2020/12/04 のログ
ご案内:「歓楽街」に照月奏詩さんが現れました。
照月奏詩 >  
「結構遅くなったな」

 夜の歓楽街を歩いている一人の男子。
 お金もなく、2級学生と言う身。ロクなバイトが見つけられず流れ着いたのはここ。
 ここならば身分がなくともある程度は融通が利くわけで。そしてその上違法じゃなくて行ける日に行けばいい。色々とおいしいバイトであった。

「まぁ治安が悪いのがすこーし難だけど」

 奏詩として歩くにはこの街は少しばかり治安が悪い……が背に腹は代えられないわけで。
 給料もお察しだが、まぁ無いよりはマシだろう。
 本当に自分にとっての大敵はお金だとつくづく思い知らされる。

照月奏詩 >  
 入ったバイトは掃除。色々なお店が探しているので一つの店で管理すれば早いんじゃねと思い立って店主が思いついて掃除屋貸し出しみたいなバイトを始めたらしい。
 そうした結果意外とヒット。そうして自分みたいな者も集まる場所になったらしい。

「にしても結構大変なんだな掃除も。あんまりやったことなかったが」

 そもそも物がない部屋にいるので掃除の必要がないともいう。
 テクテクと夜の街を歩く。

「そういえば……あんまり歩く事ないよな夜の街って」

 夜の街の更に奥、闇の街は知っているがこういう夜の街は実はあんまり歩いたことがない。

「ネオンが……まぶしいな」

 顔をしかめる。
 ピカピカネオンはあまり得意ではなかった。

照月奏詩 >  
「さっさと抜けちまうか」

 目がシパシパする。少しだけ足を速めて夜の街をかけていく。
 そうしてすぐに街を後に走り去っていったのであった。
 だが今後バイトの度にここを通らないといけないわけで。その内慣れることだろう。

ご案内:「歓楽街」から照月奏詩さんが去りました。