2020/07/09 のログ
■水無月 斬鬼丸 > 「いや、なんとなくかわ…
え、俺っすか?
俺これ、やったことないんっすけど…」
流石に笑ったのはまずかったか。
拗ねてしまった。
とはいえ、怒ったわけではなさそうで
こちらにタンバリンをよこす。
手に持ったタンバリンと、彼女の方…指とか口元を交互に見て
こまったように。
まぁ、指とかに目が行ってしまったのは…しかたないだろう!
「え、えーっと……」
彼女の歌が始まる。
歌自体は…普通。というか、まぁ普通にカラオケで歌う女子校生って感じ。
なのに、すごい、リズムが…
リズムよくタンバリンを叩くとどうしてもずれてしまうため叩き方に思い切りがなくなってしまう。
■妃淵 >
「~♪」
歌いながら、紅い視線がそちらに向く
ホラ見ろオマエもちゃんと叩けてね~じゃね~か
と視線だけで伝わるくらいのドヤ視線だった
──結局最後まで少女の歌がリズムに乗ることはなかった
「はー、やっぱり歌うと喉乾くよなー。
でも久しぶりでなんかきもちいーかも」
再びポテトをむしゃりながら、ソフトドリンクを口元に運ぶ
様子だけ見ていると、どうやら普通に楽しんでいるように見えるだろう
■水無月 斬鬼丸 > めちゃくちゃドヤられてる。
まぁ、人からでタンバリンを使う機会なんてゼロなわけで
リズム通りに叩けていたとしても大して盛り上がるタンバリンさばきができるわけでもない。
そういう意味ではフェイさんのタンバリンさばきには勝てていない。
しかし…意外だ。
歌が…下手…いや、リズム感が皆無だとは。
あえて黙ってはおくが!!
「そっすね、俺もそう何回も来るわけじゃないっすけど…
一人だとある程度新しく歌覚えなきゃだし…
そういや、フェイさんは聞き専っしたね。
やっぱ友達と来たりするんっすかね」
自分もポテトをいただきつつ、合間の小休止。
■妃淵 >
「まぁ、普段から来てねーとなかなか歌なんて上手くならねーもんなー。
あ、ウマいね、ポテト」
割ともりもり食べていた
「ん?聞き専?誰が?」
歌いに来てるわけじゃない、というのを勘違いしたのだ
…ということには気づいておらず首を傾げた
マイクを戻しつつしばしの休憩
■水無月 斬鬼丸 > 「そっすね。ディップも頼みゃよかったっすね」
ポテトもすもす。
大盛りのポテト、食べ始めると結構夢中で食べてしまう。
彼女のもりもりっぷりもよく分かる。
のだが…?
「…へ?でもさっき歌いに来てないって…」
彼女と同じように首を傾げた。
■妃淵 >
「カラオケって防音効いてるし、都合いいんだよ。
ちょっとカメラがズレたくらいじゃ店員もすぐ直しにこねーし」
クスっと浮かべた笑みは、年齢相応…ではないもの
やや危なげな、妖艶さを湛えている
「カラオケとかポテト奢ってもらった分くらいは、イイ思いさせてやるって」
そう言うなり、しなだれかかるようにして体重を預けてくる
■水無月 斬鬼丸 > 「??まぁ、そうっすね?
今も特に何も…」
防音が聞いてるのも当たり前だ。
歌うのに都合がいいようにできている。
それは当たり前…なのだが…
なんだか…赤い目が、すっと細くなったような気がした。
「え……?え?あの、どういう…」
体を寄せられるというか、すり寄ってくるというか…
隣りに座ったせいで逃げるまもなく体重を預けられる。
退いてしまえばバランス崩しそうなため、逃げるわけにも行かず…
「ちょ!?えっ…前みたいなあれっすか!?いや、今回は俺が付き合ったもらったほうっすから!!」
慌てて思わず早口になる。やばいやばいやばいやわらかい
■妃淵 >
「遠慮するなよ。ヌいてくれるようなオンナもいねんだろ?」
くすくす
笑みを深めながら身体を擦り付け、その手をするするとズボンの上を滑らせてゆく
「あ、それとも前の続きのほーが良かった?」
ぺろ、と赤い舌を出して見せる
早口になって捲し立てる斬鬼丸を楽しげに見つめながら、やや部屋の中の雰囲気が変わってゆくような
■水無月 斬鬼丸 > 「…う、いねえっすけど…いや、まずいって…」
まずいとは言うものの小声。
ズボン越しとはいえ、触られるのなんて初めてだ。
理解してしまえば、なるほど…都合がいい。
そして、彼女がここでそういうことをしている、ということが容易に想像できてしまった。
それで反応を示さないほど体は枯れてはいない。
むしろ旺盛な方だ。
「続きって…どういう…
つか、なにする…んっすか…」
舌を注視してしまう。
まずい。この状態から逃げられるほどストイックではない。
臆病ではあるが…彼女の場合は逃げたほうが関係が悪化してしまいそうで、それもできなかった。
■妃淵 >
「まずいコト、したくない?」
するすると、慣れた手付きが斬鬼丸のズボンを撫でている
つまりカラオケボックスで普段フェイエンがしてるコト、というのは──
「イヤなら、イイけど」
そう耳元で囁いて、首元に顔を埋めるようにして唇と、舌を這わせて…
その間も華奢な身体を擦り付け、反応を楽しむように──
■水無月 斬鬼丸 > 「…………そりゃ…その…えぇっと……」
したい。したいに決まってる。
男の子だもの!
操を立てる相手も特におらず、悶々とした日々を暮らす男子学生なのだ。
それでまぁ、さっきまでいい感じに楽しく話してた女子だもの
こんな事言われてしたくないなどと言えたらそいつは男性機能に重篤な疾患をかかえているだろう。
「うっ…ひぇ…く…」
女子とここまで密着したことなどない。
唇が触れる、舌の感触がわかる。
「したい、っすけど……!そういうつもりでおごったとかじゃ…ぁぁ…」
顔暑いし、心臓苦しいし、喉も渇く
■妃淵 >
「いーヨ。つもりとか、慣れてるから気にしなくて───」
ぬる…
気がつけば"それ"は外気に晒されていて、妃淵の指先が弄んでいた
「力抜けよ。あんまりヘンな顔してっと…顔だけはカメラに映ってるからナ…?」
ちゅ…と首元に吸い付く
少しだけ強く、つよく…痕を残すように
それはちょっとした独占欲の現れだったのか、
それとも単なる、悪戯か
「心配するなって…ホンバン、するわけじゃねーんだから──」
熱い吐息混じりの声を、耳元へと届ける
■水無月 斬鬼丸 > 「ひぇ!?」
気の利いた言葉など言えるわけがない
というか、いつの間にか曝け出されていた!?
初めて見られた、というか触られたというか…もうどろっどろだ。
「あ、え…は、はいっ!
ってか…ほんとに……うぅっ!」
首筋に強く…吸われる感触。
強いキス。
もう、口から心臓が飛び出してしまいそうだ。
「ぁ…、あぇ…そ、それなら…えっと…」
そういわれると、自分の中のハードルが下がってしまう。
彼女の話術なのか、それとも無意識なのか…
ガードが下がってしまえば、受け入れてしまう。
■妃淵 >
「そうそう…されるがままにしてりゃーいいって…別にカラダに悪いコトでもねーんだから」
諦めた…というか、少年が受け入れてから後は早いもので
少年の知らないコト、少年の知らない感触──
次々と、洪水のように、与えてゆく時間
「ん──」
最初のキスは、首元
二回目のキスは、唇
そして三回目は──姿勢を屈めて、アツい、そこへと
長い、長い時間に思えたかもしれない
少女が顔をあげて、口元を拭うまでの時間
「──歌はへたっぴかもしんない口だけど、コッチは上手かったろ?」
クスっと笑う少女の笑みはどこまでも、蠱惑的に見えたかもしれない
■水無月 斬鬼丸 > 「…よろしくおねがいします…っつーのもなんか、へんっすね…」
この状況で妙にかしこまってしまった自分のセリフ。
なんだかおかしくて笑ってしまった。
だが、そこからはもうフェイのペース
そんなに長くがかからなかっただろう。
なにせ初めてのことだ。
そんなに耐えられるはずもない。
相手は慣れているのだから…
「っ!ぁ……」
息が荒い…体感では長く感じたのに…時間にして十数分といったところ。
「……は、はい…はぁ…えぇっと…その…
すんませんっす!その…すぐ…」
息も絶え絶えに、ソファに体を預ける。
だが、表情だってどこまで平静を保てたか…。
■妃淵 >
「いいヨ。ゆっくりしとけば、店員も凸ってはこねーって」
なにせ何をしていたかは微妙にメニューの影に隠れて見えない、そんな配置
まぁ何か推察がついたとしても面倒をさけて飛び込んではこないだろう
「ま、今回のお礼ーってことで。
こういうのばっか得意なんだヨ、アッチに住んでるとさー」
──商店街のことをあまり知らなかったり、その言葉振りからは住んでいる場所…
それが文字通り違う少女、なのだということも推察できるだろうか
「さ、息整ったらもっぺん歌おーぜ。…それともまだ足りない?」
そっから先は追加料金、と笑いながら言いつつ、ポテ盛りさんをパクついていた
■水無月 斬鬼丸 > 「……ぁい……」
脱力し、息も荒いまま、彼女の言う通り体を休めることにする。
混乱、疲れ、あといろいろ。
そうすぐになにかするとはなれない。
「そういや…はぁ……フェイさん、落第街とかスラムの…はぁ…」
場所の違い。いや、価値観の違い
自分とは違う場所と暮らす少女。
だが、得意げに笑う少女を軽蔑することなど到底できない。
「いや…その、腰抜けそうなんっすけど……
それに、あと…流石にこれ以上使うと今月やばいっす」
ここで払ってしまえば、もう言い訳のしようもない。
そもそもそんなにお金を持っているわけではない。
バテてなければ?お金があれば?そんなこと、聞かないでほしい。
■妃淵 >
「ん、そーだよ。
…やっぱスラムの女と遊ぶのなんか嫌だったか?」
クス…と笑みを浮かべる
そういう扱いも慣れてる、と言わんばかりだ
「…ぷ。オマエそれくらいで腰立たないとか、情けないヤツだなー!」
あまりにも疲労困憊といった様子の斬鬼丸がよっぽどウケたのか、
丸まってる背中をばしばし叩きながら噴き出していた
「イイよ。こーやってたまに暇つぶしに付き合ってくれるヤツあんまいねーからさ。
別にそーゆーコトしたくてもしたくなくても、退屈な時にでもまた遊びに連れてってくれよナ」
もちろんホンバンまでしたいってなったらそれでもイイけど。と付け加えて
■水無月 斬鬼丸 > 「そ、そんなんじゃないっす!!
そういうことが日常ってのが……俺、その…
したことないんでよくわかんなくて…でも、なんつーか…
フェイさんにしてもらうのは嫌じゃないってか
むしろ良かったっていうか、選り好みできるほどいい男でもないっていうか…げほっ」
フェイさんがそんな事言うものだから、思わず早口でまくし立ててしまった。
嫌なわけはあるか。むしろ、情けなくて申し訳ないくらいだ。
最後の方とか何言ってるか自分でもよくわかってないし、むせてるし
かっこ悪いことこの上ないが、嫌なわけがない。
「…はじめてなんで…ってか、ここのところその…いろいろありまして……」
全く発散していないところでのこれだ。
腰だって抜けそうになるし、叩かれた背中もヒリヒリする。
「そう、なんすか?…えと、俺で良ければ…よくこの辺うろついてるんで…
えと…あの、それはー!えぇ…っと、それくらい奢ることがあったら、お願いします…
ってか、したくないわけじゃないっす…」
彼女の言葉には苦笑。むしろ自嘲?
聖人君子ではないし、無欲というわけでもない。
ただの男子学生…したいかしたくないかと言われりゃそりゃしたいに決まってる。
■妃淵 >
「…気持ちヨカッタ?
ならそれでイイよ。俺も斬鬼丸のおかげでおいしー思いしてるしな」
こないだのラーメンもそう、今日だって退屈しのぎに付き合ってもらっている
これがスラムだったら、ロクでもない話をしたり聞いたりだ
それがイヤというわけでもないが、飽きが来る、つまり
「オマエみたいなやつスラムにいないからなー。結構新鮮」
楽しませてもらってる、というおは嘘じゃないぞと
「ふーん……」
したくないわけじゃない、という主張に、にんまりとした笑みを作り、見つめて
「じゃ、したくなったら言えよナ。
──ちゃんと一生分の思い出にしてやるから、サ。
…あとフェイさんとか、オマエ多分年上だろーしフェイでいいよ、フェイで」
■水無月 斬鬼丸 > 「前も言ったけどお釣りが来ますって…えと…
やっぱなんか…ことばになんねーっすけど…」
顔はもう赤くなりすぎてデコルテラインまで真っ赤だ。
こちらをスラムにはいないとは言うが…
「俺みたいなやつはスラムじゃ生き残れないだけかも知んねぇっすね…
でも、新鮮なうちに…少しはいいとこ見せたいっすね」
楽しんでいるならば何より。
だが、鮮度が失われたときに交友関係を維持するならば
もっと何かが必要ということだ
「あ・・・は、はい。したいのはしたいんで、その…
できるくらいに奢れたら…で?まぁその・・・・呼び方はー……フェ、フェイ…?」
■妃淵 >
「そうそう。まぁ地元でもフェイって呼ばれてるしな。
そっちのほうがなんか呼ばれてしっくり来る」
さて、もう息も整ったことだしとマイクをぐいぐい押し付けて
「まぁスラムにいるにはちょっと生っちょろいかなー。
一人で来ないほうがいいぜ?翌朝には剥かれてイヌの餌、なんつってな」
そしてタンバリンを装備
「今日はカラオケ楽しむんだから。ほら歌えー。
そういうコトはまたそういう時に、いくらでも話してやるよ」
そんな感じで少年に新しい体験などをさせつつ、
連絡先の交換なんかもあり
スマホが盗品だからいつまで使えるかはわからない、なんてオチの話もあり
あくまでも退屈しのぎという名目で、二人は夜が更けるまで遊んでからまた別れるのだろう──
■水無月 斬鬼丸 > 「女子を呼び捨てって、なんかこう、初めてなんで…
こっちはしっくりはこないっすけど…」
グイグイ押し付けられるマイク。
ほっぺたがいたいが、なんというか、悪くない。
「犬の餌は…ちょっと怖いっすね…。
フェイに会いに行くってのも大変そうなんで…
やっぱこっちで会えたらって感じになるんっすかね…」
こういうと、なんだかがっついてる感じがするかもしれない。
だが、彼女にまた会いたいというのは事実で
連絡先を彼女には伝えるが…まぁ、それを使うかどうかはまた別の話。
こんなことにはなったが、互いに遊べる友人として…
次、また会えることに期待しつつ、分かれるだろう。
一生分の思い出となるといわれた…今日以上の行為にも思いを馳せてしまうがそれはそれだ。
ご案内:「歓楽街」から妃淵さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」から水無月 斬鬼丸さんが去りました。