2020/10/25 のログ
ご案内:「歓楽街」に樋浦 來未さんが現れました。
樋浦 來未 > 歓楽街の一角にあるゲームセンター。
普段はあまり足を運ぶ場所ではないが気まぐれを起こしてやってきてしまう。
やってきたからと言ってゲームをする訳でもなくジュースを片手に店内を眺めて歩くだけ。
そんなことを繰り返していれば店員に目を付けられる訳だが全く気にせず。
そのまま歩き続けて一台のゲーム機の前に足を止めて。

「これってかなり古いよね」

ふと目についた本当に古いゲーム機、喫茶店にあるような物の前で足を止めて動く画面を眺め。

樋浦 來未 > 「これって宇宙人を倒すゲームだっけ?」

画面の中でいかにも古いドット絵の宇宙人や戦闘機の動くのをじっと眺め。
今のものに比べれば本当に簡単で派手さも綺麗さもない画面。
それでもなぜか惹かれるように見つめてはいるがプレイをしようとはしない。

「お金持ってたらなー。残念」

帰りの電車代以外持ってればと考えるがないものはなく。
純粋に暇つぶしに冷やかしに来ているので文字通り帰りの電車代以外の持ち合わせはなく。
眺めるだけ眺めれば他の場所へと足を向けて。

樋浦 來未 > その後は幾つかのゲーム機の前で足を止めるが眺めるだけ。
そうしてやがて飽きたのかゲームセンターを後にする。

ご案内:「歓楽街」から樋浦 來未さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にマルレーネさんが現れました。
マルレーネ > ハロウィンとは何でしょう?

それを知り合いの老修道女に聞いたのが間違いだった気がする。
宗教的には関りが薄いらしいが、付近のお店との円滑な交流のためには、柔軟にイベントごとに参加していくことが大切だ、と。
ただ年齢を重ねてしまい、教会としては参加が難しい、と。
だから若く、異世界から来たばかりでそういった感覚が薄く、なんでも受け入れることのでき、体力に自信がなり、それでいて若い人に参加してもらいたい、と。

そこまで言われたら、やります、と言うしかないのだった。


「………そうですね、確かに。
 確かに私は言いました。 肌をあんまり出すのはこの時期もう寒い、と。」

遠い目をする修道女だったものが一人。

マルレーネ > 「確かに肌は完全に覆われていますし寒くはないですが。」

遠い目をする修道女だったもの。
金色の髪の上には、ゴムでできた猫の耳。
頬には落書きのように猫の髭が描かれ。
全身ラバーのストレッチ素材で出来たボディスーツ。
指先からつま先までびったり覆う全身キャットスーツを身に着けた、猫なのか怪盗なのかよくわからない謎の生き物。

以前身に着けたライダースーツに似てはいるから不思議と着慣れているけれど。

「………この寒さの中で、なんで私こんな格好でティッシュ配ってるんでしょうか。」

死んだ目になる。

ご案内:「歓楽街」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 >  なんとなくで足を運んだイベントの会場。雰囲気を楽しむ為もあり行うのは狼の恰好。といってもつけ耳だけだが。
 いつもとは逆だなぁなんて思いながらブラブラと歩いていると目に入ったのはティッシュを配っている女性。恰好も目を引くが何より目を引いたのは。

「へい、目が死んでるぜ猫さん」

 死んだ目でティッシュを配っている事であった。
 そんな彼女に軽く笑いながら近寄り。

「1つ貰えるか。鼻かむティッシュも忘れちまってさ。少し困ってた所なんだよ」

マルレーネ >  
「あ、あははは。 こんばんはー、ティッシュとお菓子でーす。」

にこにこ笑顔に戻ってティッシュとお菓子を配布する。
死んだ目を指摘されれば、いやー、ちょっともらってもらえなくて、なんて言葉をつないで、頬をぺちん、と叩いて気合を入れる。

金髪碧眼の女の恰好は目立つものだが、通りは仮装をする人間だらけであるから、そういう意味では目立たない。

「宗教施設群でもイベントをしていますから、お暇なら足を運んでくださいねー。」

イベントごとに合わせて慈善イベントを行うのは常だ。
 

照月奏詩 >  貰ってもらえないと困るよななんて笑いながらティッシュを受け取る。
 ポケットにしまっていると聞こえた言葉に少しだけ反応した。

「ん、宗教施設群って……ああ、つまりあれか。シスターさんなのかあんた。いやまぁ他の宗教だとシスターって呼び方になるかわからないが」

 相手がどの宗教のシスター?さんかわからない為そんなことをいう。
 それから軽く回りを見て。

「にしても、大変なんだなシスターさんも。こんな場所でそんな恰好って。正直かなり寒いだろそれ」

 どう見ても寒そうな格好の彼女を見て思わずそんなことを言ってしまった。
 だがまぁ周りにも仮装のために寒さだとかをかなぐり捨てて居る人は少なからずいるかもしれないが……彼女の場合動き回れるわけではないのだ。辛さはかなり上だろう。

マルレーネ >  
「……あはは、いやいや、まあ、そういう仕事もしていますかね……
 よく分かりますねー……。」

視線が右に、左にとうろついた上で、観念したのかため息交じりに自分の仕事を明かして。

「………あ、そういう意味では問題ありません。
 先日の方がもっと寒かったですからね!」

えへん、と胸を張って自棄気味に言葉を重ねて。
水着にマントは死ぬかと思ったんですけど、と遠い目をする。


「……ところで、何かお買い物ですか?
 道案内、をできるわけではないですけれども。」

どうもどうも、とティッシュをお渡ししながら。
 

照月奏詩 >  よくわかりますねという言葉には少し笑って返した。

「宗教施設群でやってるイベントの紹介をする人で宗教関係者じゃなかったら逆に驚きだっての」

 まぁシスターじゃなくてもっと上の人って可能性もあったけど。なんて付け加えて肩をすくめる。
 だがその後の事を聞けば苦笑い。

「体張ってんなぁあんた。でも無理するのはあれだぞ。上に毛皮は折るとかでも猫っぽいし……ここ変な奴も多いからよ。あんまりそういう恰好してると変な事いわれるし」

 飲み屋やよろしくない店も多い地区。人が多いとはいえど酔っぱらってしまえば関係ないだろう。
 それからそう聞かれると首を横に

「いや、買い物って訳じゃない。なんかイベントやってるって事だし少しだけ参加してみようかってな……まぁダチが多いわけじゃないから一人でブラついてただけだけど」

 悲しい男さなんて冗談めかして話した。

マルレーネ >  
「最近はバイトを雇ってお願いすることもあるんですよ。
 信者の子で、お手伝いを申し出てくれる子もいますしね。

 ただまあ、私は私で仕事はしないといけないので。」

あはは、と苦笑しながら頬をぽりぽり。

「……ですよね、そういったんですけど。
 目線を集めるのも仕事だから、っていう。
 いやまあ、こういうのは慣れてるからいいんですけどね。
 こう見えて、荒事担当みたいなとこもあるので、何があったって大丈夫ですよ。」

ふん、とこぶしを作って見せる女。
見た目はそうは見えないものの。

「ああ、なるほど。………明るく華やかな街ですから、きっと何か楽しいお店が見つかると思いますよ。
 お酒のお店もたくさんありますしね。」

大丈夫大丈夫、っと肩をぽーん、っと叩いて笑う。
 

照月奏詩 > 「バイト……なんというか。悪いとは言わないが罰当たりそうな話だな」

 少し肩をすくめる。別に非難するわけではないのだが神事を金のために信仰していない人がするというのは罰が当たりそうである。しかも神に類する者が普通に闊歩しているこの町である。あってもおかしくはない。
 
「へぇ、格闘技とかそういう系統か……そうは見えないけどなぁ」

 パッと見はふつうにか細い腕である。ただこの街では見た目と能力が一致していないなど普通にあり得る事なわけで。
 と笑う顔には目を細めて。

「酒のお店ねぇ……ちなみに俺いくつに見えるよ?」

 と彼女に問いかける。そう20は行っていないのでまだお酒は禁止である。まぁ守らない人も多いだろうが。

マルレーネ >  
「あっはっは、私の信じる神は、そんなこと言いませんよ。
 寛大であれ。 世の中に溶け込め。 そうおっしゃられてたはずです。
 それを言ったら、聖職者はお金を一切もらわずに働き続けろ、ってことになりますからね。」

流石にそれでは食べていけません、と苦笑をしてぺろりと舌を出し。

「そうは見えないでしょう、そうでしょうそうでしょう。
 こう見えてそういう経験は豊富ですからね。
 まあ、……今は武器もないんですけどね。」

とほほい。

「……? ああ、見た目だとこの島、年齢わかんないんですよねぇ………
 子供だったら、お酒はダメですからね。」

子ども扱いをしてから大人として扱うよりも、その逆の方が角が立たないわけで。
そう聞くということは、と、お姉さんらしく腰に手を当てて見せる。
 

照月奏詩 > 「まぁそうなんだがな。なんとなく思っちゃうんだよそういうこと」

 その通りだと頭ではわかっていてもなんとなく違和感を覚えてしまうのはある意味信仰というものをザックリとしかわかっていない無信仰者故だろうか。

「ってダメじゃんか! いやまぁ武器使える奴は大体徒手格闘もできるけどよ」

 ホント大丈夫かなんて目を細めていた。
 がそのあとにしたお姉さんらしい反応には苦笑い。

「んだよ、上手いこと返しやがって。まぁ実際20は行ってないと思うし飲むのはまずいんだよな……飲めなくはないと思うけど」

 でもよろしくないしやらないさと軽く手をふるう。そもそも旨いと思思えないわけで。
 とそういえばと周りを見て。

「……そういえば話してて平気だったか? 今思ったけど。仕事中だしアンタ。もしかしてだいぶ邪魔してないか?」

 それこそ絡んでくる厄介な人に自身がなっていた事実を思い出し少しだけ申し訳なさそうに。

マルレーネ >  
「あはは、まあ、そうかもしれませんね。
 理解をしていただければ、そんなことはきっと思わなくなりますよ。
 正しい理解はそんなに遠くて難しいことではないんです。」

穏やかに語りながら、目を細める。
猫の仮装とラバースーツさえなければ正しい聖職者としての雰囲気だっただろうけれども……。

「…そりゃあ、上手いこと、ではないですけれど。
 相手に言葉をかけるのが仕事のようなものですからね。」

腰に手を当てて、ぴしり、と。
お姉さんらしい雰囲気を出そうとするが、ぴっちりスーツの猫耳だ。
どうがんばってもそんな雰囲気は出ない。

「………あ、それは大丈夫ですよ。
 お店ならばまずいでしょうけれど。
 どちらかといえばこの界隈の仮装を盛り上げるために駆り出されてる、みたいなものですからね。」
 

照月奏詩 > 「……正しい理解を~とか。相手に言葉をかける~とか言ってる事はすげぇシスターっぽいのに」

 と思わず少しだけ笑いそうになって顔をそらして。

「恰好と場所のせいで全然そう見えない……!」

 どう考えても目の前の人物と聖職者が結びつかないのであった。むしろ場所が場所のせいでそういう店のキャッチとすら思えてしまう始末である。
 悪い悪いと何とか気を取り直してそっちに目線を戻した。

「大丈夫ならよかった。仕事邪魔してたんじゃないかってさっき思ってさ。一人で来ておいてなんだけど一人ってのも退屈でさ。つい話しかけちまった」

 だからって話し相手にするなって話だが。
 それからふとティッシュを取り出して。

「そういえば宗教施設群でイベントがどうのって言ってたが。どういうイベントなんだよ。やっぱりハロウィン関係のイベントか?」
 
 元々ハロウィン事態がバッツリ宗教行事なわけで。最近でこそただのお祭りみたいな雰囲気になりつつあるが。

マルレーネ >  
「仕方ないじゃないですか……!
 これ指定ですし! ……ですし…!」

言いながらがっくりと肩を落とす。 なんで指定なんだろう。
前回が水着だし。 前回が水着だし。

「………こほん。
 まあ、気にすることはありません。 仕事は仕事。
 こうやって会話をして、イベントそのものを盛り上げることの方が大切ですからね。

 ああ、………流石にそういうわけにはいかないけれど。
 近くの子供にお菓子を配ったり、協賛してくれるお店の割引チケットを配る代わりに寄付をお願いしたり、とか………。

 まあ、ハロウィンとはちょっとだけしか関係がない、普通のイベントですよ。」

人が集まるから、上手いこと引っ張れたらいいな、って感じですね、なんてあっけらかん、と口にして笑う女。
 

照月奏詩 > 「わかってる、わかってるって。でも……なぁ?」

 クククと少し笑ってしまう。というよりそもそも世間一般の感性で行ってしまうのならシスター服の時点で十分仮装ではないのかと思ってしまうのは一般人の感覚だろうか。
 次のイベントの内容を聞けば意外だななんて声を出す。

「あれだな、ハロウィン関係ないっいてことは賛美歌歌うとかお祈りがどうのとか説法がどうのとかそういう関係かと思ってたが……なんかこう」

 と少し言葉が思いつかず考えた末に軽く指をふるって。

「あんたの流派ってすごく……庶民的だな?」

 失礼なのか身近で親しみやすいという意味なのか。どちらとも取れそうな言葉を。
 だがお菓子を配るとか協賛の代わりに寄付だとか。宗教というよりボランティアの団体に近い活動に感じられてしまったのであった。

マルレーネ >  
「……あー。
 ………まあ、そうですね? 私自身は、もっともっと遠い場所の宗教なんですけど。
 こちらに近い宗教の方がいらっしゃったんで、それのお手伝いをしているんです。」

元々異邦人だったこと。
他の世界でも、似たような修道女をしていたことを告げて。

「庶民的で助かっていますよ。
 ほら、部外者の別宗教の私が参加してお手伝いしても怒らないんですからね。
 まあ、格好に関してはちょっとこう、言いたいことはありますけど。」

ぷー、っと頬を膨らませる。

「まあ、いきなり信じてくださいと言っても。
 この世界の方は、納得してもらえないといけませんし。」

異邦人の女は、すっかりそうは見えないくらいになじんだまま。
微笑みを返して。
 

照月奏詩 > 「……遠くの場所からか」

 そこから一人で来て、こうして手伝いをして。
 寒くて大変でもがんばって……そうしている彼女を見るとどうにも笑うに笑えず。

「すごいなアンタは。宗教っていうのはそういうものなんだって言っちまえばその通りだけど。それでも遠くに来てそんな恰好してまで頑張ってなんて……中々できる事じゃない」

 自分は神とかそういうものを信じてるわけでもなければましてや信じるような事が許される存在ですらない。それでも努力してる彼女に対して経緯は持ってしまい。
 メモ帳を取り出せばサッと文字を書いて手渡す。書いてあるのはメールアドレスだ。

「いくら力に自身あるっつったって。一人じゃ大変な事もあるだろ。部外者でもいいって事だし……何かあったら連絡してくれ。空いてたら手伝いに行くからよ。ああ、名前は奏詩だ。照月奏詩。よろしく頼むぜシスターさん」

マルレーネ >  
 「この格好でまじめに褒められると、それはそれですごく微妙な気分になりますね!?」

思わずツッコミを入れてしまいながら、うーんうーん、とうなって。

「………それであれば、いつでも異邦人街の修道院までお越しくださいな。
 私はいつでも、……その場に私がいるときであれば、懺悔・相談・愚痴・文句・不満。 …何でも、いつでも聞いておりますよ。

 今この世界で、力を求められることはさほどありませんが。
 こういった方向性で、むしろ私の方が力になれることはあると思います。

 私はマルレーネ、と言います。 マリー、とでもお呼びくださいね。」

メールアドレスを受け取りながら、こちらも自分の普段いる場所を明かして。

「あ、普段は修道服ですからね。」

しぶーい顔でそれも伝えておいた。
 

照月奏詩 > 「同感。真面目にほめた後に改めてあんたの恰好みたら少し微妙な気分になったわ」

 と少しだけ笑った。全身ビニールの猫シスターを狼耳の生えた男が真面目にほめてる図は中々に面白い光景である。
 とそのあとに目を細めた。

「なんで俺が力になるぜって言った後に俺がマリーを頼る場合の話になってんだよ。あれか、奉仕しすぎて頼る事忘れた口か」

 おうおうとジト目になりながらそっちを見ていた。こいつ頼る事忘れてるなみたいな顔で。
 だがまぁそれはこちらも人の事を言えた立場ではないのだが。

「それと、言われなくてもわかってるというか普段からその恰好だったらそれ修道院じゃなくてそういうコンセプトのお店だっての!」

 と最後のには思わずツッコミ。

 

マルレーネ >  
「あはは、だって、誰かに相談してまで力を振るうことなんて、ほとんど無いですしー。
 ふふふ、こう見えて屋根の修理から、自分で土からお皿を作るところまでがんばれるんですよ。」

えっへん、と胸を張ってその胸を自分で叩く。
一人旅を何年も続けていた女は、誰かをそうそう頼らない。
ある意味悪癖ではあるけれど。

「………ふふふ、そうですよね。
 まさかこれを指定されてきている私が聖職者なわけないですもんね。」

とほほー、っと肩を落として。

「いやまあ、お酒のお店のバイトとかでなくてよかった、とは思いますけど。
 これでお酒のお店だったらもう犯罪ですよねー。」
 

照月奏詩 > 「万能だな!? ってそうじゃなくて。あれだ……それこそそういうあんたの愚痴とか不満とかはだれが聞くんだって話よ。まぁ同じシスター仲間とかダチとかいるだろうけどさ」

 そういう時の話と付け加えながらはぁとため息を吐き出す。

「ってそれ指定かよ。あんた本人はともかくその宗教グループ大丈夫かおい」

 思わず笑ってしまう。ツッコミ所が多かった。
 その後の発言にはうなずいて同意した。

「ああ、てかそもそもお前も未成年だろ。それでその恰好で酒は色々とまず過ぎる」

 が、ここで勘違いをしていたのであった。
 顔立ちが幼く見えたのが原因だろうか。それともお姉さんっぽくしていたのが逆にそう見えたのだろうか。