2020/08/09 のログ
ご案内:「酒場「崑崙」」にオダ・エルネストさんが現れました。
オダ・エルネスト >  
臨時収入があったので、少し洒落たお店で。
そう思い、夜の歓楽街へ足を運んだ。
常渋でお姉さんたちとなんていうのも悪くはないのだが、
久しぶりにアルコール何ていうのも悪くないなぁって考えた。

流石に見た目が見た目だと注意されるようだが、この島では嗜もうとする者を止めようとするヒトの方が少ないようだ。

――ワイルド・ダニエルの12年。

琥珀色の液体が注がれたグラスに透明で大きな氷一つ。

静かな店内と雰囲気ある照明で、いいお店だなと決めたが正解だったようだ。
普通の飲食店に比べれば、軽食なんかはちょっと高めな気はしなくもないが豊富なアルコールの種類がそれをどうでもよくさせてくれる。

前期期末テストがあったのも随分昔の事のように思える。
グラスの中の氷を鳴らして一口、琥珀を舌に当てて、香りとアルコールを愉しむ。
酒の飲み方なんていうのは人それぞれだが、ロックで呑むというのは雰囲気に酔いたい。
そういう飲み方だ。

オダ・エルネスト >  
流れる店内BGMはJAZZから静かに聞こえるが静かすぎないピアノの独奏曲。
スピーカーから流れる音色でも素晴らしいと言わざるを得ない。

店内の奥には、楽器演奏スペースと見られる空間もあるからもしかするとJAZZなんかのバーでの演奏のやる時はあるのかも知れない。

生の演奏を聴きながら呑むなんていうのは、最高に雰囲気に酔えそうだ。

こうしてカウンター席の中央を独占して照明の下にグラスを当てて揺らめく宝石を愉しむ。

バーというのは、静かに、熱く、楽しむもの。

この島でも祖国の時のようにこの空気を楽しめる事が嬉しい限りだ。
祖国と言えば、このウィスキー、ワイルド・ダニエルは祖国発祥のウィスキーを元にした《大変容》後に生み出された新しい銘柄の蒸留酒だ。

これが、ここでも呑める事に喜びを感じざるを得ない。