2022/11/14 のログ
ご案内:「宗教施設群/無人の教会」にセレネさんが現れました。
セレネ > 静かに扉を開け、人気の無い教会に足を踏み入れる。
ふわりと香るローズの香りと、月色を靡かせながら入った内部はやや薄暗く。
その薄暗さが、色素の薄い蒼には有難かった。
己にとってはその光源でも充分に明るかったから。

『――少し、雨宿りをさせて頂戴。』

此処に祀られ、信仰されている神が誰かは分からない。
が、とりあえずそう異国の言語で告げると
持っていたハンカチでパタパタと水滴を拭う。
外は小雨が降っており、残念ながら傘を忘れた己は暫し雨を凌がせてもらおうと此処へ走って来たのだ。

セレネ > 少し乱れた息を整えながら、近くの長椅子へ歩いて腰を下ろす。
天気予報では雨が降るとは言っていなかったが、予報は予報だ。
外れる事もあるだろうと息を洩らす。

『これじゃ散歩もままならないわね…。』

冷えて来る時期だ、体調を崩してしまっては
黄緑髪の彼や口の悪い少女に世話をかけさせてしまう可能性もある。

それだけは避けねばなるまい。
一先ず、ある程度濡れた衣服が乾くまでは暫しこの無人の場所を借りる事と。

ご案内:「宗教施設群/無人の教会」からセレネさんが去りました。