2020/12/31 のログ
■ヒメ >
「……そういえば、そうじゃ。
この辺りは、異邦……この世の者ではない連中の方が多かったのじゃったな。
むう……やはり、この世のヒトが居る場所まで行ってみなければ駄目じゃろうな……」
世話になっているヒトからは、この世の常識を学んでから、と散々言われている
しかし、そろそろよいのでは?と、ちょっと思ったりもする
「とはいえ……案内もなし、では流石に迷ってしまうじゃろうな。
まあ、迷いながら歩むのも一興ではあるが」
普段の皇であれば、些細なことは気にしない
しかし、世話になっているヒトはそれなりに気に入った配下である
彼らを困らせるのもあまり本意ではない
まあ、なんとなれば……というのはあるが
「さて、どうしたものじゃろうな」
ふむ、と皇は道端で一人考え込む
■ヒメ >
「う、む……どこかで、案内人でも探すか?」
結論としてはそんなところである
「……しかし、何処におるのじゃろうな?」
皇は世間には疎かった
「ま、のんびりと探すのもよいじゃろう」
気ままに皇は歩き始めた
ご案内:「異邦人街」からヒメさんが去りました。