2024/05/31 のログ
ご案内:「常世渋谷 風紀委員会常世渋谷分署」に笹貫流石さんが現れました。
■笹貫流石 > 拝啓、紳士淑女の皆さん。僕は現在何故か板挟みにあっております…。
「まぁまぁ、一度落ち着いてクールダウンしましょうよご両人。
熱くなる気持ちは分からないでもないけど、程々に妥協も必要っしょ?」
おどけた軽い調子で務めて何時も通りに振る舞う…が、こちらに向けられた目線はめっちゃ冷たい。
ここは常世渋谷にある風紀委員会の分署だ。現在その中の小会議室の一角に居るのだが…。
『君はどちらの味方なんだ?我々風紀の一員ではないのか?』
『…そうですね。この際、第三者的な視点からの意見をお伺いしましょうか。』
いや、俺はただお二方にお茶とか持ってきただけで第三者視点も何も無いんですが?
何か経緯はよく分からないが、風紀の同僚もとい先輩と、祭祀局の人が議論?を交わしていたようで。
何せここは”裏常世渋谷”が存在する。怪異の専門家達が集う祭祀局の人と風紀のあれこれは日常茶飯事だ。
(…つっても、怪異よりも何よりも今は俺はアンタ等のプレッシャーの方が怖いんですが!)
誰か助けてヘルプミー!と、いうかお茶出しに来ただけの俺に意見を求められましても!
どう答えたものか…いっそこのままダッシュで回れ右して逃げたい!でも逃げたら後が怖い…!!
■笹貫流石 > (うーん、どうにか切り抜けられないもんかな…と、いうかお互い妥協点とか見つけて一旦終わりにした方がよくね?)
なんて考えている間もお二方のプレッシャーが凄い。怖い。
あ、でも祭祀局の人は美人さんだからむしろドキドキ…違うそうじゃねぇ。
「え~~…俺としてましては…まぁ、その、何というか…。」
視線が左右に泳ぐ。いや、常に糸目でサングラスでガードもしているので目なんて相手方から見えないだろうけど。
さて、どう答えたら角が立たないかな……どう答えてもダメな気しかしねぇ!
「取り敢えず、まずはお茶でも飲んで落ち着いて下さいよ。
俺の意見とかはこの際置いておきましょう、えぇ。」
ずずぃっ!と、お茶の湯飲みとお盆に乗ったお茶菓子を勧めておく。これしかない!
(と、いうか祭祀局の人達とあんま接点も無いからなぁ。猶更意見なんて上手いの出せんよ俺。)
怪異に対する俺のスタンスは…まぁ、何というか臨機応変なのでぶっちゃけ日和見とみられてもしょうがない。
何せ怪異よりおっかない存在もちらほら覚えがあるので、
■笹貫流石 > そして、二人の視線と意識がお茶菓子とお茶に向いた――その瞬間、バック走で会議室を後にする俺!!
「失礼しました、ごゆっくりーーー!!」
何か挨拶間違った気がするけど、割と必死だったので気にしたら負けだろう、うん。
ともあれ、(俺にとっては)地獄の会議室を抜け出して一息。
通りかかった風紀の先輩方から変な目で見られたりするが、そこは愛想笑いで誤魔化しておこう。
「あー…お茶出すだけでここまで疲弊するとは思わんかった…常世渋谷の分署って凄いんだな。」
いやぁ、風紀委員会が凄いのかねぇ。周りが濃すぎて毎日戦々恐々ですよ。
ややぐったりモードで分署の廊下をふらふらと歩く。あぁ…今すぐバックれて寝たい気分。
■笹貫流石 > で、取り敢えずこの後は常世渋谷の警邏に出る先輩に同行だったっけ?と、思いながら歩いていたら…。
『あ、笹貫君。この資料なんだけどこれから急ぎの会議あるから至急コピーお願い出来る?』
『笹貫ぃ!!貴様そのグラサンは何だぁ!!たるんどるぞ鍛え直してやる!今から俺と一勝負だ!!」
『あ、ぬっきー…私、早退するから引き継ぎとか面倒だからお任せしていーい?』
『ちょっとぬきぽん、この前のアンケート用紙まだ貴方提出してないでしょ!』
「………。」
お、おぅ…何か変なあだ名で呼ばれたりもしてるのは兎も角として、俺まったくやらんでいいの混じってない?
取り敢えず愛想笑いと超早足でそそくさとやり過ごしたい、もとい撒きたい…でも実は分署の内部まだあんまり覚えてないんだなこれが。
■笹貫流石 > まぁ、そんなこんなでドタバタしつつも、無事?に風紀の先輩と警邏に赴くのであった。
ご案内:「常世渋谷 風紀委員会常世渋谷分署」から笹貫流石さんが去りました。