2020/08/10 のログ
ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」に阿須賀 冬織さんが現れました。
ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」に白亜 愛さんが現れました。
阿須賀 冬織 > 少し歩くと目的のお店に付いた。
紹介されたお店だ。元々ここと決めていたので表のメニューを見ることもなく中へと足を踏み入れる。
聞いていた通り控えめの装飾の店内は、短時間とは言え炎天下の人混みの中を歩いてきた自分には心地よい温度に保たれていた。

何名様ですかといった定型文に二名と軽く答える。
幸いそこまで混んでいるわけでもないのかそのままテーブルに案内された。

案内されたテーブルで彼女が座るのを待ってから、反対側に腰掛ける。

「一応、色々なもの置いてる店にしたけど食べれるもんなかったら言ってくれよな。」

そういいながらメニューを渡す。パラパラとめくれば多種多様な料理の写真が目に入ってくるだろう。
どうやら異界の食材も扱っているらしく、ちらほらと見慣れない名前もある。
期間限定デザートでかき氷なんかも載っている。

白亜 愛 > 「は、はい」

どんなお料理があるのかな、とメニュー表を見る。
汁物やお蕎麦、お浸し……お肉料理もあるが、どれも食べやすそうなものばかり。

(……お祭りのときのこと、気にしてくれてたのかな)

フランクフルトを食べようとしたときの唐揚げとたこ焼きのこと。
そんなには食べられない、と話をした思い出。

自然と笑みがこぼれる。おっと、待たせてはいけない。

「へへへ……冷製和風パスタに決めました。阿須賀さんはいかがします?」

くるりと180°メニュー表を回転させ、そちらの顔を伺う。

阿須賀 冬織 > なんだか笑顔になったけど、好きな物でもあったのかなあと思いながら……。
一応この前のことを気にしながら条件を言って店を探してもらったのでまあ間違いではないといってもいいのかもしれない。

「んー。俺もパスタにするかなあ。
……じゃあこれ、シーフードパスタにしようかな。スープのセットもあるしそれで。」

何にしようかと特に考えていなかったので、パスタという言葉を聞いてなんとなく麺類の気分になる。
流石に全く同じものはと思い受け取ったメニュー表から同じページの別のパスタを選ぶ。

「デザートは……頼むにしても食後か。
あとは……飲み物はどうする?」

こんな感じかなとパラパラっとメニューをめくって確認する。何もなければ店員を呼ぶだろう。

白亜 愛 > 「飲み物は……りんごジュースで」

デザートはあとでアイスを頼もうかな?と思いながら、注文が終わり料理が来るのをそわそわと待つ。

『待て』状態の犬っぽい。

阿須賀 冬織 > 「おっけ。飲み物は俺もそれにしようかな。」

飲み物を聞いて、すみませーんと店員を呼んで注文を伝える。
混んでいなさそうだし、注文も揚げたり焼いたりではないので恐らくそこまで時間はかからないだろう。

「そういやさ、聞くの忘れてたんだけど白亜ってなんか嫌いなもんとか、逆に好きなものってあったりすんの?」

料理が来るまで何か話題をと軽く聞いてみる。
もしあれば次食事に誘うときは気を付けなければならない。

白亜 愛 > 「ぇ、好きなのと嫌いなの……?」

特に気にしたこともなかった。
基本的に食べ物を嫌うことは……。

「……うーん。苦いのとか、粘っこい、オクラの汁みたいのはちょっと……?
た食べられないわけじゃなぃ゛ですがなんか嫌な感じ?です。
好きなものは……なんだろ。味が薄いの……?」

舌をレイちゃんに合わせようとしてたからかな?
最近はレイちゃん好みのいい感じの濃さを狙えるようになってきたし。

「あ、あとお菓子は好きですね。阿須賀さんは好みとかあります?」

阿須賀 冬織 > 「あー……まあそういった系は結構嫌いな奴も多いよなあ。
実際俺もあんま得意じゃないし……。
……成程、薄味の方が好きなのか。うーん……」

薄味、薄味……うーむ気軽に行ける所は大体味付けが濃い。
特に男子学生にとっては、濃かろう安かろうは好かろうなのだ。
思いつくのだとデパートの高そうな和食系とかか……?いや流石にちょっと財布的に厳しいかなあ……。
約束すらしてないのに次誘うならどこだろうなんて考えこんでいると、自分に質問がやってくる。

「ん、俺? うーん……。嫌いは同じくネバネバ系とツーンってくるやつ。あー、あと極端に辛いのとか絶対無理だな。
好きは……大体なんでも行けるけど強いて言うなら甘い物……? こう、疲れた時とかに食べると幸せになるっつーか……。」

ワサビとかがダメなのでこっちに来る前は時々子供舌なんてからかわれたり……。
嫌いはぱっと出てくるが、好きといわれると難しい。
……あえて言うなら甘い物だろうか。男っぽくない気がするがまあ体動かした後とかは無性に甘いものが食べたくなるのだ。

白亜 愛 > 「へへ、ジャンキーなものが嫌いとかではないので。
ただ最近はそんな傾向だなーって感じです」

そういえば最近はそういうのを食べてない気がする。
ファストフード店に行くより自分で作ることが多くなったからかな。
夏休みなので余計に。

「へぇー。阿須賀さんも甘い物が好きなんですね……へへ。
頭使ったあとに食べると美味しいですよねぇ」

そんな話をすれば食後のデザートが楽しみに。へへへ。

阿須賀 冬織 > 「まあ、あんまり濃い物ばっか食べるのも体に悪いしなあ。
あんまり嫌いなものとかないみたいでよかった。一応大乗だとは思ったんだけど気になってな。」

この店はとりあえず選択として間違ってなかったようなのでほっとする。
苦手なものに挙げられたものは自分もどちらかといえば苦手なので今後誘うときもあまり問題なさそうだな。

「そうそう。授業終わりの放課後に、購買でプリンとか買ったりすると美味いんだよなあ。」

なんて、夏休みになったらなったで授業のあった日々を少し懐かしく思う。

そうやって雑談に花を咲かせていると、待っていた料理がやってきた。同じタイミングだ。

「おっ、来た来た。……あ、他のカトラリーとかここな。」

そういいながら、自分の方にあったカトラリーが入った箱を真ん中の方に寄せる。
いただきます、と両手を合わせたら美味い、なんて言いながら食べ始める。

白亜 愛 > 「ありがとうございます。……いただきます」

同じように手を合わせてから、スプーン、フォークを持ち出す。
フォークでくるくると麺をまとめ、口に入れた。

(これは……美味しい!!)

小さな口でせっせと食べる。丁寧な味付けだからこそ手が止まらない。そんなテイスト。
すっかり夢中である。

阿須賀 冬織 > 少々控えめながらもバターやオリーブオイル、魚介類の風味が効いていてしっかりとコクがある。
美味しい?と聞こうと思ったが、夢中になって食べている彼女の顔を見るだけでわかる。感想は食べ終わってからでいいか。
頬を緩ませながら、お出かけ中ということもあっていつもよりも丁寧に食べる。
――普段からソース散らかすような汚い食べ方をしているわけではないが、巻くのは面倒になって啜ることがある。

ごちそうさまでした、と手を合わせた後彼女が食べ終わるのを待つ。

「ほんと、おいしそうに食べてたよな。俺も今度来たらそれ頼もうかな。」

食べ終わったのを見計らって声をかける。
見ていてこっちも幸せな気分になるような感じだった。
そういって、こちらも夢中になっていたため忘れていたジュースを一口。これも中々美味しい。

白亜 愛 > 一方、こちらはハムスター。
頬を膨らませるほど詰め込み、りんごジュースで喉に流し込むことを繰り返すほど堪能。

「……んっ、ん。ごっ、ちそうさまでした。これ、とても美味しい゛でしたよ!
あ阿須賀さんも笑顔になるくらい美味しかったみたいですね。へへ」

残りのりんごジュースを飲み干して、頬の緩んだ顔を指摘。
はぁー……これはまた来たくなるな……でも人混みは嫌だなぁ……?
みたいなことをへらへらと考える。

阿須賀 冬織 > 「ん、まっまあそうだな……。控えめだったけど結構味もしっかりしてたし。
また来たいなって思うくらいには美味かったよ。」

(この顔は白亜の顔みてなんだよなあ……)

なんか勘違いされているので一応取り繕いながら――正直に言うのは恥ずかしい!
また誘うかな、でもあの人混みは流石に白亜には辛いかな、なんてこちらもぼんやり考える。

「ん、そうだ。デザートはどうする?
別に今すぐ頼まなくてもいいけど、頼まないならあんまりずっと座っとくのもお店に迷惑だからさ。」

自分たちが来たのが少し早かったのか、徐々に人が入ってきているが、満席ではないのでしばらく居座ること自体は可能だろう。
が、まあ流石に何も頼まずに居座り続けるのはちょっと気が引けるので聞いておく。

白亜 愛 > 「……ハッ!!」

夢中ですっかり忘れてた。アイスを頼もうとしていたのだった。
が、勢い良く食べた結果、消化待ちになっていて。
しかもよく考えたら冷製パスタとアイスで冷たいものが被っているじゃないか。
連続で食べればお腹に響くだろう。

「……くっ、悔しいですが次回に持ち越しでっ、ぐぎぎ」

非常に、非常に残念であるが、諦める!

阿須賀 冬織 > 「んあ。了解……って、んなに悔しがらねーでも……。
また今度どっか行ったときにアイスでもかき氷でもなんでも食わしてやるからさ。」

心底残念そうな彼女に苦笑いしながら声をかける。
……ここで俺が頼んで一口食べるか?なんて聞ければよかったんだけど、ちょっと勇気が出なかった。
ちゃっかりまたどっか行こうとだけ言って、会計を済ませる。
服屋で約束したように出すのは自分だ。幸いそこまでお高くはなかった。

「用事は大体こんなもんだよな? ほら、帰るぞ。帰りは図書館の方まで送っていくからさ。」

そう言って手を差し出す。

白亜 愛 > 「!!……約束、ですよ」

会計は彼に払ってもらう話だったので、レジでは出しゃばらない。
次はデザートパラダイス的なものに行かせてもらおうか。夢が広がる。

「そうですね……今日はこれで」

出された手を掴み、一緒に外へ出るだろう。

……。
このまま、甘えたままでもいいのかな?

阿須賀 冬織 > 「ああ、約束な。なんなら指切りしてもいいぞ。」

ぱあっと輝いた彼女の顔に笑いながら返す。
掴まれた手を握り返して、渋谷の街を駅へと向かって歩き出す。

このままずっと、甘えてくれたらいいな……

ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」から阿須賀 冬織さんが去りました。
ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」から白亜 愛さんが去りました。