2020/10/29 のログ
ご案内:「裏常世渋谷」にセレネさんが現れました。
セレネ > 一時期はかなり賑わいを見せていた此処も、件の朧車という怪異が討伐され静かになった。
ビルの上から地上を眺めて見てもこの間のような騒がしさは微塵もない。

「…本当に全て討伐されたみたいね。」

暴走列車が表の世界へと流れてくる前に止められたのは流石というか、
それ程までの人数を投入出来たのか、それとも腕の良い祓師や退魔師がいるというのか。
組織に所属していないからどうなっているかは分からないけれど。
何もないならそれで良い、か。
今の時期、収穫祭だし。

ビルから飛び降り、一瞬だけ翼を現してふわりと着地。
――さてどうしようか。

セレネ > 朧車が本当に消滅したのかが気になって来ただけだし、その事実を確認したのでもう此処に用はないのだけど。
折角来たからもう少し探索して手頃な怪異を討伐してみるか。
二度目の満月も近いから調子が良いし…恐らく大丈夫な筈。

危なくなれば逃げれば良い。己は専門家ではないのだ。本格的な事は相応の組織に任せる方が早い。
ただの興味で踏み込んだだけだが、深くまで踏み込む気はない。その理由も今はない。
ブーツのヒールを鳴らして歩く。あてもなく。

セレネ > 平和な日常も良いものだが、時折こうやって刺激が欲しくなる。
…己の居た世界より此処が平和すぎるせいなのだろうか。
これでは父に言えた事ではないなと苦笑。

「なんだかんだ言って、やはり私は貴方の娘のようですね。」

平穏も好きだけど、スリルもないと楽しくないだろと言っていたっけ。
尤も父の言うスリルとは文字通り命のやり取りだが。
己もそれに片足を突っ込みかけている。
元は其方の道に進むつもりだったのだけど…。

セレネ > 本当にそれを望むのなら風紀に入るのが良いのかもしれないけれども。
今の所は保留中。まだ卒業には時間があるのだからゆっくり考えよう。所属する事により己に利があるかどうかを。

そんな事を考えながら歩いて居れば、怪異を見つけ鞘から刀を抜く。
この怪異も刀が吸収するのかどうかは、討伐してからのお楽しみ。
満足するまで狩れば表の世界へと戻るとしよう。

ご案内:「裏常世渋谷」からセレネさんが去りました。