2019/02/06 のログ
ご案内:「歓楽街」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
水無月 斬鬼丸 > いつもの牛丼屋チェーン店は変わらぬ味を提供してくれる。
夕方から夜へとうつる時間帯、空は茜から群青、濃紺に染まっていく。
若者が若者らしく遊び回る時間帯…なのだが、ここ最近は事情が違う。

期末試験。

悪魔の言葉だ。恐ろしい呪詛だ。
これが近いせいで、遊びまわる学生の数もいつもに比べれば少ない。
が、いつもに比べれば…という程度でいないわけでもない。
自分のように牛丼食ってさあ遊ぼうってやつも、いくらでもいるわけで…
まぁ、試験だからと無駄なあがきをしない、いわば不まじめな生徒はいつもどおりなのだ。

「さって、どーすっかな」

ゲーセン、バッティングセンター…他になにか面白いものでもあるだろうか?
ヒトカラも悪くないが、一度歌い出すと寮に戻れなくなる時間まで歌ってそうだ。
とりあえず、ぼっちでも楽しめる娯楽を探すため、夜の街をウロウロ。

水無月 斬鬼丸 > 腹は満ちたので食事処はいい。
総合アミューズメントビルとかそのへんなら時間も潰せるだろうが…
ああいうところで一人で遊んで楽しめるだろうか。
学園に転入してきて日も浅く、つるむ相手もいない少年は悩んだ。
別にコミュ障というわけでもないが、そこらを歩いている少女にナンパを仕掛けるほどチャラいわけでもない。
むしろそういうパリピムーブができるやつはすげーとすら思う。
そもそもそれができたら、今ぼっちであることなんてないのだ。

「(まー、順当にいきゃゲーセンかな…)」

悩んでる時間も無駄だ。
遊ぶならスパッと決めてきちっと遊ぼう。

水無月 斬鬼丸 > 足を向けるのは…どのゲーセンがいいか…
格ゲーやるならやはりTRFなのだが、たまには大型筐体のゲームもやりたいところである。
作ったカードも無駄にしたくないし。
しかし彼はしっている。
昔作ったロボットゲーの筐体はたった二時間で自身の財布をすっからかんにせしめたことを。
大型筐体は1プレイあたりにかかる値段も馬鹿にならない。
古い対戦台なんかは、店側がむしろ回転率を鑑みて安価にしていることからコスパがいい。
悩む。
所詮男子学生、財布の中身は限られているのだ。

水無月 斬鬼丸 > 悩む少年。そこに天啓が舞い降りる。
その時斬鬼丸に電流走る

「(…いま、試験勉強してる連中が多いってことは、人気大型筐体も並ばずに遊べるのでは?)」

まさに天啓。
財布の中身に不安はあるが、ここまでと決めておけばいいのだ。
問題はない、イケる。
そうと決まれば、最寄りの大型ゲームセンターへと向かおう。そうしよう。
格ゲーでの対戦はそれはそれで趣があるのだが…

ご案内:「歓楽街」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。