2020/12/14 のログ
ご案内:「裏常世渋谷」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 > 年末の大掃除、と言えば実に牧歌的であるのだが。
クリスマスやカウントダウンイベントで常世渋谷を訪れる生徒が増加する可能性を考慮し、その前に通称『裏常世渋谷』での大規模な怪異狩りを行う事となった。
そういった仕事となれば、当然己にも声がかかる。
というか、寧ろ元々己はそういった部類の仕事が専門ですらある。不本意ではあるが。
此れでもか、と準備された異界を散策するアイテムに、帰還用の護符までぎゅうぎゅうに押し込められた鞄は、特務広報部で事務処理をする様になった部下に渡された物。
曰く『雇用主に死なれたら困りますから』とのこと。
ぐうの音のでない正論に、苦笑いを返すしかなかったのだが。
「……さて、それじゃあ一仕事始めるとするか」
ヒトの気配。生者の匂い。現世の者の肉体を求めて、影の様に現れる有象無象の怪異。
大体は都市伝説が其の侭実体化したかのような風貌だが、そんな事は関係無い。
砲弾が当たるのなら、問題は無いのだから。
「……Brennen!」
鋭く放った一言と共に、無数に召喚された多脚の異形達から轟音と共に砲弾が放たれた。
周囲の被害を考慮しなくて良い、というのは実に助かる。
己の異能の火力を、存分に振るう事が出来るのだから。
ご案内:「裏常世渋谷」に謎のねこさんが現れました。
■謎のねこ > 羽の生え首輪を装着したなぞのねこ 裏常世渋谷についに出没開始。
怪異に間違えられても可笑しくない位に妙な見た目も相まってもふもふの尻尾を揺らしながら
てふてふぴょんぴょんどかんどかんと辺りに飛び散る砲弾を尻目に
吹き飛ぶ瓦礫 飛び散る人とかものとか 色々なもの。
時々狙いのなっていない砲弾を見えない壁でべしっと叩き落すなぞのねこ。
その砲弾らは爆発もせずに地面に叩き落され縫われた感じに地面とキッスしてる。
なぞのねこ砲弾の雨の中 我関せずという顔で呑気に散歩開始。
■神代理央 >
はてさて、畑を耕すかの如く吹き上がる地面と、花火の様に吹き飛んでいく怪異や瓦礫の山。
そんな激しい砲撃の雨の中を悠然と歩く猫の姿があれば――流石に、怪訝そうな表情を浮かべてしまうのだろう。
「……怪異、にしては敵意が感じられないが…。しかし、砲弾を叩き落すというのは間違いなく普通の猫では無い、よな…」
取り敢えず、猫(?)の周囲への砲撃を停止し、群がる怪異を吹き飛ばす事に注力する。
その間にも、じーっと猫を観察していれば、どうやら首輪付き。
「……誰かのペット…?」
まあ、常世学園なら魔獣や幻獣の類を飼っている者など珍しくも無いかもしれないが、と思いつつ。
角と翼の生えた猫…の様な何かを、まじまじと観察しているのだろう。
■謎のねこ > 怪異のようで怪異ではないねこが通る前後の道はノーダメージ。
怪異のようで激しい砲弾の雨の中王者のよーに歩くねこさまは、
怪異の吹き飛んでいく様を眺めて ン~フフフ とか妙な声を漏らし
周囲に飛び落ちる砲弾が収まったのを見届けると再びもふんもふんと歩くことを再開する。
「ン~フフフフニャ。」
茶色い首輪を装着したなぞのねこはゆっくりとだけど移動砲台と
いう名の形をしたとある青年のほうへとちまちまと近づき始める。
羽で飛んで近づくという無粋なことはしなくて敢えて歩いて近づくのでした。
■神代理央 >
此方が気を遣う迄も無く、砲弾などどこ吹く風と言わんばかりの猫のような何か。
周囲への砲撃を収めれば、とことこもふもふと此方へゆっくりと近づいて来る。
「………警戒…するべきなのか…?」
一応。一応念の為。己の親衛隊たる大楯の異形を直ぐに対応出来るように控えさせる。
何せ、此処は裏常世渋谷。猫と見せかけたナニカ……というか、角と翼が生えた時点で猫では無いとは思うが。
まあ、相手が何であれ敵意があるかないか、それだけは判断しておきたいところ。
未だ遠くで怪異を吹き飛ばす鉄火の暴風が吹き荒れる中、一匹と一人の距離はゆっくり、しかし確実に縮まっていくのだろう。
■謎のねこ > 警戒 争いとかそんな領域とは別次元にいそうなねこのようななにか。
角も生え羽もあり四肢も猫とは違う次元の違う存在。
とことこもふもふちゃんと砲弾の発生源数メートル手前ですとんとお座り。
ぱたりこぱたりこともふもふのしがいのある尻尾を地面を叩く感じに下ろしたり上げたり。
「ンーフフ」
辺りの警戒も何のその、裏常世渋谷にあるまじきなぞのねこは
周囲を警戒する親衛隊や青年を片目に見ながら器用に前足でくいくいと毛づくろいをし始めた。
「おやおや。お掃除の間にお邪魔してしまってすみません…にゃ」
なぞのねこは口を開いたかと思うと流ちょうに人の言葉を喋り始めた。
遠くで怪異や瓦礫や人が鉄火の暴風で凪倒され吹き飛ばされている中、
呑気になぞのねこは聞こえる範囲で会話を唐突に始めちゃったのだった。
■神代理央 >
「………喋った…いや、まあ、喋るか……」
まあ、砲弾を弾く猫だ。喋ったりもするだろう。うん。
暢気に毛づくろいを始めた猫(?)を眺めながら、ふむむ、と思案顔。
「いや、別に邪魔ということはないさ。私の異能は、思念さえ繋がっていれば自動で敵を屠る。
しかし、その……何者か、という曖昧な質問で申し訳ないが…」
意思疎通も出来るし、敵意も無さそう。
であれば、取り敢えず対話を試みようと。
ゆっくりと猫に近付くと、しゃがみ込んでその瞳を覗き込んでみようとするだろうか。
■謎のねこ > 「喋ったらまずいですかニャ?」
まずいまずくないの二択だと交流の為には会話が一番でしょうそうでしょうで押し切りそう。
砲弾を弾いたのは特殊技能ですがそこには触れないつもり。
毛づくろいをちゃんとした後は毛並みもよろしいなぞのねこ綺麗になった。
「その理論ですと意識が落ちたら砲弾も止まるのですか。
出会ったばかりのなぞのねこ相手にデメリットを告げてどうするのですか。
思念さえ刈り取れば異能は止まる理論につながります。うかつですよ??
私は常世学園1年の……この姿ではなぞのねこで御認識ください。
ここにたしか…ご笑納ください。」
敵意とか殺気とか装備せずに無意識にやりそうななぞのねこ。
意思疎通はちゃんとするけど 自己紹介の際に学生証をどこに
収納したか忘れて毛づくろいのやり直しも兼ねてごそごそ…。
ちょっと間をおいて ぽとりと落ちたのは角の生えた10歳前後の
ロリ…少女が写った学生証。書かれた名前は 砂金雲英。
覗き込まれれば 猫にあるまじきの瞳孔が細長いまるで竜の瞳のような瞳孔が青年の顔を見つめてる…!
■神代理央 >
「いや、まずくはない。寧ろ、円滑なコミュニケーションを取れる事は喜ばしい事だ。にゃーにゃーと鳴かれてばかりでは、話も出来ぬからな」
と、猫のような何かに言葉を返す。
実際、言葉が通じなくては御互いの情報を交換することも出来ないのだし、人語を解せるに越したことはない。
「んー、一応最低限の自立行動が可能ではあるから、私の意識が無くなっても行動不能になる事はないさ。
それがデメリットになるのなら、君…君…?の言う通り、そうそう迂闊に話したりはしない。とはいえ、忠告は素直に受け取っておこう。
……あ、学生…なのか。学生証まで……ふむ」
ほう、と学生証を手に取って眺めれば、其処に記されているのはれっきとした常世学園の生徒である証。
本物かどうかは…まあ、こんな場で身分を詐称する者もいないだろう。
砂金雲英、と書かれた名前と、猫化した少女を交互に見比べて。
「………猫らしからぬ瞳で見つめられても困ってしまうのだがな。
流石に種族迄伺うのはどうかと思うが…恐らく、猫に関する種族では無いのだろう?
寧ろ、大分格の高い種族ではないかと思うのだが」
と、竜の瞳の様な瞳を、紅い瞳で見つめ返しながら。
にこり、と笑いかけて首を傾げるだろうか。
■謎のねこ > 「そうですかでは語尾にとってつけたような猫はやめましょう。」
忘れそうな語尾に猫語をあっさり付属をやめるなぞのねこ。
はた目から見てなぞのねこは羽もあるし角も生えているので猫ですらないのは明白。
「最低限の自立は本当に最低限ではないですか。
応用と化されたら終わりますね終わってますね。
この姿 此処で解除するとほぼ裸になるのでやめます。
ちょっとこれをしまい…」
ややあって学生証を返してもらえればごそごそと毛の中へ収納していく。
毛に埋もれる位に毛深くもないのに学生証は落ちなくなってた。
「種族は竜ですね、猫の姿は変化の一つです。人の姿は角だけが残りますけど、
あとは隠せたり出来ます。いつもでしたら服装こみで変化するのですが、
今日は諸事情で裸で変化を…そのう。」
そ、そろそろ帰りますねっっと尻込みするとなぞのねこと称したそれは裏常世渋谷を後にしていったとか。
ご案内:「裏常世渋谷」から謎のねこさんが去りました。
■神代理央 >
「違いない。まあ、早々簡単に意識を落とされぬ様に、努力するとしよう。
……さ、流石に此処で全裸になられるのは困るな。うむ…」
別に人目がある訳でも無いが、戦闘中の異界でそうなられても困ってしまう。
自重してくれた彼女に、ちょっとだけ安堵した様な溜息。
「…竜種か。どうりで…。いや、此の学園には様々な種族の者がいる。どの様な種族であれ、学生生活を大いに楽しんで欲しいものだ。
ただまあ……変化の術とやらを使うときは、服装に気を遣って貰えると、助かるな」
学生証を器用に毛の中へ仕舞いこむ様を、感心した様に眺めながら。裸で変化したという彼女に苦笑いを一つ。
そうして、立ち去っていく彼女…もとい、猫を見送った後。
「…さて、とっとと仕事を片付けて、帰るとするか」
既に半壊状態の怪異たちを一瞥し、砲撃を再開。
一時間もしない内に、少年の姿も異界から消えていたのだろう。
ご案内:「裏常世渋谷」から神代理央さんが去りました。