2021/01/31 のログ
杉本久遠 >  
 そして、しばらくの間声かけを続け。
 数人の関心を得られたあたりで、久遠は歓楽街を後にするのだった。
 

ご案内:「歓楽街」から杉本久遠さんが去りました。
ご案内:「酒場「崑崙」」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
風紀委員会を狙う違反部活生の一人を捕縛。
尋問も取り敢えずは問題無く行われている…らしい。
伊都波凛霞の襲撃。落第街で流通する違反薬物と繋がっているかは不明だが…その辺りも、情報を得られれば御の字、と言ったところか。

「……しかし、その分私の手が足りぬな。いや、落第街への摘発そのものは順調と言っても良いかも知れんが…」

指揮官として、或いは部隊の長として。
戦場に立つ機会が減りつつある…気がする。
別に自分の能力を奢る訳では無いが、こと制圧火力についてはそれなりの自負がある。
そろそろ、景気づけに一発叩き込んでやっても良いかな、と思わなくも無いのだが。

「……まあ、状況次第…ではあるかな」

傾けるグラスの中身は、ノンアルコールのソルティドッグ。
流石に、風紀委員の制服姿のまま歓楽街でアルコールを嗜む訳にはいかない。
其処まで酒に強い訳でも無いのだし。

神代理央 >  
まあ、良い意味で忙しくなったと言うべきなのだろう。
前線に出張るのではなく、事務処理だの裏方の仕事で現場をサポートする。是迄は己がサポートを受ける立場だったが、それを部下達に返してやれば良いだけの話。

「…とはいえ、私にそれが向いているかとなると…」

ふーむ、と首を傾げざるを得ない。
人心掌握とか、そういうのは苦手ではないが得意でもない。
素直に人生経験の無さが足を引っ張っていると言わざるを得ないだろう。

「……父様なら、こういうのも悩まなくてよさそうなのにな」

ぐい、と再び傾けたグラス。
アルコールの含まれていないソルティドッグは、唯しょっぱく感じる。

神代理央 >  
「……とはいえ、悩んでいても仕方がない。悩んだところで、仕事が減る訳でも無し」

一気にグラスの中身を空にすると、身支度を整えて立ち上がる。
まだまだ成すべき事は多い。
酒精に酔わぬ儘、少年は此の場を後にするのだろう。

ご案内:「酒場「崑崙」」から神代理央さんが去りました。