2021/12/16 のログ
乱桜 ありす > おちつく。

学園や寮といった、機械が多い所から離れての散策、ついでにお買い物。
異能を抑える必要がない、機械文明のない中世ファンタジーな場所でゆっくりのんびり。
本当に楽な気持ちでいられる場所。

ただし長いこと歩いて足が痛い。
バスも電車も故障しちゃうので交通機関に頼れない。
だから基本的に徒歩になるわけで……この機会に故障しない移動手段とかあったりしないかなとウィンドウショッピング中。

乱桜 ありす > 適当に探してはいるけれど、そうそう簡単には見つかったりしないわけで。

……そもそも機械に頼らない移動手段ってどんなのだろうと想像してみる。

馬車。馬どうしよう。
魔法のじゅうたん。多分飛べそう。魔術をしっかり使えないとだめそう。
テレポ。高等技術そう。下手するとかべのなかにいることになるのでは。

「……うーん…………。」

首をひねって考えてみても、それ以外の手段は……なさそう?ないかも。ひとまず歩いているのも何なのでその辺の食事処に入ってみました。

扉が西部劇にでてきそうな名前が出てこないあれっぽい。
店内を見てみると酔ってる人が何人か……。酒場かな?

乱桜 ありす > 酔っぱらっている人からは距離を取って席につきウェイトレスさんが来るのを待つ。
メニューを見て、確認中……手作り感たっぷりの手書きのものだ。字が丸っこい。

「ウィンナーと…あげじゃが?フライドポテトとは何が違うんだろう……?」

あとお酒とか飲み物とおつまみメニューが結構ある。
あるのだけどウェイトレスさんが来ない、と言うかいない。
カウンターの向こうに店主さん?がいるようなので少し声を大きめに。

「すみませーん、ウィンナーとあげじゃがと珈琲をお願いします。」

なお、コーヒーにミルクはない模様。お酒以外の飲み物が分からないものが多いのでひとまず避けて注文完了。暫し待つ。

乱桜 ありす > 待つことそれなり。

酔っぱの人に絡まれることもなく、油で揚げている音がするのを聞きながら待つ。


――その、予定だったのですが。
なんか奥の方でカチカチ音がする。
あれ?何か嫌な予感がしますよ?

耳を澄ませてみると、火がつかない模様。
これ、私の異能のせいでは? 仕方ないので気合を入れて…抑えに回り。

やっと火がついて揚がったところで、仕方なく急いで珈琲で激熱の肉汁でやけどしないようにしつつ食べて。
あんまり休んだ感じもおいしく食べれるような状態でもなく、お代金を払って酒場を後にするのでした。

異邦人街ですら休めなくて、遠い目をして長い帰路へ。

ご案内:「異邦人街」から乱桜 ありすさんが去りました。