2019/02/09 のログ
ご案内:「歓楽街」に水無月 斬鬼丸さんが現れました。
■水無月 斬鬼丸 > 夜の歓楽街、ファストフード店の二階。
しなびたポテトをもりもりと咀嚼する少年の目は死んでいた。
山盛りポテトキャンペーンだかなんだか。
ポテトLLサイズを購入した方、あたりが出ればもう一個!だそうなのだ。
ポテトがいっぱい食えるならラッキージャーンと息巻いたはいいが…
まさか、三連続で当たるとはおもっていなかった…
「………」
黙ってモクモク。
時間がかかってしまっているせいか、サクサク感控えめ。
ご案内:「歓楽街」に織機雪兎さんが現れました。
■織機雪兎 >
(明日はテストだ。
とは言っても今更じたばたしてもそんなに出来が良くないであろう結果がそこまでひどいわけではない結果に代わる程度だ。
だったら遊んでしまえ。
風紀委員?
今の私は夜遊び学生だ。)
山盛りのポテト……。
(そうして一人でやってきたファストフード店で山盛りのポテトをもくもく食べている男の子を見た。
これはあれかな、夜な夜な山盛りのポテトを頼んでは食べきれずにいつの間にか消えていると言う山盛りのポテトの都市伝説的なあれかな。
そんな都市伝説は聞いたこともないし見たこともないけれど。
なんなら今自分で適当に考えただけ。
などと思いながら、LLサイズのコーラをずぞーとストローで吸いながら彼の方をガン見。)
■水無月 斬鬼丸 > そういえば明日はテストだっけと思ったがそんなことはどうでもいい。
そんなことは重要じゃない。
今はこのポテト。山盛りのポテトだ。
怖くて無視しているが、ポテトのパッケージにはっついてるシール。
めくるとあたりかハズレかがわかるのだが…正直それも見たくない。
あたってたら流石に無視はできないから…。
「(ずごごごごご…」
コーラもなくなったようだ。
新たなコーラを買い足さねば、この先生き残れそうにない。
席を立とうと振り向けば……なんか見てる。
そんなにポテトと戦うオレがおかしいか。いや、おかしいか。自分でもんなもんいたらガン見するわ。
■織機雪兎 >
(ずごご、と言う音。
お互いにコーラがなくなったようだ。
ちなみにLLポテトだけではなく、LLドリンクにもあたりが付いている。
さっき自分が当たったから知っている。
ついでに今飲んでいるのは二杯目だ。
そろそろお腹がたぷたぷしてきた。)
――。
(目が合った。
歴戦の猛者の目だ。
視線で少し待っていろ、と告げ、あたり券をコーラと引き換えに行く。
もっかい当たったので二つ持って戻る。
元居た席ではなく、彼の席にそれを置き、)
最終ラウンドと行こうじゃないか。
(良い笑顔で座る。
僕、参戦。)
■水無月 斬鬼丸 > えっ、なに?
ガン見してた少女がおもむろに立ち上がればLLコーラ2つもってきた。
まじかよ。
スーパーサイズ・ミーかよ。
などとおもっていたら…なんか自分のいる山盛りポテト席に座った。
めっちゃいい笑顔だ。
しかもなんかかっこいいこと言ってる。
「あ、え…お、おう」
なんだかよくわからないが、とりあえず立とうとしていた腰を再び席に落ち着けた。
だれだこいつ。
■織機雪兎 >
いやぁ、かなり苦戦してるみたいだったから。
差し入れと、よければ手伝おうか、なんて思ってね。
(彼の素の反応を見て正気に戻る。
そりゃポテトで苦戦してるところに見知らぬ誰かがコーラ持ってきたら誰だってビビる。
とりあえず苦笑いで誤魔化しつつ、とりあえずコーラを勧めておく。)
と言うわけで、頂いても?
(正直なところさっきからコーラばかりでお腹が冷えてきているし、固形物としょっぱいものを食べたくなって来ていた。
彼のポテトをやっつける作業を手伝えれば自分も嬉しい彼も嬉しいみんな嬉しいハッピー幸せ!だと思うのだが、どうだろうか。)
■水無月 斬鬼丸 > 「あー、そういう…
流石に当たり過ぎちまって、手伝ってもらえりゃ助かる。
誰だか知らねーけど」
渡りに船と言える申し出。
しかもコーラまでもらえる。乗らない手はない。
進められたコーラを手に取り、ズビーっと飲む。塩辛さと炭水化物特有のモサモサ感が洗い流され
思う少し頑張れそうだ。
悠長に自己紹介はしなくていいだろう。
彼女は行きずりの餓狼。
廃棄になるよりは彼女の腹を満たすほうがポテトも本分を全うできるだろう。
■織機雪兎 >
なに、正直僕も塩っ気が欲しくなってきてたところだったから。
――あぁ、僕は織機雪兎。
(こういう時はさっと名乗るだけで良い。
まずはポテトだ。
もう結構冷めているけれど、これ以上冷めたらおいしく食べられなくなる。
許可を得たので素早くポテトに手を伸ばし、口に放り込む。
むっしゃらむしゃらと咀嚼しつつ、たまにコーラ。
ポテトポテトコーラポテトポテトポテトコーラポテトコーラポテトポテトポテト。)
■水無月 斬鬼丸 > 「水無月 斬鬼丸」
こちらも名乗り返す。
これ以上、言葉は不要か。
食い始めた彼女はハイペース。
しなったポテトはうまいものではないが
しなっているやつでも意外と塩味が聞いていていけるというものもある。
しかし、このまま食わせるも不義理ゆえ
自身も手を伸ばす。ポテトに。
つか、こいつ食いすぎじゃね?
■織機雪兎 >
――うぇっほげっほごっほ!!
(ポテトコーラポテトポテトコーラポテトポテトむせる。
ハイペースで食べ過ぎたのか、ポテトの欠片が気管に入った。
咄嗟に顔は横に向け、彼とポテトに被害が及ばないようには出来たものの、自分の被害は甚大。)
げっほ、ごぉっほ。
(それでもポテトに手を伸ばす。
ここは芋の丘。
一歩下がれば芋の谷に転げ落ちる。
故に進まねばならない。
折れそうな心に鞭を打って、なおも手を伸ばす。)
■水無月 斬鬼丸 > むせた。眼の前で女子学生がむせている。
横を向いてくれる細やかな配慮に感謝しながらも
あまりに女子らしくない豪快な咳に少しばかり笑いをこらえる。
ここで笑ってしまったら、それこそアウツ。デッドエンドだ。
一人芋戦場に取り残されてしまえば、その先は…
「ん」
ポテトをもっすもっすと消費しながら
少女の方へ紙ナプキンの束を放りよこす。ここも言葉は不要だ。
勝利まで歩むのであれば、不用意な発言は慎むべきだ。
それにしたって、目の前の女子のペース早すぎ。
■織機雪兎 >
(紙ナプキンを無言で受け取る。
それでぐいっと豪快に口元を拭い、コーラを流し込む。
口の中の塩と油を洗い流し、再びダイブ芋の海。)
――。
(もっしゃもっしゃもっしゃ。
彼と違ってこちらは腹のスペースに余裕がある。
LLコーラ二杯飲んでいるとはいえ、固形物は摂っていなかったのだから。
ポテトポテトコーラポテトコーラポテトポテトポテト。)
■水無月 斬鬼丸 > ポテトをハイペースで消費して、なお食らいつく彼女にたいし
こちらは少しずつ動きが鈍っている。
それもそのはず、腹を満たすポテトがコーラで膨張している。
ものすごい満腹感が体を支配しているのだ。
だが、彼女に任せるという選択肢はない。少しずつだが確実にポテトを消費、勝利に進んでいく。
もし、彼女のようにむせたとしたら、なんかやばいことになりそうであるため
細心の注意を払わなければならない。
コーラで流し込む頻度が増える…よろしくない流れだが、分担しているのが功をなしたか
「(オレの分だけなら今のコーラでも足りるか…)」
もしここで彼女がリタイアしてしまえば、自分は敗北する。
頑張れ、雪兎ってひと!誰だか知らないけど!
■織機雪兎 >
(一旦手を止めてコーラを吸い込む。
コーラの残りはあと半分ほど。
対するポテトはのこり四分の一と言ったところか。
彼のペースも落ちているとはいえ問題ないだろう。)
あ、ごめんもう無理。
(だからギブアップすることにした。
予想以上にLLコーラ二杯分が胃の容量を圧迫していた。
あとは任せた斬鬼丸くん男の子だろう。)
■水無月 斬鬼丸 > は?
頼りにしているところではしごを外された。
いけない、やばい。
自分の分だけならなんとかなるが、彼女の残りまでとなれば…
まあ無理だ。
取り落としそうになったコーラを手に果敢に戦うも
任せるはずであった分が追加されてしまえばそれも虚しい。
「ん゛っ!」
咳払い一つの後、コーラをゆっくりと置く。
そして、おもむろに清掃に来た店員にこう告げる。
「サーセン、残り包んでください…」
■織機雪兎 >
いやぁ流石に強敵だったね。
(はっはっはと笑う。
コーラを飲んで、けぷりと小さなげっぷ。
夜にこんなに食べたら健康によろしくなさそう。)
思ったより飲んでたコーラが効いていてね。
これ以上食べるとちょっと絵面的によろしくないと思うから。
(すまないね、と力になれなかったことを謝っておこう。)
■水無月 斬鬼丸 > 名前はさっき聞いたが、結局彼女は何なのだろう。
突然現れ、突然好きなようにポテトを食って
最後まで食うと思いきや、更に突然ギブアップ。
あれか?これが噂に聞くぬらりひょんってやつだろうか。
ここはオレの家ではないけど。
「流石によろしくない状況になられるとオレもよろしくねーことになりそうだし…
まーいいけどよ…お礼といっちゃ何だが…」
そっとポテトの入れ物を彼女に差し出しておく。
あたり付きのシールはまだ剥がされていない。
無論あたりかどうかもわからないがそういう問題でもないのだ。
■織機雪兎 >
(まさかぬらりひょんだなんて失礼なことを思われているとは知らず。
コーラを飲みながらけらけら笑っていたら空の入れ物を渡された。)
ん?
あぁこれもあたり付きなんだね。
さて、当たってるかどうか……。
(はがしてみる。
結果は残念外れ。
いや地獄再びとならないのであれば残念ではないのだろうけれど。)
■水無月 斬鬼丸 > どうやら地獄は回避されたようだ。
よかった。というか、まさかこの場でめくるとは思わなかった。
怖いもの知らずか。
ホット一息つけばあることを思い出す。
そういえば明日からテストだったようなと。
「……帰るか…」
勉強はしないにしても、赤点回避だけはなんとかせねばなるまい。
一夜漬けでも自分には十二分に効果的だし。
「んじゃ」
眠そうな目のまま彼女に…裏切りの戦友にひらりと手を振って立ち上がる。
■織機雪兎 >
飲み物にもあたり券付いてるから、見ておくといいよ。
(自分の方は当たっていた。
コーラ地獄である。)
えー、君こんな夜にこんなか弱い女の子の僕を一人にしていくのかい?
ちょっと軽薄過ぎやしないかな?
(なんて言いながらこちらも立ち上がって。
彼が嫌がらなければそのまま適当なところまでついていって、適当なところで別れるだろう。
なんだか深いようで何も考えていないことを喋ったりしながら。)
ご案内:「歓楽街」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から織機雪兎さんが去りました。