2021/02/27 のログ
ご案内:「異邦人街」に照月奏詩さんが現れました。
ご案内:「異邦人街」から照月奏詩さんが去りました。
ご案内:「異邦人街」に照月奏詩さんが現れました。
■照月奏詩 >
「……問題なさそうだな」
少し早めに到着。そして集合場所に向かう前にクルクルと辺りを見ていた。
最近の情勢的に治安は大丈夫だろうか。なんて心配していたがその心配は無さそうで。とりあえず一安心。
後は約束相手が来るのを待つだけ。
「にしても、結構しっかりだな」
異世界バザー。色々な道具の他に食べ物屋やら屋台やらも出ていてパッとみ完全にお祭りである。
見回りの風紀らしき人物も時々いるのはやはり最近の情勢の関係だろうか。それとも元々だろうか。
ご案内:「異邦人街」に雪城 氷架さんが現れました。
■雪城 氷架 >
きょろきょろと辺りを見回して、知っている顔を探す
色とりどりの屋台、それなりに混雑した往来
もう一度確認したほうがいいかな、なんて電話を取り出して
「えー…っと、このへん、だよな」
異邦人街にはなんだかんだで初めて来る
約束した場所が合っているのかどうか、やや不安な面持ちで、視線を巡らせていた
一応服装なんかの情報を伝えておいたほうが良かったかな、と
制服ではない普段の余所行きに厚手のジャンパーを羽織った姿
アイツとは制服でしか会ったことないしなと思い、約束場所に佇んで、スマホを向き合っていた
■照月奏詩 >
「……なんかすごく複雑な気分だが」
約束場所。そこには相手がまっていた。
相手はかなり目立っていたので見つける事は歓談だった。だが構図が少し複雑な気分を生み出す。
先についていたのに待たせてしまったような構図。中々に複雑だったが。まぁ気にしないでおこう。
軽く手を振りながら。
「悪い悪い。少し早くついたからブラブラしてた。待たせちまったか?」
嘘はついていない。
少し早くついたのではなく故意的に早くに到着して色々と確認をしていたが正解なのだが。
「さて、まずは無事に集まれた事をお祝いとしようか。来てるってことはお互い補講を受けなくて済んだってことだしな?」
前にそんなことを話していたので少しだけ笑ってそんなことを言う。
正直今回は自分をほめてやりたいくらい勉強もがんばっていた。1つ2つは覚悟していたが無事回避できていたのである。
■雪城 氷架 >
「お、いたいた。
いやいいよ、着いたばっかりで探してたトコだし」
そう言って小さく手をあげて応える
気さくというかなんというか、相変わらずの調子というか
男友達と待ち合わせしていたようなフランクさである
互いに補講を受けずに済んだ、という言葉に、視線が泳ぐ
「……お、おう、そうだな。良かった良かった。ははは」
笑い返すも、言葉の端切れもどこか悪い……
■照月奏詩 > 「ん、そうかそれはよか……」
相手の泳いだ目線。
いくつかの可能性を思い浮かぶ。
ひとつは超ギリギリだった。
ふたつは取ったけど今日はセーフの日程だった。
「……」
ジト目で相手を見つめながら考える。
それは3つ目の可能性。
「補講サボッたか?」
その可能性。眼前の彼女はやりかねない。前の会話からそんな可能性もあるとは思っていた。
と聞いてからフゥと軽く息を吐き出して。
「まぁ、別にそんなことどうのこうの言わないけどさ。やりたい事がある程度定まってんのは前聞いたし。落第はしないっぽいしさ」
異能関係はがんばりたい。という言葉は前に聞いている。だからまぁ勉強に関しては異能系を落としたでなければ何も言わない。
というか言えない。自分も人の事を言える立場ではないわけで。
「で、どうするよ。腹減ったならとりあえずなんか食い物買おうぜ。向こうでなんか異世界のトカゲの肉の串焼きが売ってて気になってんだよ」
■雪城 氷架 >
「さ、サボってはねーよ。
今日のことがあったから、前倒しにしてもらっただけだ」
バツが悪そうに視線を外す少女
前倒しにしてもらうために親戚の法事だとか方便を使ったりもしたわけだが、それはそれ
あっさりバレたのがちょっと恥ずかしくもあるけれど、相手はあんまり気にしてもいなさそうな様子
ならいいか、と気を取り直して
「ん、腹は減ってる。わざわざ朝抜いてきたからな」
イベントなら美味しいモノが食べれるだろうと期待していたのもあって、そのあたりに抜かりはない
「異世界のトカゲの串焼き…なんかスゴそうだな……」
一体どんなビジュアルなのか想像もつかない…
ともあれ、下見していただけあってどこにどんな出店があるのか把握しているような奏詩についていくことにする
■照月奏詩 >
「ああ、なるほど。それなら1安心だ。でも前倒しにできてよかったじゃんか」
なるほどなと頷くと歩き出す。
実際そのパターンは想定していなかった。1番近いので2つ目の考えかもしれない。
朝抜いてきたという言葉には少し笑ってしまう。
「ガッツリ準備してきたな……ん、ああ見た目は普通の肉って感じだったぞ。俺達の世界基準だとトカゲってよりドラゴンとかワイバーンとかそっち系統みたいらしい」
そうらしい。自分も歩いている最中になんとなく見かけただけなのでよくわかっていない。
ただ本当のドラゴンみたいに知恵があるとかそういうことでもない。つまりはワイバーンが1番近いかもしれない。
そこまで話していてあぁでもと少し顔をしかめる。
「あれなんだよな、もしガッツリ辛い系のだったりすると少し怖いな……俺辛いのとか結構苦手でさ。七味とかでも少しキツいくらいなんだよ」
ちょっと子供っぽいけどさなんて照れくさそうに笑う。
甘党。というわけではないのだが辛い物がどうにも苦手なのだ。単純に好みの違いだろう。
■雪城 氷架 >
「まあな。おかげでお母さんにも怒られずに済むってもんだ」
男の子との約束のために補講を前倒しにした、なんてことを言ったらそれはそれでアレな気もする
まあさすがに子供の交友関係まで手出しをしてくるような親でもないので、完全に未報告案件なのだけど
「へへ、お祭りみたいなイベントって聞いてたしなー。
…ドラゴン…ワイバーン……食べたことないな…さすが異邦人街」
少女にとってはゲームの世界の存在である
美味しいのだろうか、否応なく期待というか好奇心は膨らんでゆく
そして辛いものが苦手だという少年に、くすりと笑みを零して
「へえ、私は全然へーきだから、ダメそーだったらもらってやるよ」
食い意地を隠そうともせず、笑い返していた
■照月奏詩 >
「それはある意味1番良かったことだな。怒られると結構大変だっていうし」
自分は親はいないので実感は全くわかないが、結構大変だとは聞いたことがある。
だからこそ回避できたというのはある意味でよかった事なのだろう。
「同じく、ワニとかヘビならあるけどドラゴンは流石にないからな俺も……」
イメージとしては少し硬いのをイメージしているが。もしかしたら中は意外と柔らかいかもしれない。
その後の言葉に少しだけ笑って。
「その時はお願いするよ。っと、ほらあの出店」
と到着した店を指さす。思いっきり大きなトカゲ。羽があればまんまドラゴンが描かれた出店で大きな串焼きを焼いている。
そっちの出店へと近づいていく。
「串焼きふたつ。このまま食べるので包まなくて大丈夫です」
と注文をすしてお金を支払う。
そしてもらった1本を彼女に差し出す。
「ん、結構ずっしりしてるから落とすなよ……お、旨い。塩コショウではないが。結構近い味だぞ」
後肉は意外とパリパリしてる。なんて自分のを食べながら話す。
表面はパリパリとしていて中はしっかりと肉肉しい。
味は少しコショウ強めの塩コショウといった感じだろうか。
■雪城 氷架 >
「? まーな」
どこか他人事、というよりはそれを知らないといった語り口を不思議に思うも、
他人の家庭事情を詮索するなんてことはせっかく遊びに来た気分に水を差すことにも繋がりかねない
今はそのことは胸にしまっておくことにして、深くは聞かず──
「ワニとかヘビもないなー…奏詩って結構色々食ってみてるクチ?」
鶏、豚、牛
家畜のお肉程度しか食べたことのない少女にとってはそれだけでも結構意外な発言である
ジビエどころか巨大トカゲというちょっとした階段を2段飛ばしの挑戦は、否応なくワクワクするのだけど
いかにもな出店、注文する様子を見守って…差し出された一本を受け取って
「おっ…結構ボリュームある…見た目はほんとふつーの肉っていうか…どれ」
はむ、と一口、小さな口を目一杯拡げてかぶりつく
淑やかさとは無縁の食べ方をしつつ、ぱっと目を丸くして…
「…ん!」
焼き方もあるのだろうが、スパイシーで臭みもなく、肉自体は意外な程に柔らかくジューシーで…
「こ、これは……旨い、な!」
大袈裟な感想を言うでもなく、二口目に向かってしまう
■照月奏詩 >
「昔に少しだけ機会があってな。まぁ他にも変わったものはいくつがあるが……ここでいう物じゃないしやめとく。とりあえず言えるのは意外と旨かったぜって所だけ。ワニとかヘビくらいなら1回挑戦してみてもいいかもな」
どっちも食べてみると意外とおいしい物なのだ。
ヘビは少し見たねのインパクトから食べにくいが。
ちなみに隠したのは相応の理由がある奴らである。
「そうそう、旨いよな。かなりボリュームあるから他にもなんか適当に食おうかと思ってたけど。これだけでメイン系は結構良い感じになりそうだわ」
ドラゴンというだけあって食べるとなんか力が湧いてくる……気がする。
実際はそんな効果があるかはわからないが。気分的な物だろうか。
「そういえば氷架は何か買いたい物とかないのか? えっと……置物とか。飾りとか」
一瞬アクセサリーと言おうとして。そういえば前に虚無として遭遇したときに買ってたなぁなんて思いだして置物に切り替えた。
自分としてはそういった飾りよりこうして食べ歩いたりとかを楽しむのもありかもしれないなんて少し思って入る。まだ甘物もいくつか店が出ていたし。
■雪城 氷架 >
「ふーん…」
自分とそう年も違わなさそうなのに、色々経験してるんだな、と
内心でちょっと感心なんかもしたりつつ…
「やばいなこれ、クセになるかも」
…?
一口二口、かぶりついただけのように見えたが気づけばそこそこのボリュームだったはずの串がぺろりとなくなっている
まるで時間が飛んだように消え去った肉は、少女の腹の中に収まって入るのだが
氷架のこの異能レベルとも言える大食い、早食いを目にした人間は間違いなく違和感を覚えるだろう
「買いたいもの。どういうものが並んでるかもわかんなかったからさ。
見て回りながらでもいいかな、と思って──あ、ていうか、金……」
ナチュラルに串焼きを買ってもらっていたことにはた、と気づいて
──一方で、少女は虚無と奏詩が同一の存在であることには毛ほども感づいていないようだった
当たり前といえば当たり前。何か感じるようなことこそあるのかもしれないが、それも意識しなければ自分自身そうそう気づけないものなのだろう
■照月奏詩 > 「……別に重い理由とかそういうんじゃないからな? 恩人に色々と挑戦しておけみたいな感じで食わされたってだけだからな?」
そう、これに関しては本当に変な理由など何もない。
むしろ昔に関していえば栄養管理などの面で厳格だったので変な物など食べてはいなかった。
「わかる。結構良い感じにコショウが効いて……え、早!?」
早食いを見て思わず2度見。
まだ自分は半分を少し超えた程度。話しながら歩きながらという条件はあるが……だとしても女子に負ける速度だとは思っていなかった。
というか条件は同じだ。
「なんというか……マジで腹減ってたんだな」
あれも食うかみたいな顔で近くのアイスクリームの店を見る。
世にも不思議な炭酸アイス。食べると口の中でパチパチするらしい。
お金を気にされれば。あぁと少し声をだす。
「完全に流れでやっちまったわ。まぁいいや。その串焼きは奢りってことで違う物で返してくれればいいさ」
態々今からいくらなとかいうのもどうにもカッコ悪い気がしてしまって。そうして流した。
そして買いたい物もないということならばふむとうなずいて。
「なら適当にブラつくか。歩いてる内に良い感じの物とかも見つかるかもだしさ」
■雪城 氷架 >
「いや、色んな経験してんだなって思っただけだよ。へぇ、恩人に?」
どんな恩人なのやら
その時にどんな生活をしていたのか気にならなくもなかったが
「ふふ、よく驚かれるけど、ふつーに食ってるだけなんだけどな」
言いながら、串にたれた脂のついた指をぺろりと舐める
ハンカチを取り出して口元を小さく拭う姿はちょっとお淑やかさがある気がするが直前の行動でちょっと台無し
「へー、炭酸アイス。いいじゃん食べてみようよ」
食べ物とあらばとにかく乗り気
奏詩の見る先にある出店へ、じゃあさっそくと言うように向かって二つ注文しよう
ほどなくしてカップに盛られ、木のスプーンが刺さったアイスを両手に戻ってくると片方を差し出した
先程の串焼きは彼のおごり、これは少女の奢り、といった感じで
「お店も色々あるし、折角だから色々歩きまわるでいいんじゃない?」
普通の縁日なんかでは見れない店もあるかもしれない
さっそくアイスを頬張りながら、並び立って歩きだそう
■照月奏詩 >
「そそ、能力の使い方とか色々と教えてくれた人。その一環でそういう変わったのも食ってみろみたいな」
嘘ではない。
厳密にいえば少し違うが能力の使い方も食べ物に関しても教えてもらったのは事実だ。
「普通ねぇ……俺から見ると魔法とか異能とかレベルだけどな。早食いする異能とか何に使うんだって話だけど」
給食とか早弁には便利だけどなんて言って笑っていた。
そうこうしている内にこちらも完食。近くのごみ箱に櫛を捨てる。
そしてアイスを受け取る。
「ありがとさん。まぁそうだな色々あるみたいだしそれで……うわぁ、なんかこのアイス……うわぁ」
口の中がお祭り状態である。
冷たいということはそれだか感覚などが伝わりやすいわけで。
パチパチ感がかなり強化されている。
「おいしいっちゃおいしいけど……結構パチパチすごいなこれ」
でもその感覚が癖になる。
夏場などはこれを食べるのはかなりありな気がする。
■雪城 氷架 >
「そうなんだ。その恩人さんってこの島にいるの?」
異能の使い方、突然得られる力の使い方なんて、自分だって知りはしなかった
自分の場合は学園に来てから、覚えていく形になったわけだが…そうじゃない人間もいる
なんとなく、色々聞いてみたくなってそう聞き返したりもしながら…
「なんかこういう駄菓子あったなー、デザートっていうかお菓子って感じ」
私は嫌いじゃないな、なんて言いつつアイスを口へと運ぶ
こちらを食べる速度は普通…デザートは味わってゆっくり食べるタイプらしい
並んでアイスを食べながら歩いていると、氷架の容姿も手伝ってかそれなりに周囲から視線を向けられる
無論氷架は自分が類稀な美少女であることを自覚しているので気にならない、が
ふむ、と口元に木のスプーンを咥えて考える
「私達、周りからカップルに見られてたりして」
何を考えたのかと思えば、そんな冗談だったらしい
■照月奏詩 > 「んあー……いや、遠くに行った。だから今は堅磐寮で一人暮らしよ」
死んだとかどうのこうのはわざわざ言うべき事じゃないから遠くに行ったと濁す。
もっとも、月並みによく使われる言葉だから察しが良ければ感づかれてしまうだろうが。
「あぁ、あったな。食べたことはないけどCMでやってたのを見た。流石に同じ原理ではないだろうけど」
あれはお菓子だから成立していた物でアイスでは成立しない……はずである。
もしかした今の技術力なら成立するのだろうか。その辺には疎い男であった。
周囲の目線には気が付いていた。彼女とは対照にこちらに向けられるのは嫉妬だとかそっちに近い感情だったが。彼女もそういうのは気にしていないのかとおもってたら投げかけられた言葉に少し笑って。
「どうだろうな、可能性は0じゃない……と言いたいが。兄妹に見られてるって可能性も多分にあるんじゃないか?」
むしろ遠目に見ればともかく会話のノリなどを聞いていればカップルよりそっちの方が近いだろう。
というよりカップルだったならそれこそ手をつないだりしているだろうし。
「あぁ、でもお前としてはやっぱり気になるかそういうの」
自分は別に彼女とかそういうのを作るつもりも何もないしそもそも相手もいない。だからどんな勘違いされようと別にしったこっちゃないの世界だった。
だが彼女はそうではないかもしれない。もし変に自分のせいで誤解されるとそれはそれで問題だ。
■雪城 氷架 >
「…そっか。ふーん…一人暮らしなんだな」
少し暈した言葉
氷架も鈍感とまで言える程ではない
待ち合わせた直後の会話も含めて、環境的に今は独りなんだなとなんとなく、察して
「寂しくないの?私とそんなに、年も違わないだろうに」
なんとなくでそんなことを聞きながら、口へアイスを運ぶ
ぱちぱちという刺激と甘さの不思議な取り合わせも慣れてくるとこれもヤミツキ系かも、と思う
「兄弟~?そうかな…髪の色だって違うし…でも距離の感じ的にはそうか──」
結構な身長差もあるし、自分は(不満だけど)やや幼く見られることが多い
「いや、私が気になるというよりかは、奏詩が気にならないのかなと思ってさ。
ほら、もし彼女とかいたら、なんか悪いじゃん」
奏詩のスタンスは知る由もなく
冗談混じりとはいえ男女でこういう場を歩くことにそういう心配が一応あったらしい
■照月奏詩 >
心配されるような事を聞かれれば少し笑う。
「寂しくはないな。それこそほら、こうやって話す相手はいるわけだしさ。どうしても暇だったりするならバイト行ったりもしてるし。それに今日は氷架がいるけど、前に話したみたいに祭りとか一人でブラブラするのも嫌いじゃないし」
でもありがとうな。なんて最後に付け加えて少しだけ笑っていた。
今まで傷とかそういった意味で心配されたことはあったが寂しくないかと心配されたのは初めてで、少しだけ不思議な気分であった。
そしてアイスを口に運ぶ。好きな甘い物ということもあって慣れるのも早くさっきの串焼きよりはペースも早い。
「ああ、これで手つないでるとかしてたらカップルにみられるかもだけどさ」
そういった意味でもどうしても今の状態でカップルと見るには無理がある場面はある。
最もそれでも見えなくはないのだろうが。
その後の発言には心外だなと苦笑い。
「おいおい、誘ったの俺だろ。その理論だと俺は彼女がいるにもかかわらず違う女の子を誘った浮気野郎って思われてたってなっちまうぜ?」
それは心外だぜとクククと笑う。
完全に冗談でそんなことを言っていた。
■雪城 氷架 >
「なら何より。
私なんかは結構寂しがりだからさー。
家族が島にいなかったらちょっと一人じゃ、生活とかできないかもしれない」
奏詩はすごいな、なんて付け足しつつアイスの最後の一欠を口へ
「そこはほら、私が変わり者で友達いないって話したから気でも使ってくれたのかと思うじゃん?
優しそーだしさ、奏詩」
笑いながらの冗談にはそんな答えを返していた
もしそうなら、特定の恋人がいてもおかしくはないわけで──
「…ま、気にしないならいっか。お、なんだあの店──」
気を取り直すように笑って、興味津々に視線をあちらこちら、と散りばめていた
■照月奏詩 >
「ああ、そうなのか? ひとりでサボつたりしてたしそういうの平気なのかと思ってたわ。でもそれならあれだ、俺もどうせ1人で暇な訳だしなんか寂しけりゃ連絡してこいよ。飯くらいなら付き合ってやる」
なんて軽く手をヒラヒラと。でも寂しがりというのは少しだけ意外だななんて思ったりもしていた。
一人でいたわけだし複数人でサボるのは嫌ともいっていたしで1人でも案外平気なのかと思っていた。
「優しくはないっての。少なくとも変な同情はするタイプじゃないしさ。そもそも、仮に彼女がいたなら……こんな食い倒れコースみたいなダメダメコースじゃなくてもっといいエスコートするっての」
多少は下見したが……デートとしてみるならば落第点レベルのエスコートであった。
と、彼女が気にしたのもあり自身も周りをキョロキョロと。
目に留まったのは。
「アロマ?」
異世界のハーブを使ったアロマの店だった。
異世界の植物と言うこともあり良い香りというだけでなく様々な効果。例えば治療だとかといった物も置いてあるらしい。
「少し覗いてみるか? いい香りのとかあるかもしれないし」
とそっちを指さしてみた。
■雪城 氷架 >
「そりゃー友達がいないだけ。
でもっておまけに人見知り、お前みたいな変わったヤツくらいしか話しかけて来ないんだって」
苦笑しつつ、あー美味かったと手に持っていたカップを往来に設置されたくずかごに放り込む
「……ん?そうなの?
別にいいと思うけどな、こういう食い倒れコース?みたいなの…」
もっといいエスコートがあるらしいがあまりにも縁がない少女は首を傾げていた
「へえ、面白そうだな。行こいこ」
アロマの出店を見つけたらしい奏詩と視線の向きっを合わせれば、
異界のハーブを使ったアロマなんていかにもこういうイベント、こういう街ならではのもの
高まる好奇心を胸に、促されるyまま、店に向かう
■照月奏詩 > 「友達少ない同盟。だもんな」
前に不名誉といわれた同盟名をもう一度出してククと笑った。
前は否定はされたがこっちも少ないので事実といえば事実になってしまっているのであった。
「俺も悪くはないとは思うが……デートコースとしてはどうよって思ったりはする。それこそ異世界のバザーなんだしアクセサリとか置物とか。そういうのを見て回るとか。後服とかもありだしさ」
パッと思いつくのはその辺。
まぁそれが正しいかどうかは自身ではわからない世界であった。悪人には無敵の男もデートでは全くの雑魚であった。
そして向かった先のアロマのお店。特徴的な置物から煙が出ていたり良い香りがしていたりしている。
「へぇ色々な効果があるんだな……これとかは体の細胞を活性化させて怪我や風邪を早く治すだってよ。でこっちはよく眠れる……これなんかすごいな。いい香りがするだけだけど水を入れると増えるから実質無限アロマだってさ。水を入れすぎると香りが強くなりすぎるっぽいが」
異世界というだけあって中々不思議なハーブが多い。
それをそのままアロマにしているから効果も独特な物がある。