2022/11/23 のログ
ご案内:「宗教施設群」に落花 彩晴さんが現れました。
落花 彩晴 > 昨日、思いがけず本土の幼馴染と再会したのも束の間、今日も気分転換の散策に異邦人街へと足を運ぶ。

「…個人的には、常世渋谷みたいな流行の最先端も刺激ですけど、こういう異世界の文化の街並みも捨て難いんですよね…。」

どちらにも、それぞれの良し悪しはあるのだろうけれども。
さて、何となく足が向いたのは宗教施設が軒を連ねる一角だ。
あまり、異世界のものを含めて宗教とは縁が無い…が、式典委員会の行事で少なからず関わるものもある。

(…まぁ、今回は委員会絡みではなく、単純に私の好奇心の散策がてら、なんですが…。)

物珍しそうな素振りを隠す事も無く、歩く度に微かに前髪に付けた薔薇の花飾りを揺らす。

落花 彩晴 > 「…考えたら、バリバリに呪い家系の私がこういう場所に来て平気なんでしょうか…?」

宗教家の皆様や、あるいは各々の神々にご迷惑を掛けないだろうか?
と、思うが散策を止めるという選択肢は無い。こうして島のあちこちを巡るのが好きなのだ。

(…私にも異邦人の友達が出来たら、こういう所とかの詳しい解説とか貰えるんでしょうかねぇ。)

残念ながら、先日までほぼぼっちだった少女に異邦人どころか普通のお友達もゼロだ。
自分の不器用さにちょっと悲しくなりつつも、直ぐに気分を切り替える。こういうのが大事。

「…教会みたいな建物もあちこちありますけど、どれもシンボルが変わった形というか…。」

十字架くらいしか分からない少女からすれば、どういう宗教のアレなのか興味は尽きない。
先程心配していた自分の家系の『呪い』も、今の所は自分や周囲に変な影響は出していない。

(まぁ、そんな四六時中垂れ流しになっていたら、私はとっくに隔離でもされてそうですし。)

落花 彩晴 > (あの閉鎖的で堅苦しくて、外面と体裁だけは立派な実家から離れて矢張り正解でしたね…。)

故郷に思い入れは無い、身内も親類家族もロクなのが居ない、腐った一族なんて滅んでしまえ。
…いけない、一応は乙女なのだから、物騒な思考は止めておこう。

「…何か、委員会の活動に生かすヒントとかあれば……う、いけないけない…。」

気楽な気分転換の散策で来たのだから、委員会のお仕事の事は一先ず置いておこう。
こういう、異世界の文化や歴史、神話とかも凄く面白そうだなぁ、と思うのだけど…。

(私の頭じゃ覚えきれないでしょうねぇ……割と馬鹿ですし…。)

自覚があるだけマシ、なのだろうか?努力は相応にしているつもりだが、やり方が悪いのかもしれない。
ちなみに、学業成績は平均よりやや下、委員会の仕事も今は下っ端雑用がメインである。

落花 彩晴 > 「おっと、ついつい余計な事まで…気分転換の散策になりませんねぇ…。」

ついつい、こう思考があっちこっちに偏ってしまうのはあまりよろしくないかも。
ともあれ、そのまま暫くは物珍しそうに宗教施設群の見学がてら、散策を楽しんでいた少女だった。

ご案内:「宗教施設群」から落花 彩晴さんが去りました。