、それじゃ私はそろそろ…。
 お茶とケーキ、美味しかったです」

そう言って、椅子を引いて立ち上がる様子は、此処に来た時よりも幾分か軽さを感じさせた

ルギウス > 「ええ、解決を楽しみにしています。」

にこやかに立ち上がる様を見て。
いけないいけない と声をかける。

「御土産を忘れていますよ。
 先ほどの三種類に加えて、リンゴを追加してあります。
 生チョコなので日持ちが悪いので冷蔵庫か時間停止のアイテムボックスを使用してください」

それなりの重量ではあるが、きちんとクーラーボックスに入れてある。

伊都波 凛霞 >  
「ひゃあ…すごい量…悠薇と2人じゃ食べきれないかな…」

父や母にも進呈しよう
実家の場所の都合上ご近所に配れないのが難点

「それじゃ、可愛い生徒の無事を祈っててくださいね、先生」

ややおしゃまな別れの言葉を告げて、一礼すると建物の外へと向かってゆく
手がかりと算段は掴めた…あとは捉え、徹底抗戦するのみ──

ルギウス > 「ええ、任せてください。
 何せ祈るのは本職ですよ」

くつくつと笑って、生徒を見送った。

ご案内:「自由神の神殿」から伊都波 凛霞さんが去りました。
ルギウス > 「ええ。ええ。
 アイテムは見るだけですとも。見れるという事は繋がるという事ですからねぇ。
 場所が分かれば、私がそこにいけない道理なんてありません。
 実に楽しみですよねぇ、やはり『作品』は直接見たいじゃあないですか。
 生の迫力、メッセージに適うものなどあるわけがない」

楽しそうに笑って紅茶のおかわりを入れる。

「ああ、楽しみですねぇ……本当に」

ルギウス > そしてスポットライトが落ちた。
ご案内:「自由神の神殿」からルギウスさんが去りました。