2020/12/24 のログ
ご案内:「歓楽街」に葉山翔一さんが現れました。
葉山翔一 > クリスマス一色に染まっている歓楽街。
店店はクリスマスに飾られ通りにはカップルと思われる組み合わせが普段よりも多く見られる。
路地裏にはそんなカップルを狩ろうと考える一段もいるかもしれないが行動に移す前に風紀に捕まっているのか姿も見られず。

そんな幸せそうに歩く組み合わせが多い通りに面した店の前でサンタの格好をしての客引き。
店にと誘導しようとするが普段よりもうまくはいかず、スルーされるか断れるかで…。

「今なら安いよ、よかったら見ていかないか?
間に合ってる?そうか…悪かったよ」

そうして今も同年代と思われるカップルに声をかけるが断られ。
それなら用はないとさっさと見送れば次に客になりそうな誰かを探して通りを眺める。

葉山翔一 > そうして客引きのバイトを続け、適当なタイミングで切り上げ帰路について。
ご案内:「歓楽街」から葉山翔一さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にクロロさんが現れました。
クロロ >  
聖夜前日。
夜中も眠らないこの街は既に聖夜一色に染まっていく。
道行く人々を男女が多い。何なら家族連れと思える集団も見える。
冷え込む空気とは相反する、人の温かさ。
そんな連中とは裏腹に、一人で練り歩く歓楽街。
人込みを避けるように、両手をジャケットのポッケにねじ込み歩く男が一人。
人相の悪さや、クロロ本人の気遣いでひょいひょいと人込みを縫って突き進む。

「……どうすッかな。」

生憎、人様の関係を妬ましく思える程興味はない。
それよりも悩んでいる事がある。
明日はクリスマス当日。そう、"プレゼント"だ。

「アイツ等、何が一番効くンだ……?」

クロロ >  
"アイツ"等。
まぁ、言ってしまえば組織の面々だ。
特に、交流のある連中の事を差している。
人様に褒められるような組織でもない。
声高に出来るような人間でもない。
理解してる。そして、そうでしか生きられない日陰者を知っている。
他ならぬ、自分がそうだ。人並みの幸せを享受出来ない理由など、在るはずない。

「ンー……、……。」

ただまぁ、悩む。
何を上げたら喜ぶのか。
そもそも、"日常的"な姿をあんまり知らない。
口元のへの字、唸り声を上げながら並ぶ店々のショーウインドウに右往左往。

「こンな事なら、事前にきいときゃよかッたな……。
 アリスやセレネとかはわかりやすいのによ。」

さりげない友人ディス。

クロロ >  
「ああ、そうだ。アイツ等の分も忘れちゃいけねェな。」

アリスとセレネ。
日常で知り合った友人たちへのプレゼントも忘れてはいけない。
世話になった分、今こそ礼を返す時だ。

「……ん……そうか、成る程な。」

ふと、天啓が降りた。
これならいけるかもしれない。
男はニヤリと笑みを浮かべて、人込みの中へと消えていった。

ご案内:「歓楽街」からクロロさんが去りました。