2021/03/09 のログ
■藤白 真夜 >
「……ふぅ」
一応、一番危ないところは終えました。
あとは、念の為、おばけさんが残っていないよう、祭祀局の方に持たされた聖水をふりかけて、帰るだけ。
(……これ、ぴりぴりするんですよね)
暗く、冷たく、血の匂いにまみれて。
全身に残る霊障の痛みが、脳内物質で痺れた頭に、ようやく届いて。
「……っ、……く、……」
小さく声を漏らして。
血と呪いに、体をまみれさせながらも。
「えへへ。今日も、いいこと、できたかな……」
その顔は、どこか誇らしげに、見えるのでした。
ご案内:「常世渋谷 常磐ハイム」から藤白 真夜さんが去りました。