2020/08/03 のログ
アーヴァリティ > 「...わからない...わかってたらこんなところにいないよぉ...」

切人の胸に顔を埋めていじける。
そう、どうすればいいかわかっていればこんなところにはいないのだ。
腕が生えてくる魔術でも持ち合わせていればどうにかなったかもしれないが、生憎そんな魔術は持ち合わせていない。

「僕が悪いのも...わかってるの...でも...怖くて...」

言われなくてもわかっている。
自分が悪いのだと。何も考えずに殺して、この有様。
このままでは腕を治して、衰弱を回復させたとしても、そのメンタルは傷ついたまま。
"殺した相手"の姿にしかなれない今の怪異では、いつまでも殺しへの恐怖と死への恐怖の間で永遠に迷い続けることになる。

「ごめん...」

今の自分が嫌という切人に一言、小さく謝った。

追影切人 > 「――その”怖い”っつーー感情が俺には”分からん”から何とも言えねーな」

恐怖?そんなものを感じた事は生まれてから一度も無い。そんな暇すら無かったからだ。
ただ、斬って、切って、伐って、ひたすら全てを斬って生きてきたから。
――追影切人は刃だ。それ以外の存在には決してなる事は出来ないのだから。

「つーかよ?模倣した姿になれねーんなら、一つしか手はねーだろ…テメェ自身が望む姿を自分で生み出すしかねぇ。
誰かの模倣した姿じゃなく、テメェの姿をテメェで作り出すんだよ。まずそれが出来ないと意味ねーだろ」

そういわれてもいきなりは無理だろう。今までの姿を捨てろと言ってるようなものだから。
だが、それでもこのままではずっとこんな調子で罪と恐怖の意識に押し潰されるだけだろう。

「――つまり、テメェの擬態、でいいんだっけか?それを”進化”させるしかねーんだよ。”今、ここで”。」

謝るな、と一言返しつつアーヴァの頭を軽くくしゃりと撫でてやるが甘やかしはそれ以上はしない。
ここが彼女の分岐点――成長できるかどうか、それをやり遂げるのは己ではない、彼女自身だ。

「――やりたくねぇし面倒臭いが”手助け”はしてやる。だからテメェが…今、ここで進化しろ。泣き言は聞かねぇ」

追影切人 > 「今、この場で――テメェの限界を超えてみろ。アーヴァリティ・エルグランデ……俺の好敵手」
アーヴァリティ > 「僕の...姿...?」

この怪異の姿は、全て所謂"借り物"である。
誰かの姿を借りている。その全てが"自分のものではない"。
今までそれに違和感を覚えることなく過ごしてきたがために、切人から提示されたそれは怪異にとって新鮮なものであった。
鼻をすすって呆けたような表情を見せるが、すぐに理解したようで

「そうか...誰の姿も借りなければいいんだ...
僕の、僕だけの、僕のための姿を...」

今まで生きてきた怪異の判断や切り替えは早い。
光を示されれば、その光へと手を伸ばそうと足掻き始める。
信頼できる相手の胸の中で、突然その表情が変わる。
進むために考えて、組み立てて。

切人の言葉で奮い立たされた、怪異がその思考を脳内に乱立し、ぶつぶつと言葉が漏れてくる。
どうすればいいのか、簡単に、雑に、そして合間を縫うよう思考する、数分で1%進む更新のように思考が組み上げられていく。

「うん、限界を超える......どう超えよう...ちょっと思いつかないけど...」

なんて、独り言を溢しながら。

今の自分はどんな姿を望むか。
戦いに優れているのではなく、人と話しやすく。
誰かわからない平々凡々ではなく、一眼で誰かわかる姿で。

最後に、どう超えようか、理論的に、抽象的に脳内で考えるが、答えはなかなか出ないようで。

「う〜〜ん...」

追影切人 > 「”手助け”はしてやるっつったろーが…ただ、これは切っ掛けでしかねーから、最後はテメェで何とかしろよアーヴァ」

そう呟けば、義眼を軽く指先でコンコンと叩いて。途端、義眼の金色が薄っすらと虹色に変化する。それを感じ取れば一息。


「あーあー…んんっ!…限定解除申請(リミテッド・リリース・オーダー)…30秒設定で。……魔術解放――」

何やら義眼を通して風紀の上層部に申請を通す――通るか不安だったが上手く行った。
とはいえ時間は僅か30秒――正直、自分”らしくない”のでこれは使いたくないのだが仕方ない。

「おい、アーヴァ。取りあえず成長あれこれの方針だけ固めておけ。
俺が手助けしてやっから、そこから先はまぁ、頑張れ。ただ、時間は30秒ジャストだ――それ以上は俺はどうも出来ないからな」

そう、前置きしながら虹色から再び黄金に戻った義眼。緩く右手をアーヴァに向けて。

「――使うの数年ぶりだけどいけっかね…ま、何事もぶっつけ本番――やるだけやるしかねーだろってな」

何か不安になる事を呟いているが気にしたら負けだ。ともあれ、アーヴァは考え込んでいるが生憎とこっちも気長に待つつもりはない。頑張れ!


そして、アーヴァの右肩に軽く手を置いて――魔術を発動する。

追影切人 > 「【無限覚醒(アンリミテッド・アウェイキング)】――強制励起…!!」
追影切人 > 覚醒励起魔術――”種族性別問わず”相手の進化・覚醒を促す”だけ”の魔術。
故に、それに限界などは無く――同時に、相手にその意志と目指す進化の形が見えなければただの自爆行為に等しい。

「さぁ――テメェの進化を見せてみろ!!」

アーヴァリティ > 「...魔術?」

魔術解放、などと言い出す切人に何を言っているんだと言いたげな視線を向けるが、すぐに気づく。
今まで切人の魔術を見たことがなかったのは、"使えなかった"のではなく"使わなかった"だけであると。

「え?あ、うんわかった...!」

手助けしてくれるとは言っていたが、突然すぎて少し焦りを見せるが、すぐに言われた通りにイメージを固めるべく集中し硬く目蓋を閉じる。
組み上げたイメージと、手段は頭の中にある。
ただ、その手段には勢いが必要で、それは自分だけでは為せないから悩んでいたのだが...

「僕の...進化...!」

切人が魔術を叫び、最後に背中を押してくれれば、気合十分の声が漏れた。
その言葉はあまりにも強く思うがあまりこぼれ落ちた一部で。

突然、不思議な感覚がした。
見えない何かが背中を押しているような感覚。
初動と加速を与えるような感覚がその身を包む。
目を閉じた中、空想の自分を組み立てようとする。

これなら...いける。

確信が溢れた。制限時間は30秒。
出来る、いける。そんな自信に包まれた怪異にとって三十秒は長く感じ取れた。

10秒、全身が淡い光に包まれた。
怪異の異能は、構成するのに"見る"ことが重要となってくる。
その"見る"を"思う"に変えて、脳内のイメージを汲み取る。

これは、誰かの姿ではない。

20秒、怪異を包み込む光が、拡大して行っている。
蛹の中で幼虫が成虫になっていくように、その繭の中で怪異は姿を変えていく。

これは、人といるための、自分がアーヴァリティであることを示すための姿。

それを思い浮かべて、繭の中でその姿が変わっていく。

25秒、最初と比べ大きくなった繭は切人の腕の中から転げ落ちて、地面へと落下する。
その姿は光に包まれているが、切人より少し低いぐらいの背丈を持つ人型であることがわかるだろう。

そして30秒...光が晴れていき...

「...できた...かな?」

なんて、まだ少し信じられない様子でいる少し大人になった怪異の声が漏れる。
背丈は切人より5cmほど低く、長い銀髪を腰まで垂らし、青空の様に蒼い瞳。出るところは出ており肉付きの良い一矢纏わぬ少女が、自らの体をまじまじと見つめながら、立っていた。
その表情は驚きに染まっており、あたりも見えていない。

追影切人 > 「――ジャスト30秒……っはぁ!!疲れたっつーのちくしょうが!!」

彼女の”進化”の一部始終を魔術を行使している間もずっと見届けていたが――それが済めばその場にへたり込む。
これが今まで追影が魔術を一切使わなかった理由だ。まず己のキャラじゃない。
斬る事と無関係だし、かといって防御や補助系の魔術とも毛色が違う。
”相手の覚醒・進化を促す”魔術という非常に独自性の強い特殊魔術の一種だ。
当然、制約というか欠点も多い。その一つが――魔力消費がとても激しい。
一日に一度使えればいい方だ――と、いうか今ので魔力がすっからかんで凄い倦怠感である。
それに、相手が進化や覚醒…自分が望む”形”をイメージ出来なければ意味が無い。
あくまで、進化や覚醒を促すだけであり、強制的に無理矢理覚醒や進化させるものではないからだ。
とはいえ、成功すれば確実にワンランク上の能力や魔術を使えるようになるのだから破格ではある。

(あーーくそ、もう二度と使いたくねーぞ、これは)

と、悪態を脳内で零しながらも何気なくアーヴァを見る…成長していた、色々と。
取りあえず、全裸ぽいので流れるような動作でスマホを取り出して激写。そしてポケットに戻すまで0.3秒。

「――おぅ、どうやら成功したみてーだな…つーか服はまぁ吹き飛ぶよなそりゃ」

仕方ないので、取り敢えず自分の上着――黒い革製のライダースジャケットを羽織らせるように被せておく。
正直、今の魔術でもうくたくただが…まぁ、あくまでこちらは手助けで進化したのは彼女自身だ。

(ま――これでこいつの調子がちょいとでも戻るならいいか)

と、思いつつ…あ、いかん眩暈がしてきた。魔力消費がやたらと激しいから仕方ない。
そのまま仰向けにバターンと倒れるまではお約束だ。

アーヴァリティ > 「出来た...出来たよ切人ありがとう!」

ジャケットを被せられ、写真を撮られた直後。
感極まった様子で目の淵に嬉涙を湛えながら切人に抱きつく。
全裸に近いので色々と当たっているが、気にはしていない。
ギュッと切人に抱きつく怪異。誰かに見られたら問題である。
ちなみに激写されたことには気づいていない。

「って...あれ?切人?大丈夫?えっ?えっ?」

抱きついた相手にスリスリしていたら、いつの間にか相手は気絶してましたとさ。
そんな簡単に終わるはずもなく、心臓の音を確かめたり脈をとったり。
そして無事であることを確認した様で。
安心のため息をついて。

「ありがとう、切人。」

気を失ってはいるが、最初に出会ったときとはうって真逆の喜びと感動と安心の表情と声でそう告げる。
そして、裸である事にようやく気づいた様で、被せられたジャケットで体を覆えばサイズに合いそうな服を取り出して一先ず着る。
黒いワンピース、赤く染まった子供用のものではなく、簡易的な装飾のある夏に適したワンピースを簡単に纏った怪異は一先ず寝かせておいた切人を両手で軽々しく持ち上げる。
そして、歓楽街の表通りへと、輝かしい街へと踏み出した。

今宵、人の隣に要る事を望み、殺すことを恐れた怪異は新たな姿を得て、力を進化させた。
しかし、解決したのは目先の問題でしかない。
死を避けた怪異にはまだ望みも悩みも残っている。この後どう悩み、どう進んでいくのかは、彼女次第である。

まあとりあえず一番最初の悩みは気を失った切人をどこまで運べばいいかである。
...散々悩んだ末、学生街に近い場所に適当に寝かせた。

ご案内:「歓楽街」からアーヴァリティさんが去りました。
追影切人 > 彼女の感謝の言葉は半ば意識が遠退きながらも聞こえており。
「礼はいらん」とばかりに手を力なく挙げてから、今度こそ完全に気絶してしまった。
久々に行使したのと、魔力消費の激しさも重なり想定外のダウンをする事になってしまったが。

まぁ、それでもアーヴァなら後は自力でどうにかするだろう、という思いあり。
ちなみに、気絶して目覚めた時は学生街の何処か。
道端で寝ているような状態だったので、変な目で見られたのは言うまでもなく。

「つーか、アイツめもっと目立たない所にせめて放置していけよな」

と、悪態を零しながらも…ま、いいかと肩を竦めてから起き上がり、寮へと戻る事にした。

ご案内:「歓楽街」から追影切人さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に柏木凛さんが現れました。
柏木凛 > 相変わらずに騒がしく色々な人、異邦人が歩く歓楽街。
普段は客引きやチラシ配りなどの仕事がメインなのだがこの日は珍しくある店の前で壁に背を預けて通りを眺める。
目立つ衣服な為に人目を引きはするがこの辺りの住人やよく来る常連にはある意味覚えられ一度だけ視線を受ければ気にされる事もほぼなく。

「ったく……ここに立ってろってな…俺は看板じゃねーぞ」

変に声をかけたり看板をもって呼び込まずに立っていればいいという仕事。
それで意味があるのかと今日の雇い主に聞けば自分がいるだけで呼び込み代わりになるというムカ付く理由。
殴りたい所ではあったが仕事だと我慢をした自分を懸命に褒め、言われたように立っていて。

「…これでマジで客が入るからイかれてるよな」

この店が何なのかは言わぬが花。そこに入っていく男性客を冷めて呆れた目で見送りながら空を見上げてため息を吐く。

柏木凛 > 「あ?俺がいくらだって?俺は売りもんじゃねえ!!」

店に入る客を見送り、しばらくすれば出ていく客をまた見送る。
そんな事を繰り返していると客の一人から「いくら?」という言葉をかけられついカッとなり殴り倒してしまい。

やっちまったと介抱するか考える前に何処から沸いた制服姿の数人に持って行かれてしまう。
呼び止める間もなく路地裏に消えてしまった一団を見送りと頬を掻き。

「まあいいか」

死にはしないだろうと考えて放置を決め込み、看板役の仕事に戻る。

ご案内:「歓楽街」に持流 童男さんが現れました。
持流 童男 > 「さーってどうするでござるか・・!適当な花屋で花を買おうとも思ったでござるがそれではいかんでござるよなぁ・・!」

言いつつも、花屋を探している、違うそっちの花屋ではない。

「・・・お!凛殿!!」

知り合いの友人に相談してみよう思った矢先に見知った顔が会ったので近寄ろうとする。

柏木凛 > 「あん?」

また自分を商品扱いする馬鹿が来たのかと睨みつけるが…名前を呼ばれて知り合いかと。
そしてその声の主は確かに知り合い、記憶にないが知り合いで自分の記憶を消したと言った大馬鹿なダチの姿。

「よ、持流。変な場所で会うな。この店に用か?」

近寄ってくる男に軽くて上げて挨拶し、店の客かと問いかけて。

持流 童男 > 「いや!?・・って歓楽街まで来てたでござるか!某!」

タハーっと困った顔をしつつも笑いつつ、

「いや!この店には要はないでござるよ!?某、逆にそういう事されるのは、好きでござるが!三次元で、そういう事されるのは、その人に全力で負けた時だけって決めてるのでござるよ!」

冗談めかして言いつつもくすりと冗談交じりに言いつつ

柏木凛 > 「…お前な。それでよく誰かにぶつからなかったよな?」

男の言葉に無意識なのかと呆れてしまい。
変なのにぶつかられるとボコられるぞとため息を吐く。

「そんなら俺に会いに来たってか?……馬鹿やろ!お前の性癖なんて聞いてねーって。本当にお前って……何てーか……馬鹿?」

冗談めかしてはいるが内容は内容、少しだけ頬を赤く染めて睨むように男を見て。

持流 童男 > 「ははは!やっぱりずっと前から可愛いでござるな!凛殿は!」

「本音でござるよ。凛殿」

すこしだけ赤く染めて、睨まれるのを受けつつも、本音を漏らしつつ

「そこは大丈夫でござる。無意識に避けてたでござるよ」
ゆっくりと笑いながらも冗談めかして

「そういえば、いい花屋って知らないでござるか?いや、女友達と仲直りしたいのでござるが、いい花が思い浮かばないんでござる。バラ一本でも良いのでござるが、それでは味気ないでござろうし」

と言いつつも凛さんに良い花屋がないか、質問する。

柏木凛 > 「お前は俺の事覚えてるけどな。俺は誰かさんのせいで覚えてねーからずっと前からって言われても実感がわかねーよ」

男の言葉に殴るぞというような視線を向けては目を細め。
本音と言われてもどう答えればいいんだと突っ込みそうになるのを耐える。

「大丈夫じゃねーよ。ぶつかられたらどうする気だったんだ?」

こいつも危機感が足りねーと頭を掻いて首を振り、篭手に数本髪が絡んでいるのに気が付くと男の胸を軽く叩く。

「花屋?それならここにあるだろ……ってそっちかよ。しっかし花を贈って謝るとか古風だよな。それなら……こっちだな」

ちょっと待てと店の入り口から中へと声をかければ投げつける厚い封筒をキャッチ。
それの中身も見ずにポーチに押し込むとこっちだと男を案内して歩き出して。

持流 童男 > 「そっちの花屋ではないでござるよー」
冗談めかして言いつつも

「おお!、ありがたいでござる!」

言いつつも凛さんの後ろをついていく。信頼をしている!

「凛殿はやっぱり、頼りになるでござるし!綺麗で強いでござる!」

いいつつもうきうきで凛さんの後ろをついていきつつも、しっかりとあるき出す。

柏木凛 > 「俺としちゃお前をここに押し込んでおきたいって気分だぞ」

冗談めかした男とは逆に本気でそうしてやろうかという目で見返し。
案内のお礼には気にするなと言うように軽く手を揺らして先に歩き出す。

「そう言うけどな。俺はお前に助けられただろ?なら強くねーっての。
で、その謝る相手は彼女か?」

綺麗についてはスルーし、ついてくるのを確認しては通りを歩き。
揶揄うように振り返っては問いかけて。

持流 童男 > 「彼女!?!?!いやいやいや!?違うでござるよ!?」

言いつつも初な質問をしつつも後ろを近づいていき

「いやぁ、恥ずかしながら喧嘩してしまいまして。だから仲直りするために。いい花がないかなって思ったのでござる」

頭を後ろにかきながらもたははは面目ないと笑いつつも

「まぁ、この世界で初めてできた女友達でござるから、あきらめたくないんでござるよなぁ」
と言いつつも、手には衣服が入った袋がある

柏木凛 > 「あ?なら何て花を贈るんだ?女だからだろ?」

それ以外に贈るのかと呆れた顔をして。

「お前が喧嘩ねー…なんだ襲ってくれって言ったのか?」

さっきの話にそんな事でも行ったのだろうと考えるのは仕方なく。
しかし聞けばこの世界の最初の友達らしい、それなら少しは良い所に案内してやるかと少し道を変えて。

持流 童男 > 「襲ってくれ・・!?いやいやいや!?」

顔をぶんぶん横にフリながらも頬を赤らめて

「いやぁ、恥ずかしながら『約束』を破って逃げてしまったので・・だから今度こそ逃げないために、色々と模索してるんでござる。そして仲直りするでござる」

頬をかきながらも恥ずかしがりつつ

「いや、似合うかなぁって思って、その女友達に、そう思ったのでござる」

はははと情けなく笑いながら後ろをついていく

柏木凛 > 「なんだ、自分の趣味を迫ったんだろ?」

首を振る様子にそれで怒らせたんだろうと再確認。
しかも頬を赤らめているのでそれだなと決めてしまう。

「約束?変な事をしない約束でもしたのか?出来ない約束はするもんじゃねーぞ?
けどな……模索すんのはいい事だと思うぜ」

仲直りできるかどうかは知らないけどなと、恥ずかしそうに頬を掻く姿に言い切り。

「なるほどな。俺はその女友達がどういう奴か知らねーからアドバイスは無理だぞ?」

先にそれを情けなく笑う男に告げて、花選びの役に立たないと。
そして知る範囲で一番の花屋に付けばここだと告げる。

持流 童男 > 「だーかーらー違うでござるよー!」
冗談めかして言いつつも

「おお・・!?アドバイスが無理でもいいのでござるよ!ただ、いい花があればなぁと思って・・・!」

言いつつも、花屋についたのを確認しつつも
一生懸命、花を見ている。真剣にこれでラフレシアなんか持っていた日には、某がヤムチャするでござる

「凛殿!!このバラ一本なんか良いと思うんでござるがどうでござるか?」

言いつつも凛さんにバラ一本がいいかどうか提案する。

柏木凛 > 「そう言う事にしといてやるって」

冗談めかしてはいるが必死に聞こえる言葉に笑いを零し。

「だからな、俺に花の良い悪いが判るかっての…」

後は好きに選べと花屋に付けば丸投げの姿勢。
一生懸命選んでいる姿に似合ってないなと失礼な事を考えていて。

「…謝るんだろ?ならバラ一本なんてけち臭いこと言ってねーで花束でも贈れよな?」

そこはケチるな、派手に言っとけとなんとなくアドバイスをしてしまう。

持流 童男 > 「うーむ・・そうでござるな!!!謝るでござる!」

言いつつも店員さんに対して。

「ならばばーっとするでござる!すいません店員さん!101本のバラを!お願いしたいでござる!」

言いつつも、店員さんに対して、101本のバラをお願いしつつも

「いっぱい送って花束まみれにして派手に仲直りするでござるよ!」

快活に凛殿に笑いつつも、衣服の入った服を持ちつつ、アドバイスを受けつつ。

柏木凛 > 「俺に謝んなよ。相手が違うだろ?」

そうしながらも店員に声をかける男を微笑ましく見るのだが。
続いた言葉には限度はないのかと呆れ果て。

「あー……なんてーかな。うまくいく事を祈ってるぞ?」

あまりのスケールの違いにもう呆れていいか笑っていいかの判断が付かづにそれしか言えずで。

持流 童男 > 「・・・・ありがとうでござる、凛殿」

と言いつつも、そっと凛さんにもバラを5本買って

「これ手伝ってくれたお礼でござる!」

笑いつつも5本のバラを凛さんに、渡そうとする。

「お主にあえて良かった!またよろしく頼むでござるよ!」

「5本のバラの花言葉は”あなたに出会えて心から嬉しい!”でござるらしいでござるよー!」

笑いつつ5本のバラを渡そうとしつつ

バラが101本の束になるのを待っている。

柏木凛 > 「だから礼はいいって……。
俺にか?」

慣れない役に立ていアドバイスの礼は良いと首を振り。
直後にバラを渡されて驚きの顔をみせて。

「ダチなんだからな、俺で役に立てる事なら頼っていいっての。
あ、あのな……そう言う恥ずかしい事をさらっと言うなよな、ほんとに…」

こいつは実は垂らしじゃないのかと睨むように見るがバラは受け取り。
花なんて貰うのは何時振りだろうと頬を緩ませ。

「その子とうまくいく事祈っといてやるよ、バラありがとうな」

頑張れ色男と肩を叩けばもう出番はないだろうと花束を待つ男に背を向けて静かに去って行って。

ご案内:「歓楽街」から柏木凛さんが去りました。
持流 童男 > 「おう・・!!!がんばるでござるよ!」

ニット笑いつつも、凛さんの背を見送って

「そういえば、101本のバラの花言葉は知らないんでござるよな」

いいつつも101本のバラができたのを待ってもらいつつキロに着く。

持流 童男 > ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー101本のバラの意味は『最愛』
ご案内:「歓楽街」から持流 童男さんが去りました。