2021/02/27 のログ
ご案内:「歓楽街」に葉山翔一さんが現れました。
葉山翔一 > 何やら落第街の方で大騒ぎがあったらしくあちらにいた連中を見かける事があるこの頃。
ただ顔見知りであってもこちらから声をかけなければ向こうからかけてくる事もなく。
対岸の火事という考えて普段のように暇つぶしに不健全といえる店を眺めて歩く。

「特に目ぼしいものはないなぁ……」

興味が引かれたりする物があれば足を止めるのだがそういうものはなく。
代り映えしないと店先を眺め、その時に店主と視線が合えば愛想笑いをしてさっさと逃げ。

その店を離れれば、また他の店先を眺めてぶらぶらと歩いて。

ご案内:「歓楽街」に劉 月玲さんが現れました。
劉 月玲 > 歓楽街のお安い服屋を見て回る。
故郷の服を探して回るが、やはり安物は安物。
生地が安っぽいものしかないうえに、なんだか粗悪品っぽいのばかり。
やはり常世渋谷のほうで探したほうが良いかもしれない。

そう考えながらてこてこ歩き。

見知った後ろ姿、翔一を見つければ無言でタックルに行く。

葉山翔一 > 通りに面した店ではさすがに面白い、やばいといえる物はなく。
唯一面白いと思えたのは新型っぽくみえた電気銃を扱う露店のみ。
あそこは後で寄るかと考えて。

「最近はああ言う奴の方が捕まらないかもな」

それに弾代も安そうだしと考えて歩きいていれば駆けてくるような音が聞こえるが…。
こういう場所ではよくある事と気にせず、その結果……

「―――っ!!だ、誰だ!って…シャオリンか…」

背後からいきなり衝撃、おそらくはタックルを食らった衝撃に倒れそうになるのを耐え。
誰だと声をあげながら振り返って…そこにいた知った顔に安堵の息を吐く。

劉 月玲 > 「やっほ、しょーいち♪
えーっと、はい、おくちあーん」

タックルの後抱き着いたまま軽く挨拶。
がそれもすぐに、ポケットから小さい箱を取り出し、箱から何か黒い物体を掴むとぐいぐいと彼の口に押し付ける。
若干お酒臭くチョコ臭い物体。

葉山翔一 > 「やっほって…今日はずいぶんとテンションが高いな。
って、待て待て。なんだそれは……むぐ…」

タックルをされて抱き着かれるは何度かあったのでさほど気にはせず。
ただいつもテンションが高いが今日は特に高く見え。
しかも有無も言わさずに口に黒い何かを押し付けられ、何かと搭載中に押し込まれ。

「……お前……酔ってるな?」

口に広がるチョコとアルコールの味に、そういうチョコかと分かり。
口の中のチョコを食べ終えると呆れた目で見降ろして。

劉 月玲 > 「この程度で酔わないもーん。
ちょっとほわほわしてるけど~」

ほわぁ、と吐息から香るアルコール臭。
ちょっと強めにお酒が入ったのを食べてたらしい。

「で、しょーいちはこんなとこでどーしたの?」

葉山翔一 > 「いや、かなり酔ってるように見えるぞ。
シャオリンが大丈夫っていうならそうかもしれないけどな」

吐息から香るアルコールの匂いはそれなり。
先ほどの味を思い出し、結構度数が強いやつだなと。

「こんなところってな…この辺は俺の家の近所とは言わないが近場だぞ。
ちょっと変わったものでもないか探しに来たって訳だ。
シャオリンこそこんな場所で何をしてるんだ?」

そんな事を返しながらバックに手を入れごそごそ。
取り出したバレンタインの残り物のチョコだが、それを押し付けて。

劉 月玲 > 「そーそー、だいじょーぶ。
しょーいちの家も近いから眠くなったら借りればいいし~」

ここからだと自分の家、寮はちょっと遠い。
なので勝手は知らないけど借りればいいかな、の精神。

「ちょっと服見に来てたの。
故郷の服とか、たまには着てみようかなーって思って。
でも生地が安物だったりして、やっぱ常世渋谷行かないとだめだなーってなったところー」

押し付けられたチョコは、彼の指事頂く。
ガリガリモグモグ。

葉山翔一 > 「……大丈夫じゃないな、絶対に」

ベッドを貸すぐらいは別にいいのだが…。
冗談で誘えばえっちと言われるのが借りればいいと言う辺りやばそうだとみて。

「服か……それならここよろ百貨店か常世渋谷の方が種類が…
故郷の?どう言うのか判らないのがあれだが……高いが大体なんでもありそうな店教えるか?
俺の指事食うな、痛いって……!」

少し苦めのチョコなら酔いが覚めるかと押し付け。
まさか指事食べられたのは想定外、チョコ事齧られては噛まれた場所から血が滲みだして少女の口の中に流れていく。

劉 月玲 > 「うんー、だからちょっとしたら常世渋谷行こうかなーって。
ほわほわが抜けたらだけど~」

苦さと血の甘さを堪能しつつも、とりあえず彼の指を口から解放する。

「故郷って言っても、本物じゃないっていうか、それっぽいだけっていうかー。
とりあえずしょーいちが知ってるところ、教えてくれると嬉しいな?」

葉山翔一 > 「酔いが抜けたらか。今の状態で行ったら迷子か保護か誘拐されそうだな…」

簡単に担いでいけるしと指を噛まれる痛みに眉間にしわを寄せ。
指が解放されると痛い痛いと消毒だというように咥えて。

「まあ、思い入れのある服を買いたいって事だろ?
別にいいぞ、それじゃ行くか」

特に予定もなかっただけに簡単にうなずき。
抱き着いていた少女を軽く引き剥がすと手を繋いで歩きだし。

「ここだ、ここ。金さえあれば大体なんでも揃うと思うぞ」

誘導するように歩いて路地の一つに入り、通りからは見えない値段は高いが色々な服が揃う店に到着する。

劉 月玲 > 「うん~……、あ、あとアルコール臭させてると補導されるし……」

あからさまに酔ったような感じで普通の場所行くと、ちょっと危ないのだ。
いろんな人に怒られてしまうので。

「へー、ここ。
しょーいちの家からはそんなに遠くない感じ?」

案内された場所を見つつ、んー、と考えながら地形を思い浮かべる。
近いなら買いに来やすいなぁとか考えているのだろう。

葉山翔一 > 「それもあるしな。シャオリンの見た目で酒だ…確実に補導されるぞ?」

最近は何故か富貴委員が多いと一言付け加え。
ここならば逃げるなり、顔見知りの風紀委員なら袖の下で如何にかできるのでいいのだがと…。

「そう、ここだ。多分、ここなら探してるのもあると思うぞ。
俺の家か?そうだな……15分も歩けばつくんじゃないか?」

あっちだと、今入ってきた路地の出口の方を差して簡単な方角を教えて。
そうして、探すんだろう?と店の中に足を踏み入れていく。

劉 月玲 > 「風紀委員めんどくさいんだよねー。
知り合いもいないから助けてもらえないし―」

ぶーぶー文句を言う。
こっちは見た目通りの年齢じゃないんだから見逃してほしい。
それを証明できるのは何もないが。

「んー、じゃあ買ったらしょーいちの部屋に置かせてもらお。
ここはー……下着は売ってない感じ?」

んふふ、と笑いながら入っていく彼に言ってみる。
前みたいに悲惨な目に合わせてやろうかと。

葉山翔一 > 「そうか?良い奴は良いし、面白い奴は面白いぞ?」

皆大好き幸せの粉(お菓子の粉)で仲良くなった者や不真面目系とかそれなりに交流もあり。
そういうのが相手なら如何とでもなるので気が楽。
見た目的に確実に面倒ごとになる少女を見てはご愁傷さまと笑みを見せ。

「別に良いけどな……時々大胆だよな?
ん、あるにはあるぞ。ただ……ラインナップはアレ系が多いぞ。
あとな……ここだと襲っても特に何も言われないからな」

常世渋谷のあの店とは違うぞと一言いいながら店内に入ってしまえば、所狭しと様々な洋服が置かれ飾られていて。
そして何を考えているかは流石にわかり、こういう場所なので気にされないぞとぼそりと。

劉 月玲 > 「そーなの?
しょーいち、いろんな子に手を出してるんだ?」

言い方が悪い。
勿論わざとではあるが。

「…………。
……しょーいちのスケベ」

悔しそうな、何とも言えない顔をして捨て台詞を吐いて先に行ってしまう。
からかおうと思ったらからかえなかったのでなんだか負けた気分になったらしい。
ともあれ、目当ての服を探して店内を見て回る。

葉山翔一 > 「……流石に風紀には手を出してねーぞ。
そこまで無謀じゃないって」

如何聞いてもそっちに聞こえる言葉使いに目を細め。
そこまで命知らずじゃないと首を振り。

「またあの時みたいにやるつもりだったろ……
あれは社会的に死ぬから本気でやめてくれよな」

悔しそうな顔に勝ったのだが何故か罪悪感。
先に行ってしまった後ろを慌てて追いかけて。

「そう言えばどういうのを探してるんだ?」

劉 月玲 > 「えー、どうだかー。
しょーいち、手が早いし―」

ぴょんこぴょんこと髪の毛を揺らしながら店の中を歩き回る。
話半分、探し半分といった感じ。

「んふふ、まぁ近いうちはやめといてあげるけどー。
探してるのはこんなやつ」

スマホを取り出し、チャイナ風のワンピース画像を見せる。

葉山翔一 > 「それを言うとシャオリンも結構無防備だぞ」

それなりに利用はするが滅多に来る事のない女性向けの商品の中を少女を追いかけて歩き。
どっちもこっちな事を言いながら珍しそうに見て。

「忘れた頃でもやめろよな……捕まったら面倒なんだぞ。
そう言うのか……シャオリンにはよく似合うな。
それなら……こっちだな」

見せられた画像に何処だったかと考えこみ。
場所を思い出せば、こっちだと今度は先導して歩き出し。
見せられた画像のようなチャイナ風のワンピースやチャイナ服が置かれたエリアに案内する。
すぐ近くが下着売り場なのは気にしないことにして。

劉 月玲 > 「わたしは~、わざとだもん?」

なぜか疑問形、語尾を上げて答える。
言い切ろうとしたが、ちょっと自分でも無意識に疑問になってしまったようだ。

「だいじょーぶだいじょーぶ、しょーいちが捕まったら『無理やり連れ込まれて…』って証言しとくから」

ケラケラ笑いながらワンピースが置かれているエリアの服を探る。
あれでもないこれでもないと探し。

「あ、こんな感じのとかどう?」

自分の体の前に持って、画像とにたようなワンピースを見せる。

葉山翔一 > 「つまりはワザと食われたと?」

そっちの方がスケベじゃないか?と言いかけたのを堪え。
それなら仕方ないというように頷いて表情を隠して。

「余計に悪いだろうが!二級生徒を脱したのに今度は少年院だろ…」

笑い事じゃないと肩を思いきり落として息を吐き。
流石にどういう色やデザインを探しているかまでは分からずに探す姿を眺めて。

「それか……んー……悪くないんじゃないか?」

体の前にあわされた画像のようなワンピース。
上から下と何度か見返し、悪くないなと親指を立てて。

劉 月玲 > わざと、という言葉にはとりあえず物理(拳)で答えておく。
横っ腹を狙った一撃だ。

「あははは、捕まっても大丈夫だよ。
わたし長生きだから、ずーっと待ってられるよ?」

数十年は軽い軽い、なんて変な感覚を見せつつ。

「悪くない?
んー……、可愛くない?」

ずいっと近づいて、もう一度お言葉を求める。

葉山翔一 > 勝ったと思った油断。
横っ腹への不意打ちな一撃を受けて悶絶してしまい。

「最初の数日で捕まった事、忘れたって落ちが付きそうなんだが…。
お前…時間の感覚が少し違うって言ってただろ?」

流石に何十年も入ることはないが、出てきたら何処に行ってたのと言われそうだと。

「可愛いぞ。可愛いけどな、普段のって言うか今の服装も可愛いだろ。
だからな、はっきり言っていいかどうかって悩んだんだよ」

近づかれて問い詰められると似合ってる事と、可愛いと断言しなかった理由を口にし。
降参というように軽く両手を挙げて見せる。

劉 月玲 > 「……。
そんなこと……ないよ?たぶん……。
……たぶん」

どんどん小さくなる言葉。
ちょっと自信持てない。

「ん、じゃあ許す。
店員さーん」

満面の笑みを浮かべながら、走って服を持ってレジへ。
大変満足げな顔をしていた。

葉山翔一 > 「………自身がないなら素直にな?
あんた誰?がなけりゃまあ許すけどな」

どんどん小さくなって言う声に視線に呆れの色が強くなり。
忘れなければまあいいかということにして。

「似合うから断言できないっていうのもあるんだぞ。
ちょっと高いからそこは気を付けろよ?」

満面の笑みでレジへ向かっていく後ろについていき。
少女がレジに到着する前に店主が見えれば軽く手を合わせて頼み込むしぐさ。
知り合いだから負けてくれと頼み込んでおいて。

劉 月玲 > 「……流石に人を忘れることは……ないから大丈夫、だよ?」

うん、これだけの付き合いをしてるから忘れないハズ。
いやほら、未来の事はわかんないし、とは言い逃れ。

「ん、ちょっと高かった~。
でも可愛い服だし仕方ないかも」

レジから帰ってきて、レジ袋ごと服を抱きしめてる。
満面の笑みを浮かべながら服を抱きしめ、ついで葉山にも近寄り。

「それじゃ、しょーいちの家にいこっか♪」

決定事項のように言う。

葉山翔一 > 「それで忘れてたら…流石に凹むじゃすまないぞ…」

自分で言うのもなんだがそれなりな付き合い。
これで綺麗に忘れられるとダメージは相当なものになると。

「だから高いって言っただろ?
探し物があって満足して貰えたなら案内した甲斐があったよ」

レジ袋に入った服を抱きしめる姿を見ると、店主に小さく頭を下げ。
満面の笑みで近寄ってくれば次は下着を見に行くというのかと身構えたが。

「俺の家か?まあ、いいか。
よし、行くか」

決定事項のような言葉にまあいいかとして。
こっちだぞと店を出れば一度大通りに戻り、別の路地へと案内して。