2022/11/20 のログ
ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」に落花 彩晴さんが現れました。
落花 彩晴 > 「…田舎娘には、この賑わいは何度体験しても中々慣れないですねぇ…。」

常世渋谷――その中心部でもあるこの中央街の賑わいはいつも驚かされる。
式典委員会で必要そうな備品の買出しを頼まれて、リストアップされたメモを片手に街中を歩く。
時々、人の波に体が持っていかれたり肩がぶつかりそうになる時もあるが、そこはスゥ~…と、無難に交わして。

「え~~と……備品の買出しは…あと半分くらいですか。途中で小休止しても罰は当たりませんよね…?」

未だに、この雑踏というものには慣れないのか…ちょっぴり気持ち悪くなって来た。
だが、乙女(?)の意地としてリバースをする訳にはいかないのだ。
まぁ、今すぐに吐いてしまう訳ではないのでそれは後回しにするとして…。

「…こう、色々あるとあちこち目移りしてしまうものでして…。」

実際、洋服だとか日用雑貨だとか、ついついショーウィンドゥの前で足を止めそうになる。

落花 彩晴 > 「…でも、こういう素敵な服装とか似合う女性は限られそうなんですよね…。」

特に胸元が…あと、腰からお尻のラインとかそういうのが。
思わず、ショーウィンドゥのマネキンの服装と自分の服装を見比べるように視線を巡らせて。
…そもそも、現在は制服に白いコートを着込んだ格好で私服では無いのだけれど。
こんな調子で、買出し自体はきっちりしているのだが、ついついあちこち目移りしてしまう。
まだ、そこまでお金に余裕があるとは言い難い為、自由に買い物を楽しむのはもう少し先の話か。

「……祭祀局をクビになってしまったのが矢張り痛かったですね…。」

数日でクビとか、他の委員会や関係部署は分からないが、祭祀局では珍しいらしい。
まぁ、そう頻繁にクビになる者が出ては組織が立ち行かないだろう。
後ろ髪を引かれる思いで、ショーウィンドゥから離れて、また雑踏の中へ…やっぱり人込みは慣れない。

落花 彩晴 > それから、幾つかの目的の店に立ち寄っては、式典委員会で使う細々とした備品関連を買い込んで。
それにしては手ぶらに見えるが、そこは少女の特技の一つを活用している。

「さて…と。こんなものですか。……まだ、時間はありますしどうしましょうかね…。」

小休止でもしようか、と思うけれどお洒落なお店とかはハードルが高い。
もうちょっと、こう、小娘でも気軽に入れるお店とかが理想なのだけど。
探せばそういう店にも事欠かない賑わいを見せているが、あまり歩き回るのは避けたい。

(う……流石にちょっと人酔いしてきたかも…やっぱり少し休みましょうか…。)

丁度、広場のような場所が色違いの双眸の目に留まり、そちらへと歩いていく。
良い具合にベンチが一つ空いていたので真っ直ぐそこへと歩み寄れば腰を下ろす。

「…ふぅ…落ち着くまで少しこうしてましょうかね…。」

もうちょっと人込みに慣れなければ、と思う、式典委員会が携わる行事は人も当然多い。
今の内に順応しておかなければ、まともに業務をこなせないと判断されかねない。

落花 彩晴 > 少し休んだら大分落ち着いてきた。少しずつ人込みにも慣れていかないと、と改めて思う。

「…さ、てと。…そろそろ戻らないと。先輩たち時間に厳しいですしねぇ。」

勿論、全員が全員ではないが、式典委員会だから進行や時間管理はしっかりした人が多い。
自分は、若干そこらがルーズな所があるのでそこも反省しなければと。

ゆっくりとベンチから立ち上がる…うん、吐き気も収まっている。大丈夫。
そのまま、ゆっくりと式典委員会の本部へと戻るべく歩き出して。

ご案内:「常世渋谷 中央街(センター・ストリート)」から落花 彩晴さんが去りました。