2020/12/06 のログ
神樹椎苗 >  
「リードしてると言いますか、あいつが受け身体質なのですよ。
 まあでも、手の平一つで悶えるところを見るのは、中々可愛いもんですよ」

 そう、まさかこんな幼い外見の娘が、こんなまっピンクな話をしているとは誰も思わないだろう。
 それこそ、小さいほうが、姉のようにも見える少女を赤面させる側だとはなおさら思わないだろう。

「ほうほう、なら今度はコスプレとかもいいんじゃねーですか?
 そう言えばハロウィンの時は仮装なんかもしましたね」

 そう言えば青年はどんな衣装が好きなのだろうか。
 そういう自分の好みすら、青年は自覚がなさそうに思える。
 ここはもう、こちらから開発してしまおうか、などと考えつつ。

「髪は基本的に一ヶ月に一センチほどですからね。
 ああでも、最近は肌や髪に優しい女性向け育毛剤も売ってますよ。
 一ヶ月で十センチは伸びるとか、そんな商品もありましたね」

 行きつけのドラッグストアで、以前、おすすめ商品になっていたのを覚えている。
 あそこのスタッフは丁寧だから同時にヘアケアに関してもアドバイスしてもらえるだろう。
 居住区の『杉本ドラッグ』帰りにでも一緒によって見ようか、なんて考えながら。

 髪を戻されれば、やっと少し動くようになった重たい左手で、髪を襟の内側に押し込んでいく。
 こうしておかないと、フードを被るときに大変邪魔になるのだ。

「ふむ、ダーツですか。
 じゃあスコアでも競ってみますか?
 負けたらなにか罰ゲームでも」

 遊び気たっぷりな少女に、椎苗もまたまだまだ乗り気の様子で。
 久しぶりに一日中、遊び倒す事になるのだろう。
 

修世 光奈 > 「可愛い…、あ、それはちょっと思ったかも。うぐ…実は、こ、こすぷれも…もうやりました…」

一部同意を示し、コスプレに関しては…大変なことになったことを思い出しつつ、しいちゃんもやったんだー、とか。
そんなピンクな会話をしてから…

「へええ、知らなかった。それを使って驚かせるのもありだなあ…」

教えてよー、と言って…帰りにきっとそのドラッグストアに寄ることとなるだろう。
こんないいお店があったのか、と感動した、というのは後日の光奈の言だ。


髪を押し込んでいくならそれを手伝ってから

「お、いいねー。じゃあ、駅前のクレープ屋台で異界クレープおごりとかどう?」

などと光奈も気合を漲らせ。
友人と、たっぷり休日を楽しんでいく――

ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」から修世 光奈さんが去りました。
ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」から神樹椎苗さんが去りました。