2020/08/30 のログ
ご案内:「異邦人街の居酒屋」に山本 英治さんが現れました。
ご案内:「異邦人街の居酒屋」に神代理央さんが現れました。
ご案内:「異邦人街の居酒屋」に雨夜 賢瀬さんが現れました。
山本 英治 >  
とりあえず、焼き鳥を適当に頼んだ。
あとはそれぞれの注文した飲み物が届く。

「はい、それじゃー今日は俺の快気祝いということで」
「お集まりいただきありがとうございます先輩方」

ビールジョッキを手に掲げて。

「積もる話もございますが、とりあえず乾杯!」

いえー!! 快気祝い! いえー!!
普通に足が動くって素晴らしいなぁ!!
堂々と酒が飲めるって素晴らしいなぁ!!

雨夜 賢瀬 > 乾杯の音頭にグラスを掲げ。

「ああ、無事に完治を祝して。乾杯」

乾杯に応じる。
今の所はアルコールを入れるつもりはないので、
とりあえず、いわゆるノンアルビールだ。

「神代もお疲れさん」

恐らく仕事上がりのもうひとりに、
制服の上ぐらいは脱いでも良いんじゃないかと思いながらも労う。

神代理央 > 「山本の快復を祝して、乾杯!」

カチン、と音を立てて触れ合うグラス。
乾杯に応じたグラスの中身はオレンジジュース。
仕事終わりに駆け付けてきた為、残念ながら制服姿。衆目の場で、流石にアルコールを入れる訳にはいかない。

「ああ…流石にそうさせて貰おうかな…」

此処に来るまでに既に汗をかいてしまった。もうすぐ夏季休暇も終わってしまうが、変わらず外の熱波は厳しいものがある。
雨谷の言葉に従い、素直に上着を脱いで椅子の背凭れにかけるだろうか。

山本 英治 >  
「入院なんてねー、するもんじゃないですよマジマジ」

いやーしんどかったと冗談っぽく言いながらビールを飲む。
適当に豚バラ串を取って食べる。
ああ、このシンプルな塩味がたまらない。

「俺だけ飲んじゃって申し訳ないすね、神代先輩お疲れす」

ふぃー、と息を吐いてジョッキを揺らす。

「この居酒屋『てんだねす』はねー、とにかく頼んだ料理がすぐ来るんだよ」
「豚バラ串もあるし、ちょっと九州っぽいメニューが人気なんだよねぇ」

メニューを雨夜先輩に差し出して好きなもん注文してこうぜ、と。

雨夜 賢瀬 > 「お前は動いてたほうが落ち着くタイプだろうからな……」

やれやれと肩を竦めながら、自分もグラスを傾ける。
お通しのキャベツをバリバリと齧る。酢ダレが効いて旨い。

「気にするな、久々なんだろ。
 俺は堅磐まで帰らないと行けないからな。
 まぁこの辺に泊まっても別にかまわんが」

グラスを置いてメニューを見る。

「九州か……なんでも串に刺して焼き鳥にするんだったか。
 盛り合わせを適当に頼んでいいんじゃないか?大体楽しめるだろ」

適当にもも身(タレ)を取ってつまむ。
タレは店に寄って味が少しずつ違う……ここのはいい感じだ。

神代理央 > 「いや、本当にな。入院してると書類仕事くらいしか出来ないし、退屈極まりない…。とはいえ、シスター・マルレーネの介抱を受けられたのは僥倖だったんじゃないか?」

にやにや。
 
「…まあ、風紀の集まりなら兎も角、制服姿で未成年の渡すがアルコールを入れるのは流石にな…。とはいえ、気にせず飲んで欲しい。何といっても、今日の主役は山本なんだからな」

此方が初手に選ぶのはネギま。
ジューシーな鶏肉とシャキシャキした葱の食感が心地良い。

「九州…あそこは確か、醤油が甘い地域だったな。
ならば色々と楽しみだ。とはいえ、こういう店は余り馴染みが無くてな…。注文とかその辺りは、雨夜先輩にお任せしたいな」

もきゅもきゅとネギまを頬張り、オレンジジュースで流し込む。
ぷはぁ、と一息入れてから、懐の煙草に手を伸ばす――のは、我慢した。

山本 英治 >  
「そうなんだよ、動けないと落ち着かない!」
「ま、でも良い感じに疲労も抜けたしいいかなって」

鶏皮のタレ串をわしわしと食べながらぐいっとビールを流し込む。
いや、染みる。五臓六腑に染み渡るね。
この冷えたビールとかいうフォー・アンサー。これが答えだ!!

「あー、んじゃ俺あれ食べたい、唐揚げ」
「すいませーん、鶏唐とナンコツの唐揚げ皿ください」

適当に注文していいると神代先輩にチクリと刺される。
あらまぁニヤニヤしてらっしゃる。

「ま、まぁ……マリーさんいつもの四割増しで優しかったしなぁ…」

ごにょごにょと口ごもりながら焼串を置く。

「へへ、ありがてぇな神代先輩っ」

笑いながらお通しの枝豆を食べる。
塩気がたまらない。

そうこう言ってる間に鶏の唐揚げとナンコツの唐揚げが乗った皿が運ばれてくる。
いや、マジ早い。早すぎ。

雨夜 賢瀬 > 「そうだな。いい機会だとは俺も思う」

……3人共方向性は違えど仕事人間だった。
自分は負傷していないが。

次に取ったのはサガリ。うーんジューシー。
今日はお守りでもないので、遠慮なく食べている。

「焼き鳥と言いつつ牛やら豚やらが多いのも九州らしいな」

山本の注文に唐揚げもう1皿を付け加える。
1皿1人前のつもりで。

「そうか、神代もあそこに少し入ってたのか。
 なら、お前の復帰祝も兼ねていいんじゃないか?」

そういえばそんな噂を聞いた気がする。
施療院の主とは面識はないが、ありがたい限りだな、と思った。

そうして運ばれてきた唐揚げ皿を一つ貰おう。

神代理央 >  
「良いじゃないか。山本もああいう包容力のある女性に甘えると良い。
普段色々と頑張っているんだから、偶にはそういう役得があっても良いだろうさ」

というか、彼の負傷の原因は自分の恋人なので、寧ろもっと役得があって欲しいところなのだが。
次に手に取ったのは鳥皮。もちゃもちゃして美味しい。

「私は一晩居ただけだからな…。山本に比べれば軽傷も良い所だ」

と、苦笑い。
そんな話をしている間に、運ばれてくる注文の品。尋常じゃなく早い。異能か魔術でも使っているのだろうか?
取り敢えず、既に空になったグラスを店員に渡して、口頭で飲みもののお代わり。次はグレープフルーツジュース。

「あ、他に飲み物とか食べ物注文する人はいるか?」

山本 英治 >  
「結構ワーカホリックぶりを人に認識されてんだよなぁ…」
「ちゃんと休日にはナンパに繰り出したりしてるっての。もうしてないけど」

確かに、焼き鳥で牛だのブタだのが出てくるのはちょっぴり変に感じる。
でもそれは仙台出身の自分の常識でしかなく。
その常識の外には、美味しい世界が広がっているのだ。

「でも快気祝いには代わりはない、さぁ俺たちの快気祝いを始めましょう」

楽しそうにナンコツの唐揚げを食べる。
コリコリと食感が小気味いい。

「誰かに甘えるためとか、褒められたくて風紀の仕事してるわけじゃな……」
「ごめんめっちゃ褒められたい! 山本、褒められて伸びる子!」

ようやく元通りになったアフロを指先で弄って。
人差し指を立てる。

「生ビールおっかわりぃー」

雨夜 賢瀬 > 「素直に祝われとけよ。あまりこういう機会もないだろ」

神代も最近は負傷の話が多いが、復帰してすぐ仕事に戻っているイメージが強い。
やったとしても、お高いレストランで接待メシとかそんな所なんじゃなかろうか。

「ああ、それじゃノンアルおかわりと、
 ……このドラゴニックカルビ串っての頼んでみるか」

名前だけで選ぶ。なんかでかいのが来そうだが。

「そんだけ成果を上げてるってことだろ。
 山本、お前は立派な風紀委員ってことだ」

はは、と笑ってグラスを空にして、唐揚げを齧った。
衣もしっかりしていて、申し分ない。

神代理央 >  
「…じゃあ、御言葉に甘えて。確かに、こうやって肩の力を抜いて飲む機会も中々無いからな」

ちょっと照れくさそうに笑いながら、二人の言葉に頷く。
凄まじいスピードで運ばれて来たグラスを軽く掲げて、その想いに応えようか。

「はいはい。良い子良い子。山本先輩は仕事熱心で素晴らしい風紀委員だよ」

褒めて欲しい、と言われれば雑な褒め方で応える少年。
弄ばれるアフロに視線を向ければ、ちょっとグレープフルーツジュースを噴きそうになるのだが。
危なく焼き鳥が柑橘類の香りになるところだった。

「ドラゴニックカルビ串……?常世島は龍種の串でも出しているんだろうか…?」

実際は何かの比喩なんだろうが、常世島は怖い所である。
本当にワイバーンのカルビとか出しかねない。
口に放り込んだ軟骨に頬を緩ませながら、そんな胡乱な事を考えていたり。いたり。

山本 英治 >  
「ドラゴニックカルビ串はねぇ、ワイバーン」
「食いでがあって美味いんだよなぁ……」

竜肉はさっと塩コショウで食べたい。
ステーキまではいかなくても、たまにはカルビ串でがつんと食べたいねぇ。

「あ、伸びた! 俺、今伸びたよぉ俺」

雨夜先輩と神代先輩に褒められてご満悦。

「英気を養って今後も張り切っていきまっしょーい」

神代先輩が掲げたグラスにジョッキを軽く合わせて。
そして指を軽く振って。

「いやぁ、ワイバーンの肉もなかなか侮れないよぉ?」
「俺も最初はそんなん美味いのかよって思ったけど」
「野趣溢れる風味と肉の旨味っていうの? すげぇよ」

早速運ばれてきた。見た目はただのカルビ串。
ちょうど3本ある。
一本手に取る。

雨夜 賢瀬 > 「そういう事だ。今だけは仕事も忘れて、というものだ」

ドラゴニック。
こちらも当然比喩で龍の様に長い部位だとか、
野性味あふれる豪快な串……などを想像していのだが。

「ワイバーン……」

転移荒野に稀に現れるタイプの猛獣。
養殖が成立しているのか、
それとも運良く狩猟できたものなのかはわからないが。
それが串になっているのか。

「山本の選んだ店だからな、きっとイケるんだろう」

そう言って、運ばれてきた1本を手に取って口に運んだ。

神代理央 >  
「わいばーん……」

本当に竜種だったのか。野性味溢れる味とは、とは…。
しげしげと、運ばれて来た串を眺めている。

「まあ実際、山本は凄いと思うよ。ダーティ・イレブンの一件は今でも本当に見事だったと思っている。風紀委員のあり方を世に示す事件だったと思うよ。全裸以外は」

ちょっと真面目な表情で言葉を紡ぐ。
全裸も勿論、真面目な表情で。

「ん。此れからも頑張っていこうな」

軽く合わせたグラス。小気味よい音が鳴ったグラスを傾け、酸味の強いジュースを流し込む。

「しかし、仕事を忘れた結果、わいばーんの肉を食べる事になるとは…」

とはいえ興味津々といったところ。
恐る恐る一本手に取ると、ぱくりと口に運んだ。

山本 英治 >  
「そうそう、今日くらい仕事を忘れてパァーッとやろう」

カルビ串を食べると。
猪にも似た癖のある風味と、肉の甘みがじんわり口に広がってきた。
大体、肉ってのは食性で味わいが変わるものだが。
このワイバーンは果物を齧っていた個体らしい。
脂が乗って、いい感じだ。

「これだよ、これ。雨夜先輩もきっと気に入るさ」

ダーティ・イレブンの時の話をされると咳き込んで。

「ちょっと、その話やめませんか神代先輩…!」
「あの頃、女性風紀からゴミを見るような目で見られてたんすからね…」

ははは、と頭に手を置いて。

「未熟でした。青かった。でも、自分にできる精一杯でした」

苦笑しながら、当時を振り返る。

「今は充実してるし、好きな女はいるし、目標もある」

雨夜 賢瀬 > 「ダーティイレブン……」

聞こえた名前にやれやれとしつつも、
山本が解決した別の組織の件が有名になっていないことには安堵を覚える。

齧ったドラゴニックカルビ串。
牛のようにジューシーだとか、鳥の様にさっぱりだとかではなく。
独特の歯ごたえと味わいが舌を刺激する。

「へぇ、悪くない。神代、結構イケるぞ。
 量食べたいとは思わないが……」

旨いのだが、顎が疲れてしまいそうだ。

「恥を捨ててというのは普通は出来ることじゃないさ。誇れよ。
 ……しかし、いい店を知ってるな。流石というべきか」

そう言って、あっという間に一本平らげ。
ノンアルビールを流し込む。この串は酒も合いそうだなぁ……。

神代理央 >  
「…ほんとです…?
………あ、ほんとだ。美味しい。何というかこう…脂っぽい訳じゃ無いのにジューシーで、それでいて程良くさっぱりしてて…」

雨夜の言葉を疑う訳でも無いが、それでも恐る恐るといった様子で。ちょっと一生懸命、といった感じで噛み切って咀嚼して。
ごくり、と飲み込んだ後、うんうんと頷いた。
確かに美味しい。噛み切って飲み込むまでが大変だが、それでも美味しい。

「あの後の会議は見物だったな。議事録に全裸等という単語を記載させたのは、後にも先にも山本だけだろうさ」

「とはいえまあ、女性からの目線については…うん…」

それも今は笑い話。楽し気に笑いながら、懸命にドラゴニックカルビを頬張っていたが――

「………好きな女?」

何ソレ詳しく。

山本 英治 >  
「……あいつら、特に悪さもせずに塀の中にいるみたいで」
「ま……良かったかなって感じだよ、ダーティ・イレブン」

頬を掻いて笑う。
そうだな、恥ずかしがっていたらあいつらに失礼なのかも知れない。

「漢を見せるってのも、楽じゃないなァ」
「この店、いーでしょー? いつもは一人飲みなんで楽しい!」

鶏の唐揚げを箸で摘んで一口。
そしてビール!! 最強!!

「結構、肉質が硬いんだけど……その辺は下処理次第って感じすねぇ」
「ここのは歯ごたえ重点、風味そのままって感じのが魅力です」

大仰に肩を竦めて見せる。
あの会議の時は死ぬほど緊張してたなァ。

「いや、俺クビになるんじゃないかってハチャメチャに緊張してたんすからねー」

ビールを下ろしてへっへっへっと笑って。

「園刃先輩に告白しました」
「いや、本当は諦めるつもりだったんですが……若さかな」

雨夜 賢瀬 > 「希少なぐらいで丁度いいといったところだな……これはいい。
 さて、他も頼んでみるか……神代も何か頼むか」

そう言って、メニューの見慣れないものを探して、注文していく。
実は雨夜は結構食べる方であった。

(ああ、こういう場では聞いたほうがいいんだったな)

あまりに興味が薄いので、聞き流してしまった恋の話。

「一人か……。
 また誘ってくれれば付き合ってやるよ。気に入った」

つくねの串を齧って、またグラスを傾ける。
すこしこんがり気味の塩梅が丁度いい。

(園刃……温泉で少し話したな)

などと思いながら話を促す。

神代理央 >  
「まあ、流石に首にはならんだろう。今となっては笑い話でしかないし、風紀委員会への親しみやすさというものも上がっただろうし」

グラスを傾けながら、此方は静かにグラスを傾ける。
ちびちびと飲み続け、気が付けば此方のグラスも空になってしまう。

「あ、それじゃあ今度は……そうですね。ライムジュースでも」

と、注文を取る雨夜に続き、此方も飲み物の追加を頼む。
正直そろそろアルコールが欲しいが我慢…我慢…。

そして、山本が零した言葉に。
へえ、と意外そうな顔をしようとして――料理を取ろうとしていた手が、思わず止まった。硬直。

「え、園刃?園刃って、あの園刃?」

己の知り合いで、ソノバと呼ばれる女子は早々いない。
間違いで無ければ、彼が告白した園刃とは――あの園刃の事だろう。

「何というか…そうか、ああいう女が好みか。へえ。
告白迄したとはな。因みに、結果の程を聞いても構わないか?嫌なら無理にとは言わんが」

アルコール無くても大丈夫かも知れない。

山本 英治 >  
「そろそろ焼きおにぎり的なものでお腹いっぱいにしてくかい」
「ここの焼きおにぎりはねぇ……醤油がいい感じに焦げてて」
「それで九州の甘い醤油を使ってるから典雅と表現できる香りと味がなぁ」

さっと店員に焼きおにぎりを注文して。
すると即座に注文した料理が届いた。沢庵つき。

「リアリィ? んじゃ今度からまた雨夜先輩誘っちゃうー」
「あとバイク買う時についてきてくれる話もお願いします、一緒に選んでくださいよォ」

オオウ、と顔を両手で覆って。
ぱ、と手を離すと竜の肉を貪った。

「親しみやすい全裸って風評被害も含まれてません…?」

ニヤリと笑って両手を広げる。

「ああ、園刃華霧その人だよ」
「結果は保留って形になったのかなぁ……ま、良い女だし?」
「許される許される」

むしろ保留の形になってるのに愛しい。
焼きおにぎりをむしゃむしゃ。

雨夜 賢瀬 > 頼んだライムジュースや串の皿もすぐに運ばれてくる。

「これは…トコヨトビカンパチ。魚の串は珍しいな……」

などと言いながら串を口に運んでいく。
メニューとして出しているだけあって完成度はある。
他のメニューも気になるが……また山本と来た時に取って置こうかと思う。

「九州醤油の焼きおにぎり。なるほど」

これは興味があるな。

「ああ、バイクは今週にでも行くとしよう。
 ……ヘルメットどうするか考えないとな」

その辺なんとか出来るものはあるんだろうか、
頼んだ串をつまみながら、後で調べようと思った。

「保留ね」

キープというやつか。
まぁでも、悪い女には見えなかったから、本当に迷ってるんだろう。