2021/05/22 のログ
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ラヴェータ > 夏が近いこの時期の黄昏時はほかの時期と比べても比較的遅い時刻となる。
その時間すらも回り、陽ではなく灯が街を白昼の如くたらしめる晩刻。
常昼の街に毛並みと布地による白黒のコントラストが目に付く異物のように紛れ込む。
待ちゆく人々がつい一瞬目をかけて通り過ぎる街の一角で静かに...口をもごもごと動かしながら佇む少女。
その表情は見られていることも自身がなじまない存在であることも意に介さない満足げなもので。

「どの世界もこのような街は飽きんな。何度訪れても新たなものに出会える。
しかもそれが当たりともあれば..自然と頬も緩むというものだ」

今しがた食べ終わった肉に刺さっていた串を片手の指に挟みぶらつかせながら咀嚼を終え口内を空にする。
先ほどまで食べていたものは所謂ゲテモノといったたぐいのものであったのだが、何事も挑戦であるという言葉がある通り、どんなものであっても食ってみることが大事である。
ぶらつかせていた串からそのまま手を放し、串をその場...ではなく自身の影の中に落とす。
その様子は傍から見ればいわゆるポイ捨てというものである。
見られていれば勘違いされたとしても仕方がないというものであるが...

ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ご案内:「歓楽街」からラヴェータさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」にラヴェータさんが現れました。
ラヴェータ > ...狙いがわずかにそれたか、良くない風か。
何れにせよ影を外れて地に落ちた串が音もなく、転がる。
表情の感情は変えぬまま僅かに眉を顰め、足を小さく動かして串を影の中へと蹴落とす。
背を預けていた壁より足を進め、耳を立てて周囲を探る。
特段何かを探しているわけではない。
風紀の任務でここを訪れたわけでもなければ、探しているのはトラブルや祭りではなく、先ほどのようなB級グルメの類。
まあ要するに美味いもの。
自らの食欲に忠実に次を探すべく足を前へと進めていく。
耳を動かし、時折鼻を小さく動かしながら。