2019/02/11 のログ
ご案内:「歓楽街」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > いよいよ後期試験も本番。
明日から本格的に学科試験や実技試験を迎える学生も多い事だろう。多い…筈なのだが。

「……何と言うか。余程自信があるのか破滅思考の生徒が多いのか。後者の方が多い気がするが」

三連休の最終日ともなれば、本来であれば歓楽街も多少は静かな筈。にも拘わらず、やたらと深酒をしたり悲壮感漂う表情で練り歩く集団が現れたりと、歓楽街は若干の混沌に包まれていた。
流石に異能や魔術を行使する様な事態にはなっていない様子だが、一体何をしているんだか、と呆れた様に溜息を一つ。

因みに、試験間際に巡回に駆り出された事への補償は無い。
風紀委員会も中々にブラックな組織だと思う。

神代理央 > 「…まあ、気持ちは分からなくも無いが。諦めて騒ぎ立てるくらいなら、最後まで勉学に励むべきではないのかな」

自棄になる気持ちも分かるが、それは己から見れば闘争の放棄である。努力する事を諦めた者を、己は強く嫌悪する。
とはいえ、それを訴えてやる様な義理も無ければ、彼等の単位がどうなろうと知った事でもない。
既に巡回中の他の風紀委員から、治安維持の為に複数の生徒を補導したとの連絡が入っている。
都度都度対応を指示しながら、小さな溜息を吐き出した。

ご案内:「歓楽街」にラウラ・ニューリッキ・ユーティライネンさんが現れました。
ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 歓楽街。
それなりに夜も更けて、明日から平日であるというのに、その人通りは中々に多かった。
といっても、自身もまたその人通りを成す一部なのだが。

「うーん、試験勉強をしていたら遅くなってしまいました。
 それでもお店がやっているのはうれしいですけど」

歓楽街を歩きながら店を見ていく学生が一人。
バレンタインデーが近いせいか、その手の広告ばかりが並ぶこの道を、
視線をあちこちに移しながら歩いていた。

「プレゼント、何が喜ばれるんだろう」

そんな悩みを抱えながら歩いていると、道の向こうに見知った風紀委員を見かけたのだった>

神代理央 > 絶え間なく鳴り響いていた端末が漸く落ち着いた頃。
一息入れようかと自販機を探して視線を巡らせる。
その視線の先に映ったのは、ちょうど此方を見つけたらしい少女の姿だった。

「試験前だというのに随分と余裕じゃないか。……と言っても、他の連中の様に乱痴気騒ぎに興じていないだけ、まだマシなのだろうが」

何事か悩みながら歩いていた少女に歩み寄り、声の届く範囲で立ち止まると声をかける。
落第街やスラムで遭遇するならまだしも、取り合えず学園の管轄内である歓楽街であれば、風紀委員の案件になる様な事でも無いだろうとその態度は些か無警戒なものであったかも知れない。

ラウラ・ニューリッキ・ユーティライネン > 「あなたから声をかけてくるとは。
 私は”今は”何もやましいことはしていませんよ?」

やましいこと。自分の場合は正規ルートじゃないバイヤーからの弾薬購入。
しかしそれだって何か犯罪に使っているわけではないのだ。

「私は直前になって慌てるような生活はしていませんから。
 そういうあなたは試験、大丈夫なんですか?」

試験勉強。
おそらく彼もそんなに危うい状況ではないはずだ。
今の自分にとっては、プレゼント選びのほうが難しい>