2021/01/16 のログ
ご案内:「歓楽街」に羅刹さんが現れました。
羅刹 > (位置を伝え合え、タイミングが重要だ。撤収までは時間をかけるなよ
暴れすぎる獲物は逃がしていい。)

夜は遊ぶ学生で賑わう、歓楽街の一角。裏通りに近い場所だ。
電気装飾で照らされた通りに…密かに…目立たないよう私服で、蜥蜴の下部組織である『蟻』と『蛇』が展開していく。
それらは羅刹の指示を反復し、広げていき。

騒がしいこの街で、簡単にその姿は紛れることができており。
そうして準備が終われば…道の真ん中を、とある人物が歩いていく。

> (煙(エン)、やれ)


(……了解)


道を歩くのは、灰色髪の男だ。
誰にも知られずに通信を行う男が、両手を広げると。
唐突に、通りの周囲に…唐突に煙幕が通りに広がる。
極薄いものではあるが、混乱を招くには十分。
更に、電子機器を妨害する効果を持つそれは、広く常世島で使われている端末の機能を阻害する。

羅刹 > そして、その直後に、悲鳴。
何人かに狙いをつけた『蛇』の『尾』が…人を狙って駆けまわっている。
一気に狙いをつけた相手を抱え上げれば、拘束し、『蟻』に引き継いで運搬する。

それは、明らかな拉致行為。
騒ぎを聞きつけ、風紀が現れるまでの数分間で『餌』を確保する狙いだ。
しかし…梟には見張らせているものの。
羅刹とて相手の…常世島の表の部分を知っているわけではない。
何かが紛れ込んでいた時に備え、警戒は怠らず、迅速に…闇が、煙幕の間を走っていく―――