2023/06/03 のログ
深見 透悟 > そうこうしているうちに――ポツ、ポツと緩やかな髪を雨垂れが叩き始める

「うわ、やっべ……どっかで雨宿りしなきゃだ。
 ついでに傘買おう、そうしよう」

テディベアを腕に抱いたまま、再び雑踏の中へと躍り出て
本降りになる前にと、最寄りの雑貨屋を探して足早に歩を進めるのだった。

ご案内:「異邦人街・漂着横丁」から深見 透悟さんが去りました。