2021/10/28 のログ
アストロ >  
「アストロでいいよ。そっちのが楽でしょ。
 それでぇ?待ってあげるよ、出来るもんならぁ」

ニヤニヤの表情で煽り散らす。
その5秒後。

「はいブッブー。残念でしたぁ~」

にししと笑いながら指でバツを作って突きつけた。
心底見下した、舐め腐った目だ。

クロロ >  
「ダァァ~~~~ッ!!」

頭を抱えて大声を上げた。
割と理不尽だったけどそれはそれとして悔しい。

「時間制限とか聞いてないンだが!?
 テメェ相変わらず舐めやがッて……二度とシャバの空気吸えなくしてやンぞテメェ!?」

睨む睨む。
煌々と黄色の瞳が睨んで見下ろしている。

アストロ >  
「……別に待っててもいいけど~?どうせ出てこないでしょ?」

頬に指を添えて、考える仕草の後、手を開く。パー。

「あは、何を言っても遠吠えだよぉ?
 なんだっけぇ?"オレ様に学力でも勝てると思ッてンのか??"だったっけ?」

言い方を真似る。煽りがいつもよりも激しいかもしれない。

…変わらずニヤついた目が見据える。
髪の色は違えど、少女の目の色は変わらない。

クロロ >  
「で、出てくるが???……いや、まァ、今日は調子が悪いッつーか……」

負け犬の遠吠え、その通りだ。
実際ぐうの音も出ないほど覚えていない。
興味のある事以外覚えれないタイプな所はある。

「テメェマジで調子乗ッてッとどうなるかわかンねェぞ???」

相変わらず人の神経を逆なでするのが美味い。
イライラと怒りを露わにしながら凄んでいくも、噴き出すように表情が崩れた。

「……チッ、元気そうだから調子出て来たわ。
 今日の宿は決まッてンのか?つーか、学生ゴッコしてンなら寮にでもいンのか?」

思わず、笑ってしまう程に気が抜けた。

アストロ >  
「ホントかなぁ~」

無いのが分かっているのでマウントしていく。

「だから言ったじゃん、私は平気ってー。
 
 ……偽造学生証じゃ寮は取れなかったよぉ。
 この辺のやっすいホテル適当に入ってる感じ」

例えばアレ…と適当に指差す。その先にはなんだか怪しいホテルがある。

「なーに?泊めてくれるの?」

クロロ >  
「…………」

黙った、沈黙は肯定である。

「ウルセーな。なら一々心配かけンな。
 ……アー、やッぱムズいンか。便利じゃねェよなァ」

曲がりなりにも二級学生。
同じく部屋は無い。と言うよりも体質上住めるかもあやしい。
指差す方向の目を向ければ、軽く首を傾げた。

「アァ?別に泊めてやるけど、アソコがいいンか?」

今一何が怪しいのかはわかっていない。

アストロ >  
「まぁ連絡入れなかったのは悪いと思うけど、方法無かったし……」

ちょっとしおらしくなる。これもわざとらしいが。

「ううん、別にどこでもいい……というか
 あそこはサービス微妙だから別のとこが良いな。
 あっちとか」

ちょっと高そうなホテルを指差した。

クロロ >  
「……通信魔法ぐれーなら教えてやるけど?」

同じ魔法を使える相手としか通信できない限定的なものだが
便利だし、魔力を感知されない限りは足も付きづらい。

「ケータイがいいッつーなら後で買ッてやるよ。
 ……アー?何処でもいいッつの。ホラ、とッとと連れてけよ」

「金なら今はある方だからよ」

余りサービスにもこだわりは無い。
クロロは寝れればそれでいい。

「アー、出来ればベッド二つな。今日まで争うのはダリーし」

アストロ >  
「通信魔法かー。知ってて損はないかな。
 あと、ケータイはあるよ。ライア名義だけどね」

チープな感じの端末を見せた。

「あ……そうなんだ。本当に余裕なんだね…」

ベッド2つと聞いて、ちょっとだけ残念そうにする。
しかしすぐに切り替えて。

「よし、じゃあとっとと行こ?部屋取れなかったら嫌だし」

対策をしてから、おもむろに手を引く。

クロロ >  
「なら連絡先教えろよ。ホテルでいいわ」

とりあえず連絡先位は知っておかないと困る。
適当にポッケから出した携帯をクルクル手で弄ぶ。
所謂プリペイドタイプみたいなものだ。

「……ンだよ、そンな残念そうにする事か?
 ッて、オイ!引ッ張んなッて!」

そのまま引っ張られるままにホテルへと向かう二人。
とりあえず一晩二人で過ごす事になるが、無事に終わったかは神のみぞ知る。

ご案内:「歓楽街」からクロロさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」からアストロさんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に葉山翔一さんが現れました。
葉山翔一 > ハロウィンまで後少しとなったこの頃。
歓楽街もハロウィンに向けた飾りや気の早いものが仮装をして歩いているのが目につく。
そんな光景を眺めては適当に目的もなく、もし何かあればそちらに向かうのも面白いかと考えて歩く。

「書き入れ時といえばそうなんだが…気が向かないんだよね」

去年ならばこれ幸いと商売に励んだが今はそんな気分ではなく。
ポケットに手を入れ若干猫背な姿勢で行き交う人にぶつからないように身をそらし、
後は時折に店の前などで足を止め眺めては適当にぶらぶらと歩いて。

葉山翔一 > そうして歩み去っていく
ご案内:「歓楽街」から葉山翔一さんが去りました。
ご案内:「歓楽街」に神代理央さんが現れました。
神代理央 >  
風紀委員の制服を着ていない時の方が、都合が良い事もある。
…とまでは言わずとも。落第街や歓楽街では流石に目立ち過ぎる制服姿よりも
私服の儘でいる方が静かに過ごせることもある…というくらいだが。

「……まあ、今更酒だの喫煙だので注意されても、というところではあるが」

歓楽街の片隅。比較的単価が高い事で知られるその店は、単価に見合ったサービスと客層でお気に入りの一つ。
奥のテーブル席。其処に陣取った少年は、珍しく軽めの果実酒を傾けながら、最近火をつけていなかった煙草を咥える。

「…そろそろ、アレも無くなる頃かな」

一時的に気分を高揚させる"香り"の煙草。
郷愁に浸る朝食の香りを満たす香。
どちらも、もう残りは少ない。
だから仕事が捗らない――と言う訳でも、無いのだが。

神代理央 >  
まあ非番なので私服姿ではあるが、別に仕事が無い訳ではない。
時折グラスを傾けて酒精を満たしながら、タブレットを操作して特務広報部の予定を確認したり設定したり。

落第街への摘発任務は継続。
炊き出しの護衛や支援活動も継続。
必然的に部下の面々はそこそこ忙しい日々を送る事になるが…まあ、暇よりはマシだと思って欲しい。

「偶には息抜きさせてやっても良いが…別に給料はきちんと渡しているのだから、休日に羽を伸ばすくらいは怒らないんだがなぁ」

流石に落第街は兎も角。
歓楽街のカジノで遊び倒すくらいは、私生活が乱れなければ許してやろうとは思っているのだが。
委縮されているのかな、と少しばかり悩み顔。

ご案内:「歓楽街」に比良坂 冥さんが現れました。
比良坂 冥 >  
「………」

じー…、っと
昏い視線がその少年の背を追いかけていた

たまたま見かけたのか、ずーっと尾けていたのか
定かではないがささやかな尾行はお高い店に入られることで途切れて

さてどうしよう、と店に入ったところで佇んでいると店員が「ご入店ですか」と声をかけてくる

そういうつもりじゃなかったんだけどな、と少し困り気味であった

神代理央 >  
騒がしい、という程でも無いにせよ。
さして広い訳でも無い、高級感を売りにした店内で、そんな言葉が入り口から漏れ聞こえれば、全てが聞こえずとも何か揉めているのかな程度の気配は察するだろうか。

残念乍ら店内に至るまで終ぞ少女の視線に気付かなかった少年は、其処で漸く何事かと様子を伺う為に立ち上がる。
風紀委員としての仕事になるかもしれないし――

「……冥?どうしてこんなところに。
…ああ、いや。私の連れだ。彼女は、この店は初めてでな。
私と同じ席で構わない。何か適当にノンアルコールと軽食を見繕ってくれ」

と、少女と、少女に声をかけていた店員に言葉を投げかける。
店員が応じれば、其の侭少女の傍に歩みを進めて。

「…こういう店に興味を持つのは分かるけど。
冥が来るには、少し早かったんじゃないか?」

くすり、と笑みを浮かべつつ。
自分の席まで少女の手を引いて案内しようとするだろうか。

比良坂 冥 >  
「……えと」

口籠っていると、店員へと声が掛けられる
助け舟のように渡された声は当然のようによく知っている声で…

「……あ」

そちらに視線を向けると、少年…理央が此方へと歩いてくるところだった
見つかってしまったことにほんのりバツの悪そうな顔をしていたが、
なんとなくその助け舟に嬉しさを感じてほんのりと頬を染める

「……道で見かけて、着いてきたんだけど。こういうお店だって知らなかったから。ありがとう…」

言葉を返しながら、差し伸べられた手をとる
ひんやりとした手。往来はもう冬の準備が始まった頃だろうか

「……理央と私、年齢そんなに違わなくない?」

まだ早い、という笑みには僅かながらむすりとした表情を見せて
それでも素直に手を引かれ、ついていくのだけれど

神代理央 >  
「…声をかけてくれればいいのに。今更、街で出会って照れるような関係でもあるまいし」

くすくす、と浮かべる笑みが少しだけ大きくなる。
普段見掛ける事のない、バツの悪そうな少女の表情と、ほのかに染まったその頬に。
穏やかに、少しだけおかしそうに。くすくす、と。

「経験値、というものさ。
これでも、家柄だけは御立派なものだからな。
必要が無くても、こういう場所には冥よりも慣れたりもする。
…だから拗ねるな。私も、少し意地悪だったよ」

夏から秋へ。秋から冬へ。
そんな外気の冷たさを纏った様な少女の手を、温める様にしっかりと握り締めながら。
席へ誘いながら、少しだけ浮かべる苦笑い。

「…ほら、ここ。好きなところに座ると良い。
温かい飲み物の方が良かったかな。適当にジュースでも、と頼んでしまったけど…」

広くは無いが、狭くもないテーブル席。
テーブルの半分を囲む様にU字型に設置された柔らかなソファに彼女を促しつつ。
自分も、真ん中よりの場所へと腰を落ち着けようか。