2020/12/04 のログ
ご案内:「異邦人街」に雨見風菜さんが現れました。
雨見風菜 > 「めっきり寒くなってきてますねぇ」

今日の風菜ぶらり散歩は異邦人街。
最近の寒さに手が冷たくなってきて、そろそろ手袋を準備しなきゃと考える。

「お楽しみはしばらくお預けですねー。
 気温無視できるような魔術とか無いでしょうか……」

あっても多分風菜では習得できそうにないが。
風和の習得できる魔術は偏っている。

ご案内:「異邦人街」に砂金雲英さんが現れました。
砂金雲英 > 異邦人街に住んでいる住人その1 竜角が立派に生えた幼女。
非常にけしからんそりの入った水着のような格好で寒さもどこ吹く風なていで街をぶらぶら。

「ふん ふーん ふーん」

心なしか笑みを浮かべてぶらぶらとあっちを見たりこっちを見たり
子供一人で保護者不在な感じで街の向こうからやってきたかんじ。

雨見風菜 > ふと、とても薄着の少女がやってくるのに気づく。

「うわぁ寒そう。
 いえ、あの角……人間じゃないから寒くないもん、でしょうか。
 ちょっと羨ましいものです」

保護者不在であることは気にならない。
そもそもこの島、様々な種族が居る以上見た目が幼くても中身は老成しているとかいう話は枚挙に暇がない。
そういう友人もいることだし。

砂金雲英 > こっちからも首に赤い首輪している女の子に気づいてしまう。

「首輪…ファッションなのです?
 コートなのは寒い季節なのですから分からなくも。
 首輪はわかりませんのです。誰かに飼われているです?」

首輪は誰かに飼われている 隷属している 眷属なのでわ?
等と勝手に妄想鏤められた事を口から漏らして笑みから真顔に
表情がころころと変わって足がピタッと止まった。

「そちらの赤い首輪の方 なにものですか?」

わたしはこういうものです、と何処からか取り出したのは生徒手帳。

雨見風菜 > 飼われているのか、という疑問を薄着の少女が呟いたのが聞こえた。
そして立ち止まり、誰何される。
自己紹介代わりと言わんばかりに生徒手帳を出されながら。

「砂金雲英ちゃん、ですか。
 私は雨見風菜、同じく一年生です」

問われるなら名乗るし、自己紹介されても名乗る。

「この首輪、気になりました?
 今は特に誰にも飼われてないので、ファッションでしか無いですね」

微笑みを湛えて、彼女の疑問に答える。

砂金雲英 > 疑問に思ったことは即座に口にして相手に尋ねている幼女。
彼女が手帳を眺めて自己紹介をし始めたので手帳をまた引っ込めしまう。

「おおきい。いろいろとばいんばいんです。」

何処をどう見て大きいと言い ばいんばいんはとある部分を見て呟く。
ファッションの為の首輪 誰が為ではなくあくまでおしゃれの為の紐づけ。

「普通の人は首輪しめないです。
 オシャレの為の飾り付けとは何かの封印装置かと思ったです」

それを解き放つときは真の姿に!?とかを想像してちょっと慄く。

雨見風菜 > 「自慢の胸です」

雲英の視線が胸に注がれていると理解して言う。
風菜は見られるのは嫌いではない。

「ええ、普通はこんな首輪じゃないですね。
 チョーカーとか、もっと可愛らしいものでしょうね。
 さて、私は何を封印してるんでしょうね」

くすくすと悪戯っぽく笑いながら。
実際真の姿があるとは言えまあこんな時間、まだまだ早い。
変身とかでもないし。

砂金雲英 > 「私の胸は大きくないです。胸は大きい方がいいです?」

矢張り大きいものはよいもの強いもの誇れるもの揉むと大きくなるもの?
手で包み込める大きさの胸をそっと覆うようにしてみたけど
人間と違い成長速度が違うので今日明日でスタイルが背丈が大きくなるとかはないです。
悲しい事に目覚めたらとか異能の変化でもそんなことは無理。

「普段の首輪は違うです?何か赤とは注目してとかの色のような。
 秘めたる姿を見かけたものは生かしておけない…怖」

ひぇーと慄くから恐怖に染まった顔になるまで早くて。
まだ真夜中という時間でもなく賑やかな街中で急に怪しい雰囲気になる訳もなさそう。
思わず角をさわさわと触って落ち着こうとする。

雨見風菜 > 「男性は大きい胸に目が行く事が多いですね。
 ですが、どちらが良いかとなると……一概には言えません。
 大きいと、動いたり戦ったりする時に邪魔ですし」

キャベツや鶏胸肉を食べれば大きくなるとか揉めば大きくなるとかそういう話はよく聞く。
それはさておき、胸が大きいほうが良いかと問われれば答えに困る。
風菜は自分の胸が大きいのを好ましく思っているのだが。

「いえいえ、これが普段の首輪ですよ。
 なんだか怖いものを封印してるんでしょうか、私?」

勝手に想像して怯える彼女に、悪戯の笑みが止まらない。
そもそも首輪が封印の鍵というわけでもなければ身体能力も変わらない。
ただの異能が使えるだけの一般人でしか無いのだ。

砂金雲英 > 「ついでに言うと胸だけ大きくなっても背も大きくならないと怖いです。
 いうだけ言うですがこの慎ましい胸で充分です。暫く成長もないですし。」

人間ではないドラゴンな雲英にとってはドラゴンの本体が大きく
ならないと人間の姿も大きくならないという欠点が存在する。
そしてその姿の切り替えは異能なので仮初の肉体は精神の成長具合で変わる。
つまり最終的には精神が成長しないと共に肉体も成長しないという三重構造ややこしい。

「消される?見ちゃったものは消されてしまうです!?
 あわわ、お、お助けっ!」

じりじりと足を進行方向とは逆へ逆再生の様に動かそうとする。
あわわわと恐怖のめーたーがMAXになったようで怯えたまま逃げ出そうとし始めた。

雨見風菜 > 「ロリ巨乳と言うのも、悪くないとは思いますが。
 貴女自身がそれでいいと言うなら、それでいいと思いますよ」

人間の風菜にとって、彼女の事情はわからない。
まあ、特に育てる気がないならそれで良いのだろう。

「いえいえ、消すだなんてそんな……
 怖くないですよーそもそもそんな恐ろしいものを封印してるわけじゃないですよー」

何もしていないのに勝手に想像だけがどんどん先走っているようだ。
流石にこれ以上妄想が先走られても困る。
だが、果たして自分の言葉にどれだけ効果があるというのだろうか。

砂金雲英 > 「はいなのです、仮初の姿なのでこの姿は今の私の精神状態。
 この姿では成長も何もないのです、残念なことに」

角が生えている時点で純人間じゃないのは明白。
育てる気は全くない…そもそも生育ぱろめーたがなかった。

「こわいよー 雲英はおうちにかえるよー 夜更かしはお肌の大敵!」

想像と妄想が混ざりすぎたのと 夜もどっぷり更けてきたのもあって
首輪に勝手におびえたドラゴン幼女は人ごみに塗れてくるりとターンをし走り逃げてしまったとか。
でも同じ学園生なのと同じ学年なので―学園で会ってしまうことに気づくのはのちのこと。

ご案内:「異邦人街」から砂金雲英さんが去りました。
雨見風菜 > 「まあ、慌てることはありません。
 貴女の種族のペースで、ゆっくり成長すれば良いんですよ」

だが、その成長した姿は風菜は見ることはないだろう。
人間よりも遥かに長寿な種族であるなら仕方ない。

「あ、あらら……結局、勘違いしたまま行ってしまいましたか。
 もしも学園で会ったときにはどう反応されるんでしょうね」

結局、勝手な想像を抑えることはできないまま逃げ去られてしまった。
単純に強さだけなら風菜は一捻りされれる方でしか無いのだが。
ともあれ、良い時間になってきたので風菜も女子寮への帰路につくのであった。

ご案内:「異邦人街」から雨見風菜さんが去りました。