2020/09/03 のログ
ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」に殺音さんが現れました。
殺音 > 「………ばっからし…」

路地裏、ひとまずの情報収集をおえて大きくため息。
しかしどうにもうまくいっていない。
キング…虞淵の言っていた組織『裏切りの黒』
噂くらいは聞いたことはあるが、あくまで噂程度。
正面から話を聞こうとすれば笑い飛ばされるようなものだ。

ここのところ、別の仕事の傍ら
売れそうな情報がないか聞き回ってきたが
どれもこれも空振り。
そもそもキングが言ったことといえ
こんな与太話めいた連中の話なんて誰が知っているものか。

殺音 > 悪《ヴィラン》を狩りの悪《ヴィラン》。
裏の風紀。
落第街の秩序維持装置

ガキ共の好きそうな話だ。
ヒーローごっこの延長かなんかか。
なにが悪《ヴィラン》だ。風紀のキモデブとでもやってろよ。
しかし、それも所詮は噂。

そういう話が好きそうなガキが流したのかなんだか知らないが
大真面目に聞いて回って損をした。

「キングも焼きが回ったかな。こんな噂信じるなんて…」

彼に重用されれば成り上がれそうな気もしていたが
雲行きが怪しく感じられる。

殺音 > 自分がこんな
幼稚な噂を真に受けてると思われると
今後の活動に支障が出そうだ。
キングの言うことであったからもしかしたら…とは思っていたのだが
結果は成果ゼロどころか
話を聞こうとすれば嘲笑われる始末。

『鋼の両翼』とかいう勘違い集団を
より荒唐無稽にしたような連中。
奴らが幅を利かせる前に頭の悪いガキが語った理想が噂になった…
そんなもんだろう。

「ま、やーめだやめだこんなもん」

メモをポッケにしまって、落第街の方に向き直る。
とはいうものの…鋼の両翼…アイツラに話聞いてなかったな。
似たような組織だし、餅は餅屋。
なんか知ってるかも知れない。
あそこで空振ったらほんとにやめよう。

殺音 > せっかくこのへんまででてきたんだし
ちょっといいもん食ってから帰ろうかな…
なんて思いながら、渋谷の人並みに紛れ込む。

流れるようにサイフをスッて懐に。
中身はパパッと入れ替えて
サイフそのものはそこらにポイだ

久しぶりに肉くいたいな、肉。
牛の。

ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」から殺音さんが去りました。