2020/12/19 のログ
ご案内:「常世渋谷 底下通り」に修世 光奈さんが現れました。
修世 光奈 > 「えへへ…ちょーっと変な雰囲気だけど…わかってても、やっぱりこの味はたまーに食べたくなるよねー」

底下通り。
そこは異邦人が勝手に店を開いたりしている安全と危険の境目のような場所だ。
けれど、光奈は…時折ここに通っている。
というのも…

「ん♪おーいし。このふわ、っとした甘さって何なんだろ…」

ここでしか売っていない、限定のクレープを求めてきているのだ。
厳つい無口の異邦人お兄さんが黙々と焼くそのクレープは、種類が1つしかない。


クリームとイチゴらしきものを合わせたメニュー。
ただ、その甘さが特徴的で、幸せを感じるほど甘いのにしつこくなく…す、と喉を通っていくのだ。
値段もお手頃であり、学生にも優しい。

店主の人相だけが問題だが…慣れてしまえば、人付き合いが苦手な人なのかな、というだけに留まる。

「………」

ふと、思うことがある。
異邦人の知識なら…もしかすると友人が抱えている問題を解決できるのではないか。
ただ、そういった人物に対する接点は薄い。
今度『捜して』見ようか、と思いつつ。
クレープをかじりながら、騒がしい通りをひょいひょい、と歩いていく。

最初は怖かったこの通りも、奥まで行かなければ騒がしさが癖になってくる。
元々、賑やかなのは好きな方なので、なおさらだ。

ご案内:「常世渋谷 底下通り」から修世 光奈さんが去りました。