2021/12/04 のログ
ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」にセレネさんが現れました。
■セレネ > 常世渋谷、ファッションビル。
そこのフロアの一部にあるアクセサリー店。
陽が落ちた時間帯とはいえ、それでも店内に人は多い。
時節のせいなのか、元からこういう場所なのかは分からないけれど
月色の髪を持つ少女は一人女性ものの煌びやかな装飾品が並べられているエリアの前で思い悩んでいた。
もう時期は12月。冬本番で、クリスマスの季節。
唯一決まらないのは、最近出会った夜色の後輩へのプレゼント。
決まらない、というか。見つからない、と言った方が正しいか。
『…いっその事オーダーメイドでもした方が早いかしらね…。』
だが此処では学生の身。衣服とは違えどアクセサリーでも多少の値は張る。
それがなかなかに辛いのは、今までの己の生活が比較的豊かであったせいなのか。
■セレネ > ダイヤモンドやルビー、サファイア、エメラルド、オパール等。
有名な宝石を軸に扱うアクセサリーは豊富なものの。
ムーンストーンはマイノリティなのだろうか。
ピンと来るものは特にない。
彼女のような、凛とした女性にははっきりとした色味の装飾品が似合うとは思うけれど。
あの子の嬉しそうな顔がどうにも離れなくて。
『私が絆されているのかしら、それとも彼女が上手なのかしら…?』
あの甘え上手は己も見習うべきかもしれないな、と内心で思いつつ。
■セレネ > 【ピンと来るものが 1:あった 2:なかった】 [1d2→1=1]
■セレネ > それでも尚探していたら、ふと端に見つけた青白い輝き。
己が身に付けている物と似ている、ティアドロップのムーンストーンのペンダント。
小ぶりだから主張も少なく、衣服の下にも隠しやすいものだ。
『…これなら、彼女にも似合うかしら。』
店員さんに頼んでガラスケース内のそれを取ってもらいつつ、
改めて眺めてはこれにしようと決めた。
あまり売れないものだったか、セール品だったのも功を奏して己の懐もそう冷える事は無く。
クリスマスの日を楽しみに、その場から立ち去るのだった。
ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」からセレネさんが去りました。