2021/10/10 のログ
ご案内:「宗教施設群-修道院」にマルレーネさんが現れました。
■マルレーネ > 一つだけ息を吸い込んで、吐き出して。
なんだか久しぶりな気がするなぁ、と看板を持ち出して修道院にかける。
『懺悔室あり 懺悔・悩み相談・愚痴・その他 何でも聞きます』
ホコリをぽんぽん、と払ってヨシ、とうなずくのは金色の髪をした修道女。濃紺の修道服を着て、本日はフードやベールの類はつけないまま、サラサラの金色の髪をポニーテールに結んで活動的に。
彼女はシスター・マルレーネ。
すっかり馴染んでいるが、異世界から来て、異世界の神に祈り続けるただ一人の孤独なシスター。
まあ、こっちの世界の教会の傘下にひとまず収まることで、いろいろと生活に困ることは無いわけだけれども。
■マルレーネ > 異世界では巡礼者とも呼ばれる旅人。
様々な地方をめぐり、様々な危険を乗り越えた歴戦の冒険者でもある。
それを裏付けるかのごとく、身体は強く、物事に対して器用であり、一人で生きることができるスキルは大体を網羅している。
まだ若く、女性としても出るところは出たプロポーションは持っているが、まあ異世界にすっ飛ばされたという立ち位置の関係上、浮いた噂はほとんど無い。
そんな彼女は今日も腰に手をやりながら、あー、と気の抜けた声を漏らす。
今日は編み物でもしながら誰か来るのを待とうかな、なんてふわふわと気持ちを浮かせつつ、礼拝用の長椅子によいしょ、と腰掛けて。
■マルレーネ > ………。
編み編み。一人でゆったりと編み物をしながら、今後やらなければいけないことを思い出す。
「………落第街にある修道院のお掃除は終わりましたよね。
……んー、更に奥地には、流石に入りたくないんですけどねー。」
渋い顔をする。
正面切っての殴り合いなら、まあ、まあ、なんとかできる気がしなくもない。
ただ、この島はそうでもない。何の力も持たないような一般人風貌の人間が、まるで理解できない攻撃をしかけてくることも多々ある。
単純に「そこそこ強い」だけの人間では危険なのだ。
それを考えて、考えて…………。
「まあ、なんとかなりますか。」
からり、とあっさりそう結論付ける。ブレーキのあんまり無い女。
穏やかに長椅子に腰掛けたまま編み物をする様子からは想像がしづらいかもしれない。
ご案内:「宗教施設群-修道院」からマルレーネさんが去りました。