2022/10/12 のログ
ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」に川添春香さんが現れました。
川添春香 >  
パラドックスを追う。
行く先々で目立つ世界の破壊者……しかし。
この広い島でヒトを一人探すというのもまた難しい。

あいつを止めなければ被害はまた大きくなる。
しかし、気持ちばかり焦って調査は捗々しくはない。

こんな時、パパならどんな風に戦っただろう。
もう長い間、両親と会っていない。

むしろ、また元の時代で会えるのだろうか……

川添春香 >  
ダメだダメだ!!
10月は一番、メンタルが弱る季節だって何かで見たことがある!!
寒くなる、その上で精神が弱っていく、そんな負の連鎖を止められなければ
気持ちでパラドックスを上回るなんて出来っこない!

帰ったら何か温かいものを食べよう。
そして人間性を回復する………つまり睡眠だ!

寒風が吹いた。
食事も睡眠も、目の前にある夜のブラックストリートという現実を乗り越えた後。

川添春香 >  
さむ………
そして明日は暑くなるという予報…
この時代の常世近辺の気候おかしくない………?

このコートも明日になったら一旦、ハンガーに吊るされていることでしょう。
出したばっかりなのに………

薬物中毒なのか、酔い潰れているのか。
その辺の建物の壁に背を預けて座り込んでいる男性を
迂回するように通り過ぎた。
ブラック・ストリート怖……

川添春香 >  
突然起き上がってきて異能とか使ってきたら怖い。
けど、それは別にブラック・ストリートに限ったことではない。
異能社会であるこの世界で。
誰が突然、何をするかわからないわけで。

風紀委員の人は大変だろうな………
そんなことを考えたりした。
レイチェル先輩元気かな………

い、いけないいけない。また弱気っ。

川添春香 >  
遠くで何かが割れる音がした。
ガラス? なんだろう……よくわからない。
私の聴力は異能で強化すれば十倍程度まで上げられるけど。
普段は聞こえすぎるのは困りものなのでオフにしている。

というか、大声一つで気絶しかねない。
(10倍にしたら大声が130デシベル程度に感じる…)

異能ってなんだろう。
便利なだけじゃない。
人生を歪めたり、害する力も持ってる。

少なくとも、“大変容”以降、社会の有り様は大きく変わってしまった。
そういう歪みを個人で所有するのも、またこの時代の人間なのかもしれない。

川添春香 >  
今日は空振り。
何事も無かった、ということにするしかない。
空を見上げれば大きな月。
満月ではないけど、二日前はハンターズムーンと呼ばれていたそれを。

ほんの少しだけ、恨めしそうに見た。

ご案内:「常世渋谷 黒街(ブラック・ストリート)」から川添春香さんが去りました。